私たちが毎日着る洋服は、どのように作られているのでしょう？

2013年4月、バングラデシュの衣料品工場で1,000名以上の労働者が犠牲となる建物倒壊の大きな事故がありました。安い服を求める消費者、多国籍なファストファッションブランドの生産過程で、一番立場の弱い末端の労働者にしわ寄せが行ってしまった結果です。

その対極とも言えるのがつくる人も、着る人もハッピーになる服作りを目指すフェアトレード。 2013年5月、ブラジルのリオデジャネイロで行われた世界フェアトレード機関（WFTO）の総会で、新しいフェアトレードの認証システムが誕生しました。フェアでサステナブルな生産過程の透明性をさらに高め、第三者認証を受けたフェアトレードのマークを商品ごとにつけるしくみです。

このイベントではフェアトレード専門ブランド「ピープル・ツリー」代表のサフィア・ミニーがLee Japan株式会社の細川秀和氏を迎え、アパレルのサプライチェーンで起こっている問題とその問題への取り組みについてお話します。

ゲストの細川さんは、オーガニックコットンなどの生産者の支援につながるウガンダやインド、東北のオーガニックコットンを使ったジーンズの生産など社会的プロジェクトにも積極的に取り組んでいます。モデレーターはフリーアナウンサーで、フェアトレードやオーガニックについて広める末吉里花さん。

前回の様子