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世界のワークキャンプから(5)

日本編
「有機農業の町」で知られる宮崎県綾町で、10日間のワークキャンプを体験した氏原由実さんのレポートをご紹介する。

宮崎県綾町は人口7,500人のうち農業従事者が36%を占める、知る人ぞ知る有機農業の町。昭和63年には全国初の「自然生態系農業の推進に関する条例」を制定し、農作物の安全性と自然環境に調和した農業を町全体で推進している。見渡す限りの田園風景、満天の星空、温かい人たちなど、魅力たっぷりの町。

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今回私が参加した国際ワークキャンプは、NICEと綾町の実行委員会との共催により、国際的視点からの地域活性化と、住民や子どもたちの国際的な感性を育むことを目的にしている。スイス、韓国、アメリカ、日本から集まった11人の国際ボランティアは町の人々にまじって、農作業の手伝いをはじめ、地元の子どもたちやお年寄りとの交流、雛山祭りではお餅屋さんを出店した。

参加したボランティアたちはみんな、農業に関心があり、農業勉強会では、綾町で農家をやっている方の話に熱心に耳を傾けていた。綾町での有機農業の始まりや、有機農業の苦労や問題点など、普段聞くことのできない農家の本音を聞くことができ、とてもいい機会だったと思う。私たちはあらためて農業の大変さや食物のありがたみを知ることができたからだ。食についての考えを見直して、私たちができる身近なところから、「食べものを無駄にしないようにしよう!」と決めて、毎日の食事に気を使うようになった。

毎日、農家の方々が、たくさんの野菜や果物の差し入れを下さって、毎日新鮮でおいしい野菜を食べることができた。野菜サラダ、野菜の具たっぷりの鍋、野菜炒めなど、ハードスケジュールを毎日元気にこなすことができたのも、栄養満点のお野菜のおかげだ。

綾町の魅力は人と人との温かい繋がり。知らない人でも道で会うと「こんにちは」と笑顔で挨拶が飛び交う。子どもたちは人懐っこくて、「おんぶおんぶーっ」と飛びついてくるし、お年寄りもステキな笑顔をされていた。都会では味わえない人の温かさに、私は心から癒された。

本当に魅力満載の綾町、この国際ワークキャンプに協力してくださった綾のみなさん、実行委員会のみなさん、ボランティアのみんな、本当にありがとうございました! また訪れたい、というよりも帰りたい、綾町はそんな町なのだ。