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【イベント】6/8(水)green cinema Harajuku@グリーンズオフィス『七転び八起き』&『ハーフ』2本立て!上映会+シネマダイアローグ

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green cinema Harajuku館長の石村です。

社会的なテーマを扱った映画をソーラー発電の電気で観て、その映画についてみんなで話そう!という「green cinema Harajuku」の4回目、毎回ゆるい雰囲気でやっております。

前回の『パワー・トゥ・ザ・ピープル~グローバルからローカルへ』は、自然エネルギーについての映画でソーラー上映には最適でしたが、同時に協同組合もテーマになっている作品で、小さなコミュニティというものが、これから持続可能な社会を作っていくためには必要なんだという話になったりしました。このような映画はシングルイシューではない事が多いので、いろいろな話題が出るのもの面白いところです。

さて今回は『七転び八起き – アメリカへ渡った戦争花嫁物語』を上映したくて企画したのですが、上映時間が26分と短く、これだけではさすがに…ということで、トピックとして共通点がありそうな『ハーフ』と2本立てでやることにしました。

『七転び八起き』は、あまり知られていない映画で、第二次大戦後、日本から米国に渡った「戦争花嫁」たちについてという、トピックとしてもあまり知られていないことを題材にしています。しかし、そこには社会がどんどん多様化していく今こそ考えなければいけない問題が横たわっているような気がしています。一昨年の12月にも上映した『ハーフ』は日本に暮らす「ハーフ」たちについての映画です。国際化社会におけるアイデンティティというようなものがテーマになりそうな2本、ぜひお越しください。

『七転び八起き – アメリカへ渡った戦争花嫁物語』

この映画の3人の監督は、3人とも母親が日本人、父親がアメリカ人で、アメリカで育った同年代の女性たち。母親たちは、戦後アメリカに駐留したアメリカ兵と結婚し渡米したいわゆる「戦争花嫁」たちなのです。

この映画は、母娘の対話を通して、彼女たちにとってのアメリカと日本の姿を審らかにしていく作品です。最近、外国で苦労して暮らしてきた日本人を褒め称えるようなTV番組が多く作られていますが、実際に外国へと移り住んだ人たちがどのようなことを思い、その子どもたちは世界をどう受け取っているのか。単なる日本人賛美ではない本当の「国際化」とは何なのかを考えさせられます。

『ハーフ』

テレビで見ない日はないと言ってももいい「ハーフ」のタレントたちですが、現在確実に増えている「ハーフ」の人たちはいじめや差別という社会との関係や、自己のアイデンティティーの問題と戦っています。

この映画は、「ハーフ」の人たちの抱える問題を、4人と1家族を通じて描いた作品。監督したのも2人のハーフの女性です。身近な存在でありながら、彼らが日本社会をどのように捉え、そこからどのような問題が起こりうるのかは、あまり考えたことはないのではないでしょうか。この映画を見ると、彼らは日本社会に内在する「他者」であり、そこにわたしたちが取り組まなければならない問題があることに気付かされます。

今や完全なる多民族国家となったアメリカの70年前と、これから多民族国家になっていくかもしれない今の日本、ここに共通点が有るかどうかはわかりませんが、確実に国際化が進む中で、文化や民族の違いが様々な軋轢を生んでいることは確かです。

その軋轢が、憎悪や対立、差別を生んでしまっている現状を、どう乗り越えればいいのか、この2本の映画がそのヒントになればいいなと思います。

イベント概要

日時
2016年6月8日(水) 19:30~22:00

内容
・映画『ハーフ』(87分)の上映
・映画『七転び八起き – アメリカへ渡った戦争花嫁物語』(26分)の上映
・参加者によるシネマダイアローグ

◎定員
先着15名

◎参加費
1000円

◎参加方法
下記「申し込む」ボタンから、申し込んで下さい。

◎お願い
事前決済にご協力お願いします!

◎会場
グリーンズ オフィス
東京都渋谷区神宮前2-19-5 アズマビル1階
(Google Map)

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