「働き盛り」の年頃は自分で決めればいい。greenz.jp 副編集長のコラム「僕が2017年、一番大事にしていること」

「働き盛り」というのは、日本語の中でも、かなり大嫌いな言葉の一つです。

よく「コウタくんは、今、働き盛りの年齢だね」と言われますが、その声かけに悪意はなくとも、受け取った僕は気分を害してしまいます。

まわりにいる外国語圏の人と話してみたら「働き盛り」なんて考え方がそもそもない。仮に英語だと何ていうんだろう……無理やり、なんかフレーズはつくれるだろうけど、、、ということでした。

最近も、とある英語の記事で読んだんですが、日本へ観光しに行くことは最高だけれど、あの労働社会に自分の身を置いて暮らすのは到底考えられない、という外国人は多いそうです。実際に、隣に住むイギリス人の友だちも、口癖のように日本の労働時間の長さと過酷さを愚痴っていたり。

で、何がいいたいかというと、もしかしたら今月32歳になる僕は、社会一般的に働き盛りの年齢層なのだろう。でも、たとえ誰に言われようが、今、この2017年夏、僕は働き盛ろうとは1mmも思わない、ということですね(笑)

仕事が楽しい時期は、十人十色。年齢層という無理矢理の区別で、「働き盛りだから頑張れ」というのは、あまり良い考え方だとは思えない。何のメリットも生まない。そう思うのです。

「働き盛らなきゃいけない」というmustの考え方では、人は社会を前進できません。
「働き盛りたい」という考え方にいる人が、未来をつくるんです。

ちなみに、僕の働き盛りは今まで2度あって、2007年・2008年に音楽の仕事で。2013年〜2016年に編集の仕事で。仕事が楽しかったから、恋愛なんて一番プライオリティが低かったし、寝るのももったいないぐらい仕事を楽しんだから、ぐんと「仕事人」として成長できた時期です。

しかし一方2017年は、先にも書いたように働き盛るつもりはない。そうではなく、自分自身、そして自分が大事にしたい人の幸せを何より優先したいと思い、そんな活動ペースにしています。

とはいえこれも、僕の「仕事」なんですよ。人生を美しくする、という一番大事な。

社会一般的に働き盛りの年齢だとしても、現在の幸せと未来のために正解だと思うなら、お金を稼ぐという意味での仕事よりも、恋愛やマイプロや家族を大事にしていいはず。仕事が楽しくなれば、年齢関係なく、自分が働き盛りたくなるので、そのときに精一杯やればいいのではないでしょうか。

だから最近は、「今日はこの辺で仕事をやめよう」とストップさせることを大事にしています。そして同僚が僕に甘えて頼んでこないように。僕に甘えていいのはパートナーと家族だけ。仕事仲間は頼ってくれるのはいいが、”甘え”られたら困るよ、というようなことも意識的に言ってます(笑)

若いんだから働き盛り。
恋愛がんばれ。
勉学に励め。

それでは、多様な人による多様な価値観に寛容な社会はつくれないと思います。たまに立ち止まって、常識とされることに「本当にそうなのかな?」と疑問を持つ人びとが増えてほしい。そしてそんな人が許容される、自分のペースで美しく人生を歩める社会になるといいのですが。