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日本シュタイナー学校協会主催アジア・ヴァルドルフ教員会議2015（AWTC2015） 開催記念
芸術的な教育を通し、全人としての子どもを育むシュタイナー教育（ヴァルドルフ教育）は、世界に1000校を数えるまでに広がり、中でもアジアでの需要が近年急激に伸びています。
2015年春、AWTC(アジア・ヴァルドルフ教員会議）が、相模原市のシュタイナー学園を会場として開かれることになりました。この会議には、アジア各国から約400名の教員が集い、その研修のため経験豊かなシュタイナー教育の専門家がヨーロッパ他からも多数来日します。
開催を記念し、スイス・ドルナッハの教育部門代表フロリアン・オズワルドならびにクラウス・ペーター・ロー、そして教育芸術友の会の代表ナナ・ゲーベルの三氏による、「世界に広がるシュタイナー教育」と題した公開講座を行ないます。
シュタイナー教育の根本理念や、各国での最新情報など、多くの方々に楽しんでいただけると思います。お気軽にご参加ください。（通訳つき）
【日時】
2015年4月28日(火) 午後2時〜5時
【講義詳細】
第1部「シュタイナー教育の根本理念」2:00～3:20
講師：フロリアン・オズワルド、クラウス・ペーター・ロー
講師より：シュタイナー学校やシュタイナー幼稚園の教育は、全人としての子どもの人間性に目を向け、卒業後も生涯に渡って、開かれた心と態度で力を発揮できるよう育てることを目的としています。知力や知識を与えることだけが教育ではなく、その子自身を、生き抜くための魂のエネルギーと意志につないでゆくことを目指します。シュタイナー学校の教員たちは、このような高い理想のもと、子どもをよく観察し、幼稚園から高校までの様々な発達段階ごとの成長を認識するべく努力しています。
第2部「世界に広がるシュタイナー教育の現状」3:30～4:30
講師：ナナ・ゲーベル
世界の様々な国におけるシュタイナー学校の誕生とその運営を支えてきた「教育芸術友の会」のナナさんに、シュタイナー学校運動の広がりとその現状を、スライドを交えて報告していただきます。
第3部 質疑応答 4:30～5:00
(帰路は、学園前5:32発の藤野駅行バスをご利用になれます）
【講師】
フロリアン・オズワルド Florian Osswald
スイス出身。プロセス工学を学んだ後、スコットランドのキャンプヒル組織内の治癒教員養成を経て、スイス・ドルナッハの教員養成研究所に通う。ベルン・ルドルフ・シュタイナー学校高等部で24年間、科学と数学の教師を務めるとともに、教育学の指導教授として国際的に活動する。2011年の初め以降、クラウス・ペーター・ロー氏とともにドルナッハにあるゲーテアヌムの精神科学自由大学教育学部門を先導する役割を果たしている。
クラウス・ペーター・ローClaus-Peter Röh
1955年12月15日生まれ。教育学を修めた後1983年から、ドイツ・フレンスブルグのシュタイナー学校にて、クラス担任、音楽、宗教の教師として働く。フレンスブルグの教育大学にも勤務したほか、ドイツでのさまざまな教員養成セミナーで講座を行う。1998年から、ドイツの教育セクションの中心グループの一員となる。2010年9月、スイス・ドルナッハのゲーテアヌム教育セクションに加わる。2011年1月からゲーテアヌムの精神科学自由大学教育セクションをフロリアン・オスワルドとともに導いている。
ナナ・ゲーベル Nana Goebel
プフォルツハイム・シュタイナー学校卒業。1974～80年古典考古学を研究。1976年教育芸術友の会を共同で創設し、78年より理事、96年からは代表を務める。1983～86年スイス・ドルナッハのゲーテアヌム国際ユースワーク、1987～96年ドイツ・ボーフムのGLS銀行、1989年～2011年ボーフム公益信託オフィス理事。1993～96年ヨーロッパ自由への教育フォーラム創設理事。1993～2006年「魔法の指─南東ヨーロッパの子どもへの人道支援組織」創設理事、2002年～08年ドイツのアントロポゾフィー協会理事。2003～08年同協会事務局長。2007年より現在までIAO理事。2008年よりハーグサークル（シュタイナー学校国際会議）メンバー。
【会場】
学校法人シュタイナー学園 名倉校舎
【住所】
神奈川県相模原市緑区名倉2805-1
【参加料】
入場無料
【申込み先】
インターネット申し込みフォーム
Fax：042-687-5540
[AWTC公開講座希望]、お名前、ご連絡先、来校の交通手段を明記下さい。（4/21までにお申し込みください。）
【定員】
180名(18歳以上)