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超人気サッカー選手が知的障害者のオリンピックを超満員にした驚くべき方法って? 2016年3月の人気記事は、こちら!

毎度のことではありますが、今年の3月もgreenz.jp編集部はなかなか慌ただしい月でした。年度末までに公開しなければいけない記事を必死に制作したり、次年度に新たに始まる企画の準備に奔走したり。今年の場合は前月に続き、編集部チームのリビルディングも同時進行でしたから…

でも、そんな苦労の甲斐もあって、過去最高のUU(ユニークユーザー数)を記録! トップ3の記事はすべて20000PVを突破し、今までリーチできていなかった層にもgreenz.jpを知っていただくことができた、うれしい月でした。

そんな3月の人気記事を振り返っていきましょう!


1番人気の記事

「こんな顔になってもファンのままでいてくれる?」超人気サッカー選手が炎上覚悟のSNS投稿で、知的障害者のオリンピックを超満員に! by 丸原孝紀さん

月間PV数:61,431

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サッカー、ラグビー、テニス、そして相撲など、スポーツはいつも多くの人の注目を集め、話題の的になっていますよね。

特に今年はリオデジャネイロでオリンピックが開かれることもあって、スポーツに熱い視線が集まっています。マスコミで派手に報道されるオリンピックやプロスポーツと比べて、どうしても地味になりがちなのが、障がい者スポーツ。

2014年にベルギーで行われた知的障がい者によるスポーツ大会、スペシャルオリンピックスのヨーロッパ夏季大会も、当初はなかなか注目が集まっていませんでした。そんな状況を打破するために「顔を変える」ことを決断したのが、ベルギーの人気サッカー選手、Kevin De Bruyne(ケヴィン・デ・ブルイネ、以下、デ・ブルイネ選手)

この大会の親善大使も務めるデ・ブルイネ選手は、突然自らのTwitterやInstagramで、ダウン症の人の顔を合成した自分の写真を、「こんな風になっても、みんなファンのままでいてくれるかな?」という問いかけとともに投稿しました。(⇒ 続きを読む


2番人気の記事

これは限界集落の一つの未来かもしれない。8300枚の棚田を復活させ、最新型モビリティで走る、岡山県「上山集楽」で始まった自立型集落への道 by 甲斐かおりさん

月間PV数:45,664

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数年前まで雑草に埋もれていた荒れ地に、今では美しい棚田が広がり、四半世紀ぶりに水が張られています。ここは岡山県美作市(旧英田郡)上山地区。かつてこの地に広がっていた8300枚の棚田を復活させようと奮闘しているのが、今回の主役「NPO法人英田上山棚田団(以下、棚田団)」です。

棚田団とは”移住者”と”通い人”から成る集団で、いまや、彼らが行うのは棚田の再生にとどまりません。十数名が上山に移り住み、診療所やカフェを設置、山道の移動にはセグウェイを導入するなど、集落での暮らしを少しずつ改善してきました。

限界集落でもあるこの地区で彼らが目指すのは、電力を自給し、小型モビリティなどを活用して自分たちで交通インフラを整える「独立型の集落」。

日本各地で過疎・高齢化の進むいま、自治体では交通・医療・福祉などの行政サービスを縮小・効率化するために、山間部に点在する人口を地方の都市部へ集約させる、コンパクトシティ化(*1)などの検討を進めています。

(*1)コンパクトシティ:郊外への福祉・公共交通など行政サービスを縮小したり、都市部への移住を促進するなど、行政コストを押さえるために都市に人口を集約させようとするための施策。

しかし何十年も暮らしてきた場所を、日々畑に精を出すようなお年寄りたちが、そう簡単に捨てることができるのだろうか。いよいよ移動手段がなくなったり、水道などのインフラが止まれば退去せざるを得なくても、それは本当に彼らにとって幸せな解決策なのか。もしそうでないとしても、他にどんな未来が?

棚田団の模索する“限界集落の未来”は、今や日本各地に共通する課題です。彼らの取り組みを応援しようと、多くの企業や大学が続々と名乗りをあげ始めています。そして昨年、中山間地域での移動手段をともに考えようと、あの世界のトヨタが棚田団と手を結びました。

いったい上山でどんなことが始まろうとしているのか、見てきました。(⇒ 続きを読む


3番人気の記事

障がいのある一流ショコラティエが、百貨店バイヤーをうならせた! 京都の古い商業団地をリノベしたお店「ニュースタンダードチョコレートキョウトby久遠」 by 村崎恭子さん

月間PV数:20,855

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「久遠チョコレート」の人気商品「京テリーヌ」

みなさんは、お気に入りのチョコレートブランドってありますか? 海外の老舗ブランドのもの、有名ショコラティエのもの…世の中には本当にたくさんのブランドがありますよね。

そんななか今回ご紹介するのは、チョコレートブランド「久遠チョコレート」を製造・販売する京都・堀川商店街の空き店舗をリノベーションしたお店「ニュースタンダードチョコレートキョウトby久遠」。数々のメディアに取り上げられ、誕生してわずか1年半にもかかわらず、大手百貨店のバレンタイン特設会場に出店するほど人気のチョコレート屋さんです。

店を訪れた日は、ちょうどバレンタインシーズンだったため、限定商品がたくさん! 購入してさっそくいただきましたが、京都の食材をつかった上品な味はやみつきになるほど美味しく、百貨店バイヤーをうならせたのも納得です。

久遠チョコレート」の大きな特長は、障がいのある人たちが一流ショコラティエとして働いているということ。その1号店である「ニュースタンダードチョコレートキョウトby久遠」は、京都のリノベーション物件を拠点に、製造・販売を行っています。

「久遠チョコレート」1号店として、このお店の立ち上げを行った吉野智和さんは、かつては福祉施設で働き、「障がい者の仕事」と20年近く向き合ってきました。

「ニュースタンダードチョコレートキョウトby久遠」の成功は、そんな吉野さんのこれまでの活動と、京都の堀川商店街という潜在的な可能性を秘めたエリアとが運命的に出会った結果なのです。吉野さんに、ブランドやお店の背景にあるストーリーをうかがいました。(⇒ 続きを読む


2016年3月の編集長・鈴木菜央のお気に入り記事

100年後に柏原のワイナリーを新しい世界遺産にしたいんや! 「カタシモワイナリー」高井利洋さんに聞く、ブドウ畑とまちづくり by 東善仁さん
 
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菜央 読んでると涙が出てくる記事ってがあるんですが、この記事はには、うるっとさせられました。

柏原の知られざる先人たちがつくってきた歴史もとても興味深いですが、高井さんの、ただワインをつくるだけでなく、まちをつくって、歴史をつくっていこうという高い気概を感じて、感動しました。そしてそれがまわりに伝播し、ムーブメントになりつつある。「まちづくり」をしようとするよりも、よっぽど良い「まちづくり」だなぁ、と。

そんなワインの味は、一味も二味も違うんでしょうね。
(⇒ 記事を読む

みなさんのお気に入りはありましたか?
4月編もどうぞお楽しみに!

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