ISSUE 民主政治

5 months ago - 2016.06.23

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みんなが一体となって動けば、僕らは必要な政府を選ぶことができる。 パタゴニアによる「VOTE OUR PLANET」キャンペーンが展開中!

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Some rights reserved by Theresa Thompson

いよいよ参議院選挙が6月22日に公示され、投票日が7月10日に迫ってきました。みなさんは、選挙について誰かと話したり、候補者の情報を調べたりすることはありますか?

今回は、選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられてから初めての選挙であることでも注目を集めています。一方で、前回2013年の参議院選挙は2010年の57.92%を下回る52.61%。特に20代の投票率は33.37%と世代別の中でも最も低い値となり、(参考:総務省ウェブサイト)「若者の政治離れ」を懸念する声も多く聞かれます。

そんな中、アウトドア衣料品メーカーのパタゴニア社(以下、パタゴニア)では、選挙へ参加することの大切さを伝えるキャンペーンを開催。その名も「VOTE OUR PLANET」。キャンペーン期間中は、選挙に関連したトークイベントを全直営店で開催するほか、店頭でステッカーを配布して「投票しよう」と伝えます。

私たちの愛する自然のために

実はパタゴニアがこうした選挙への参加を促すキャンペーンを展開するのは、今回が初めてではありません。これまでも選挙のたびに、「VOTE THE ENVIRONMENT」という名前でキャンペーンを展開してきました。
 
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でも、なぜこのようなキャンペーンを、一見政治とは関係がないように思える、アウトドア衣料品メーカーが展開しているのでしょうか。

パタゴニアの環境プログラム・ディレクター、篠さんは話します。

篠さん 私たちは健全なビジネスを長く続けることを望んでいます。そのためには健全な地球が必要です。一方で、多くの科学者が指摘している通り、気候変動などの環境問題は危機的な臨界点に達してしまっています。

選挙で選ばれる政治家は、法律の制定や予算の使い道の決定を通じて、あらゆるレベルで無数の環境問題に直接の影響を及ぼしています。そのため、私たちはアウトドアや自然への情熱を投票という最もシンプルな直接行動に結びつけるために、キャンペーンを展開しているのです。

このようにパタゴニアのビジネスが自然をフィールドとし、また社員にも自然を愛する人が多くいることから、自分たちの愛する場所を自分で守ろうという意識でキャンペーンを展開しているのだそう。
 
The Santa Barbara chapter of Surfrider, Santa Barbara Channelkeeper, the Environmental Defense Center, and Patagonia hold a paddle-out to raise awareness for four bills moving through the California legislature to prevent future spills like the 2015 Refugio oil spill. Goleta, California. Tim Davis
(Photo Credit: Tim Davis)

投票することは、無駄ではない

「だけど、本当に選挙で環境が変わるの?」
「自分の一票は小さくて無力な一票ではないだろうか?」

そう思う方も多くいるのではないでしょうか。

これに対して創業者でオーナーのイヴォン・シュイナードさんは、パタゴニアのブログに掲載されたエッセイの中で、「投票することは、無駄ではない」と訴えます。

イヴォンさん ことに意義のある人びと、そして意義のある問題に賢明な一票を投じる。僕らがそのような行動を取らなければ、別の誰かがー僕らの子供の将来とその他の野生のことについて気にかけない誰かがー別の一票を投じてしまう。

皆が一体となって動けば、僕らは必要な政府を選べる。自業自得の政府を強要される必要はない。

Yvon Chouinard at the Elwha Dam removal ceremony in 2011. Yvon is representing his own hometown action with his T-shirt calling for the removal of the Matilija Dam in Ventura County. Olympic Peninsula, Washington. Michael Hanson
イヴォン・シュイナードさん(Photo Credit: Michael Hanson)

「僕らはおしまいだ、健全な環境がなければ」

同じエッセイの中のイヴォンさんの言葉からは、環境問題に対する危機感、またそのために一票を投じることが、私たちにできる積極的なアクションの一つなのだ、という力強いメッセージが伝わってきます。

