ISSUE☆グリーンズ企画 今週のgreenz people

3 months ago - 2016.02.07

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自分のできることをもちより、あつまり、みんなでおいしいお酒を飲む。「今週のgreenz people」は、「Team Beergarden」の笹倉奈津美さん!

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今週のgreenz people」は、様々な分野で活動に取り組むgreenz people(グリーンズ会員)を紹介する連載企画です。会員の方々は「これから、ぼくたち・わたしたちもマイ・プロジェクトを本格化させていこう!」と試行錯誤されている方ばかり。この企画から、会員のみなさんと、読者のみなさんの新しいご縁が生まれれば嬉しいです!

こんにちは、NPO法人グリーンズ people事業部マネージャーの植原正太郎と、greenz.jp編集部デスクのスズキコウタです。

突然ですがみなさんは、NPO法人グリーンズが、誰でも自由に(無料で)読めるウェブマガジン「greenz.jp」をさらに発展させていくために、「greenz people」という寄付会員を募集していることをご存知ですか?

そんなgreenz peopleには、毎月発行の限定メールマガジンや、年に2冊届くgreen Booksといった会員特典の他に、オンライン・オフラインでのコミュニティ活動も始まっています。

僕たちが、会員のみなさんと実際にお会いしたり、オンラインでの交流を通して気づいたこと。それは、会員の中には自身で素敵なマイ・プロジェクトを展開されている方が多くいらっしゃることでした。

すでに活動の幅を広げているプロジェクトを中心に取り上げているgreenz.jpだけど、「これから活動を本格化させていこう!」と試行錯誤しているgreenz peopleを紹介するコーナーもつくったほうがいいのでは?

そう考えた僕らは、多種多様なメンバーがあつまるgreenz people会員へのメールインタビュー企画を始めることにしました!

今回ご登場いただくのは「Team Beergarden」として、「自分のできることをもちより、あつまり、みんなでおいしいお酒を飲む」を合言葉にビアガーデンを開催している笹倉奈津美さん。笹倉さんに、ご自身の活動と、これからのグリーンズに期待することを伺いました。
 

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笹倉奈津美さん

1. お名前、出身地と住んでいる場所を教えてください。そして今、一番居心地の良い場所って?

笹倉奈津美(ささくらなつみ)です。

茨城県笠間市(友部町)が出身です。大学進学で名古屋、就職で東京、結婚で富山県氷見市と移り住んできました。

居心地がいい場所は、家周辺の散歩道です。

わたしの家は今賃貸で平成の住宅地の中ににたっているのですが、海方面へ歩くとすぐ昭和感が残る町並みになります。そこを歩いて海に抜けるのが気持ちがよいです。

散歩をしているうちにまちにお住まいの方たちとも挨拶するようになる方もできて、天気のいい午前中は立ち話もして楽しんでいます。最近は漁師のおじさんからカブス(漁師さんの分け前のこと、氷見のことばだそう)をいただくこともあり、あまり得意でなかった魚料理が楽しくなってきました。

2. グリーンズの出会い、そしてこれまでに読んだgreenz.jpの記事で、特にグッときた記事を教えてください。

社会人1年目、慣れない満員電車の中で記事をよく読んでいた気がします。たくさんはいけませんでしたがgreen drinks Tokyoにも参加して、熱をもって自ら動いている人とお話してワクワクしました。東京を離れるときそういう機会が減らないようにしたいな、と思ったのがきっかけでgreenz people会員になりました。

印象深い記事は、たくさんあって選ぶのは難しいですが、今わたしがやっていることにもつながっているので、こちらを!

一日だけ、町中がレストランになるフードカーニバル「レストランデイ」が日本でも初開催! [イベントレポート]

グリーンズは、あらゆるまちのおもしろい情報をぽんぽん届けてくれるのでとても楽しいです。

青空のもとごはんを食べるのはもともと好きでしたが、それは家の庭かキャンプ場でやるものだ、つまり外でご飯を食べるには誰かの許可をとらねばならない、と無意識に思い込んでいました。しかもそれを人にふるまって楽しむなんていうのは、思いつきもしませんでした。この記事でひとつ無意識の膜がやぶれたと思います。笑

3. 今、”自分ごと”として取り組んでいるマイ・プロジェクトについて、簡単に説明してください。

Team Beergarden(チームビアガーデン)という、ビアガーデンをやっています。わたしが移住した2015年からです。

「自分のできることをもちより、あつまり、みんなでおいしいお酒を飲む。」を合言葉に、仲間をつくってはじめました。頭に「チーム」とつけたのは、ビアガーデンを「じぶんごと」として取り組むひとたちでつくりたかったからです。2015年は8月の2回実施しました。

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4. そのプロジェクトに取り組むようになったきっかけとは?

移住してわたしにとっては新しい環境で、なにかハレで楽しいことをしたくなりました。また少々の都会への未練もあり(笑)「楽しそうなことは、自分でつくってやる」というのがスタートです。

ちょうど氷見の中でも「お盆帰省シーズンにパタゴニア辻井さんを呼んだトークイベントをするのでその後で何かしたい」「海のそばに道の駅をリノベーションしてできた博物館(魚々座)で何かしたいよね」というふたつの話が浮かんでいたのに、わたしが「ビアガーデンってやれたらおもしろいな」とSNSでつぶやいたので火がついて、その方たちを巻き込んで一晩限定のビアガーデンを市の公園と魚々座で1回ずつ開くことになりました。

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5. そのプロジェクトが目指すゴールやビジョンとは?

