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レオナルド・ディカプリオ制作の環境ドキュメンタリー映画『The 11th hour』がスゴイ

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© Warner Independent Pictures. No other uses are permitted without the prior written consent of owner. Use of the material in violation of the foregoing may result in civil and/or criminal penalties.

映画俳優のレオナルド・ディカプリオは普段からハイブリッド車に乗っていたり、家にソーラーパネルを備え付けていることでも有名な環境保護活動家でもある。そんな彼が製作・出演を務めたドキュメンタリー映画が8月24日、サンフランシスコで公開され、現在全米を巡回中だ。タイトルは『The 11th Hour』。11th Hourとは世界を変えることのできる最後の時(瞬間)という意味だそうだ。

映画のポスターがこちら。ブーツで地球が踏まれてカタチが変わっている。

本作はディカプリオがナビゲーターとなって、私たち人間の生き方、いかにして私たちが地球の生態系に影響を与えているか、そして私たちの文明が向かっている方向を変えるためになにができるのか、ということについて探求する映画である。インタビューされるのはソビエト連邦前大統領のミハイル・ゴルバチョフや、有名な科学者であるスティーブン・ホーキングに加えて50以上もの一流の科学者、思想家、そしてリーダーらが出演し、人類と地球が直面する最も重要な問題について議論する。

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筆者の意見も交えて、どんな映画かを紹介しよう。

映画の前半では今や当たり前ともなっている現状〜絶滅しゆく動植物、枯れる湖、森林破壊、地球温暖化により急速に溶けている極域の氷など〜が映像で紹介される。次から次へとこのような映像が流れる様子には、私たちが直面する問題を眼の前に突きつけられるようで、鳥肌が立った。そして科学者や活動家へのインタビューを通してさまざまな研究結果が提示され、環境破壊を促進する現在の経済活動について警鐘を鳴らされる。ある海洋学者は海洋がすでに壊滅状態にあり、大きな魚は90%も減少した、ということを淡々と話したのには驚いた。

この映画で科学者や研究者などが提示する問題はあまりにも大きいが、同時に、このどうしようもないように思える現状にも希望はある、と強く訴えている。それを解決する方法や現在行われているさまざまな活動も一部紹介されている。問題の原因が人間にあるのならば、人間が行動することで解決していけるんだ、という明るい未来への兆しの見える映画だった。

YouTubeにも予告編がアップされているので、観てみてほしい。

それにしても、なぜディカプリオはこの映画をつくったのだろうか? 彼は小さい頃から自然に対して強い興味を持っていたが、10年前にアル・ゴア元米国副大統領から地球温暖化の話を聞き、環境問題へ強い関心を持つようになったという。俳優である自分がこのような環境問題を扱う作品に出演することにより、若い世代の人たちにもこの問題への関心を持ってもらえることを願って、この映画を制作したとのことだ。

この映画、日本では2008年7月5日に公開予定だ。もしアメリカに行く機会があったら、ぜひ映画館に立ち寄って観てほしい。この映画は、重大なメッセージと希望を私たちに見せてくれる映画だ。

11th Hourとは世界を変えることのできる最後の時(瞬間)という意味。この最後の時、つまり今、あなたは生き方を変えることができますか?

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