近くのパタゴニアへ行ってみよう

選挙について情報を得たいけれど何から始めたらいいのかわからない、という方は、まずは近くのパタゴニアへ足を運んでみましょう

期間中、店舗では商品の購入の有無を問わず、「VOTE OUR PLANET」キャンペーンのステッカーを配布しています。受け取るきっかけに、ぜひ店員さんに話しかけてみてください。またもらったステッカーを友だちに渡して、選挙どうする? 政治のことどう考えている? と話のきっかけにしてみるのもいいかもしれません。

さらに、公示日から投票日までの18日間の間に、パタゴニアの全ての直営店で開店前または閉店後のお店を開放して「ローカル選挙トーク」というタイトルで、イベントが開催されます。

このイベントは、「そもそも選挙をしたらどうなるか」「いろんな候補者がいるけどどうなっているのか」ということから、地域や暮らしの気になることまで、気軽に話せるカフェのような場所になるとのこと。

政治のことがどこか遠い話・難しい話と感じて、家族や友人にもなかなか切り出すことができない。でも最近の日本の様子を見ていると、気になることはたくさんある。そんな方は多いのではないでしょうか。「ローカル選挙トーク」に参加することは、こういった政治に対するモヤモヤについて地域で話をするきっかけになるかもしれません。
 

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現在決まっている各店舗のスケジュールはこちらです。

札幌南北合同 7/8(金)18:00-19:30
仙台 7/3(日)9:30-11:00
東京・吉祥寺 6/23(木)19:30- 
東京・目白 7/6(水)19:30-21:00
東京・神田 7/1(金)20:30-21:30
東京・渋谷 7/1(金)20:30-22:00
東京・ゲートシティ大崎 7/1(金)19:00-20:30
東京・丸の内 7/2(土)9:00−10:30
横浜・関内 7/1(金)19:30-21:00
鎌倉 6/29(水)19:00-21:00
白馬 7/4(月)19:30-
名古屋 7/2(土)19:30-
アウトレット江坂 7/2(土)19:30-21:00
大阪 7/8(金)20:30-22:00
神戸 7/5(火)19:30-
福岡 7/3(日)9:30-

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過去にパタゴニアで行われたストアイベントの様子

パタゴニアは「VOTE OUR PLANET」キャンペーンによって、「環境を視点に政治家を選ぶ有権者が増えてほしい」と考えています。

篠さん 環境のことを真剣に考える政治家が選ばれることで、地球の環境的な限界を超えない形の、新たな経済発展のあり方を目指す政府やビジネスが生まれることを期待しています。

そうした健康で公平な社会の中で、人々がそれぞれの国や文化や価値観の違いを互いに理解しながら幸せを感じ、アウトドアや自然を楽しんでいる。そんな未来を実現したいと思っています。

VOTE OUR PLANET」。つまり「地球に投票する」と聞くと、手の届かない大きなことに感じるかもしれません。でも、好きな景色や大事な家族の未来のために意思を示す、と考えたらぐっと身近に感じられますよね。

みなさんも、まずは日本のそして地域の気になることについて、周りの人と話をしてみるところから始めてみませんか。
 
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[sponsored by PATAGONIA]

「VOTE OUR PLANET」についてもっと知ろう!
キャンペーンページ
イヴォン・シュイナードさんのエッセイを読む!
『投票することは、無駄ではない』by イヴォン・シュイナード

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writer ライターリスト

Naoko Takahashi

Naoko Takahashi

greenzライター 大学卒業後、商社事務を経て、アートマネジメントを学ぶためイギリスの大学院へ留学。大学院留学中の2015年6月よりライターインターンとしてgreenzへ参加。帰国後は、ライターや翻訳業と並行して、アートプロジェクトやコミュニティスペースの運営に携わる。アート、まちづくり、エネルギー、食、などに興味のアンテナを広げています。

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