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アイルランド人とともに食べる「ふだんの夕食」

ただいまアイルランドで英語の猛勉強中、タカヤマエミです。玄米中心の日本食を続けて20年のアイルランド人、Shaneの家でおいしい晩ご飯を頂いてきました。

Shaneのインタビュー後、なんとShane宅で夕飯をいただけることになりました。彼の家はシティーのど真ん中にありながら、森の小屋のように、ひっそりとした心地のよい空間です。

夕飯ができるまでの間、Shaneお手製の漬物や、「クッキングアップル」のジャムをいただきました。クッキングアップルというのはアイルランドにある料理用のりんごで、そのままではかなりすっぱいので肉料理のソースやお菓子によく使われるそうです。

その日のメインメニューは日本食ではなかったのですが、そらまめのチリスープと「キノワごはん」でした。スープはもちろん野菜たっぷりでおいしかったのですが、私が感動したのはキノワごはんです!

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左がスープ、右がキノワごはんです

キノワ(quinoa)はアンデス産の穀物で食物繊維やアミノ酸がたっぷり入っているそうです。見た目はクスクスのようですが、炊くと水をよく吸うので、こんなに大きくなるの! というくらい膨らみます。そのままでは少しくせがあるので、Shaneはスープストックを混ぜて炊き上げていました。なんといってもプチプチした食感がたまりません。きっといちど食べるとやみつきになると思います。私は日本でみたことがなかったのですが、アイルランドのオーガニック食品店では、一週間ふたり分の量で3ユーロ(約450円)程でした。このくらいの値段なら高くはないし、なによりおいしいので続けやすいと思います。発見したらぜひ食べてみてください!

最後に、アイルランドといえばギネスビールですが、意外にもギネスは栄養がとても高く、原料や水にもこだわっているので体にとてもよいそうです。昔は病気をしたあとの栄養摂取のためにもよく飲まれていたそうです。少し癖はありますが、同じビールを飲むなら栄養たっぷりのギネスを飲んでみるのはいかがでしょうか。それにしても本場のギネスはおいしいですよ! アイリッシュパブで飲むギネスは最高です。

ではでは、次回はアイルランドのごみ問題について書きたいと思います。