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世界のネコちゃん大集合!
ロンドン発、ネコ版Googleマップ「Cat Map」

Photo by Yukiko Matsuoka

Photo by Yukiko Matsuoka

ネコは、イヌと人気を二分する、代表的なペット。一般に、イヌに比べ、自由で気ままな性格といわれていますが、そんなクールな立ち振る舞いだけでなく、ときどき飼い主さんに無性に甘える“ツンデレ”ぶりも、ネコ派にとっては、たまらない魅力なのかもしれません。

ではいったい、世界のどこに、どんなネコちゃんが暮らしているのでしょう?英ロンドンで、世界中のネコをオンライン地図にマップ化するプロジェクト「Cat Map」がスタートしました。

「Cat Map」は、2013年3月、ロンドン動物園を運営するロンドン動物学会(The Zoological Society of London・ZSL)によって開設されました。ロンドンのみならず世界各地に生息するネコのデータを、オンライン地図に収集しています。

Googleマップと似たインターフェイスで、データの登録や閲覧・検索がシンプルに操作できるようになっています。もちろん、ネコの飼い主さんなら誰でもデータ登録が可能。公式ページの上部にある「Add your cat」をクリックすると、右側に登録画面が表示され、ここに、ネコの画像をアップロードし、名前・住所・性別・毛色・年齢などを入力するだけでOKです。すでに、欧州・北南米・アフリカ・アジアなど、世界各地から、9,000匹以上のネコが登録されています。

greenz/グリーンズcatmap2
http://sites.zsl.org/maps/catmap

また、このプロジェクトには、ネコデータの収集のほか、もう一つの目的が秘められています。それは、「飼い猫と同じネコ科であるスマトラトラが、絶滅の危機に瀕している」という現状をより多くの人々に伝えること。2013年3月22日から、ロンドン動物園の新エリア「Tiger Territory」でスマトラトラのカップルが一般公開されるのを機に、ユーザ参加型のマッププロジェクト「Cat Map」を立ち上げ、「家庭で愛情たっぷりに飼われているネコと同様、スマトラトラという“大きなネコ”も、世界全体で保護していこう」と訴えています。

「Cat Map」は、不特定多数のユーザが参加するクラウドソーシングを活用し、世界中に点在するネコのデータをオンライン地図に集約していることもさることながら、ネコ科という共通項に着目し、身近な飼い猫と普段あまり馴染みのないスマトラトラを関連づけ、絶滅危惧種保護の啓発につなげている点が秀逸だと思います。

日本のネコオーナーさんも、ぜひ、自慢のネコちゃんを「Cat Map」に登録してみてはいかがでしょうか。