2回開催したビアガーデンは予想を超えてもりあがりました。次もに応えてチームパンプキン、もしかしてチームサクラも発展するかもです。

氷見はいわゆる田舎です。漁業と農業が盛んで、食が本当に豊富な土地です。それを活かした形でTeam Beergardenをやろうと思ったのもありますが、それは一番ではなくて。また「若い人でまちを盛り上げよう」的な文脈でもありません(きっぱり)

いまだにわたしもうまく説明できないことが多くみんなの目を(?)にさせてしまうのですが、わたしはTeam Beergardenで無意識にある市場主義経済の行動様式を変える実験をしてみたかったのです

Team Beergardenが目指しているのは、普通のビアガーデンではありません。

普通のビアガーデンは、お金を出したら生ビールが出てきて、ごはんがでてきます。Team Beergardenはチームで作っています。いわゆる店員-お客さんという垣根がありません、つくれません。なぜならばビアガーデンをしたい人がチームをつくってはじめたので、飲んで自分が楽しみたいのです。

またお金儲けでもありません。お金儲けが目的であれば、資本をもとにビアガーデンを設営してサービスを提供することで売上を回収することになりますが、それをだれがやるか。飲食店ならまだしもハードルの高いビアガーデン、経営者視点で考えると人口の多くない氷見ではみんなの理想とするクオリティでつくるのは正直言って難しい。そうすると人はビアガーデンを求めて他のまちや都市へ出て行く。

「お金を出して人に動いてもらってエンターテイメントを手に入れる」というある意味受け手なパターンを、「エンターテイメントは周りの人を巻き込んで自分がつくる、お金は必要ない」というふうに考えや行動を変えていきたかったのです。

自ら飲み楽しみつつビアガーデンを運営するにはどうしたらいいか、当日は誰かになるべく負担が集中しないような工夫をしました。お金の管理が危ないので事前支払制、ゴミをなるべくなくしたいのでマイカップ制、定時で終わらせて全員手伝い制、そしてそれらを伝えるための事前告知(Webサイト立ち上げて、ほぼ毎日記事を発信)。

ただこの工夫の意図がうまく伝えきれずちょっとだけ大変な思いもしましたが(苦笑)この考え方を理解し参加してくださった方はとてもステキなひとたちでした。まちづくり会議には出ていかないけど、おもしろいことが大好きで行動をするひとたちです。

会場に何人きてどれだけ盛り上がったか、ということより「みずから楽しいことをつくり一緒に実現できる仲間を増やす」ということを目指したいです。

わたし自身イベント企画をしたことはなかったので、今回だいぶ苦戦しましたがまだまだやりたいことはたくさんあります。

夜のビアガーデンなので電気が必要なのですがそれを自分たちで発電できないかなとか。テーブルやイスまでお持ちよりだけで実現できないかなとか。そうすれば会場選定や時間の使い方などもっと自由が利くようになるかもしれないしなにより楽しい企みのほうにエネルギーを使えるようになります。

どうしてもやらねばいけないことは仕組みにして、誰かがふんばらなくても立ち上がるようサステナブルな形にしたいです。だってわたしだってみんなだってエンターテイメントだけでなく、ちゃんと仕事をせねばなりませんから。(あー大変だ。greenz.jpを読んで勉強します。笑)

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6. あなたの5年後の未来予想をしてください。

35歳…!何でも楽しそうにやってしまうチームをつくって事業を実践している人になっていたい。

エンターテイメントは楽しそうになるのは当然です。でもお金を稼ぎ人の役に立つ事業ということについてはどうか、これがわたしの現在の課題です。移住前、わたしはIT会社で業務課題の改善やWEBサービスのマーケティングをしていました。

なので地方に来て、どうしてもまちづくりという文脈によくあたるのですがそれはしない。働くということについては、(表面上楽しそうにぼやかしつつもしっかりと線をひいて)ビジネスを自分のためにごりごりやっていたい。

社会や地域経済が動くほどの力には及ばずとも、まずは自分がしっかりと稼いで家族を営んでいることを目標にしたい。かつ自分の子どもが話せるようになったら子ども発案の遊びを家族で事業化するということもしてみたいです。

7. greenz.jpは、来年10周年を迎えます。greenz people会員として、「こんなことを実現してほしい」というリクエストや、編集部メンバーへのエールをお願いします!

いろんな取り組みや人のことが丁寧に紹介されていてとてもありがたく思います。また、もうほんとうだめだ・・・というときに頼るかもしれない、オンラインコミュニティは心強いです。

しいていうなら、わたしはよく自分のアイディアを膨らましたり整理するのに詰まることがあるので、特によい記事はインフォグラフィックやスキームで整理され検索できたらいいのになと思います。厳選したとしても10年分…!でももしそれが並んでいたら興奮しちゃうと思います。

いつもグリーンズみずから挑戦しつつ、多様な切り口で記事を届けてくださり、ありがとうございます!

(インタビューここまで)

いかがでしたか?

今後も「今週のgreenz people」連載では、素敵な会員の方々を紹介していきます! そしてgreenz peopleになると、Facebookのオンラインコミュニティに参加して、笹倉さんとコンタクトを取ることも!? ぜひこの機会に、greenz peopleへの入会をご検討ください!

全国で様々な活動に取り組む人が集まるgreenz people(グリーンズ会員)の詳細はコチラ
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この記事は、greenz.jp編集部のメンバーが執筆しました。

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