ISSUE☆グリーンズ企画 green drinks Tokyo

2 years ago - 2014.11.29

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森ビル・黒田哲二さん、「マチノコト」モリジュンヤさんの問いかけって!? 帰ってきた大人数のgreen drinks Tokyo「マイプロCAMP!!!」[イベントレポート]

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グリーンズが開催しているアイデアとアイデアをつなげる飲み会「green drinks Tokyo(以下、gdTokyo)」。今回は、約1年半ぶりに大人数のgdTokyoが帰ってきました!

green drinks(以下、gd)」とは、世界中で行われている“サステナビリティ”をテーマにした飲み会のこと。

日本では2006年からグリーンズがgdTokyoのオーガナイザーを務めてきましたが、昨年から本拠地が「リトルトーキョー」に移ったこともあり、大人数のgdはしばらくお休みしていました。

「でも、やっぱりみんなでワイワイとしたgdをやらないとグリーンズっぽくない!」そんな想いから、約1年半ぶりに大きなgdTokyoを復活させることにしました。

11月13日に開催された、復活後初となるgdTokyoのテーマは、「マイプロCAMP!!!」。自分ごとから始まるソーシャルデザイン「マイプロ」を実践している人々がそれぞれの“問いかけ”を持ち寄り、参加者みんなでその問いの対するアイデアを考えてみようというイベントです。

今回は、ゲスト5組+一般参加者5組と、歴代のマイプロCAMPのなかでも多い10組ものマイプロ実践者が参加しました。各グループはどんな気付きを得られたのでしょうか。当日の様子をお伝えします!

「暮らし」のプロジェクトを募集しています!

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全国各地を旅しながら、そこで出会った人々の想いやアイデアを形にするワークショップを行っているモノづくりユニット「KULUSKA」。

それと同時に、拠点としている鎌倉では新たなラボをオープンする予定だといいます。「その場所でどういう暮らしがあったらいいか」を考えるために、「”暮らし”のプロジェクトを募集しています!」というテーマを出してくれました。ディスカッションで得られた気付きとは?

「ひとりじゃできないことが多いけど、みんなでだったらできる」。この考えを軸にした場づくりを行うために、お互いに学び合い、お互いに持っているものを分かち合う「おすそ分けハウス」というキーワードが出ました。

みんなで一緒にご飯を食べながら、知識や技術を交換する。そうすることで、ここから新しいつながりがどんどんできてくるのかなと思います。

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家庭に「原っぱ」はつくれるのか?

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大人も子どもも思いっきり遊べる場所「子ども原っぱ大学」を主宰する塚越さん。

ここでは身近な自然のなかにある遊びを提供していますが、それだけではなかなか儲からない。そこでこれから、“原っぱ”を家庭に広めていくプロジェクトを行っていくといいます。親子が遊べる原っぱを家庭につくるには、どうすればいいのでしょうか?

「仲間」「マルチ商法」「巡業」という、3つのキーワードが出ました。

家庭といってもひとつの家庭だけでは難しいので、周辺の仲間、いろんな人たちをつないでいく機能が大事だねっていうのが「仲間」。さらにそれを世の中に広げていくためには、いいと思ったことを次の人に伝える仕組みをつくらなくちゃいけないということで「マルチ商法」。

でも言葉だけでは伝わらないから、まずは体験してもらわないといけない。僕自身が「巡業」して全国各地をまわって伝える。僕がマルチ商法の第一号になって、みんなに伝えていきたいと思います。

プロジェクトはKULUSKAともコラボレーションして、来年1月にスタートするとのこと。どのような“原っぱ”ができるのか、楽しみです!
 
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虎ノ門、どうですか?

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森ビルで虎ノ門ヒルズを担当する黒田さん。グリーンズと日本仕事百貨の共同オフィス「リトルトーキョー」の仕掛け人でもあります。虎ノ門に限らず、街を好きになってもらうにはどうすればいいのか。そのような想いから、「虎ノ門、どうですか?」というお題を出してくれました。

今すでにあるけどその価値に気付いていないものを活かしていくことが大事ということで、虎ノ門の「門」という字に注目してみたいと思います。

門の中に口を入れれば「問」が生まれるし、門の中に木を入れれば「閑」静な住宅街になる。門の中に人が来ればアイデアが「閃」くということで、お後がよろしいようで(笑)。

「マチ×◯◯」で考えられるコラボレーションは?

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まちづくりやコミュニティに関するアイデアを紹介するウェブマガジン「マチノコト」を運営するモリジュンヤさん。

マチノコトでは先日、「まちづくり×アートプロジェクト」をテーマにしたツアーイベントを行いましたが、そのようなコラボレーションは他にもたくさん考えられるのではないか、との想いでこちらのテーマを出してくれました。

キーワードは「ヒト」と「メシ」。それらを掛けあわせて、「マチ×ヒト×メシ」で新たな企画が考えられるのではないかと思います。

たとえば「屋台村ツアー」というディープな場所に行けるイベントを行えば、参加者がその街を好きになってくれる。そして「常連になる方法講座」を行っていろんな街で常連が増えれば、お店に人が来て、住んでいる人も行きつけのお店ができるので、みんながハッピーになれるんじゃないかと思います。

あたらしい価値のつくり方は?

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3Dプリンタやレーザーカッターなどを使えるモノづくりの場「ファブラボ鎌倉」。

ファブラボの価値はモノづくりができる体験とその体験による人の成長にありますが、成長を伝えるのはなかなか難しい。「集客数やイベントの数といった数値だけでない、成長を伝えるための新しい価値基準を考えたい」と渡辺さんは話します。

どこに向けて成長を伝えるかというターゲットを、「行政」「外部」「自分たち」という3つに分けて考えました。

行政には、ファブラボでつくったものをまちづくりに活かすようなプレゼンテーションをする。広く外部に伝えるのには、映像をつくって伝える。参加者自身が自らの成長を感じられるようにするには、何かしらのフレームワークを考えて、できない自分からできるようになった自分を実感してもらえればいいのかなと思いました。

一般参加者からもたくさんの“問い”が

このほかにも、すでにマイプロを始めている方やこれから始めたい方が、当日このような問いを出してくれました。

家族連れを巻き込んだコミュニティをつくるには?(中島さん)
大人の発達障害者の居場所をつくりたい!(石川さん)
駐輪場不足という社会問題はどうやったら解決できる?(中島大さん:自転車創業
どんな記事を書きたい?読みたい?(水口貴之さん、畠佑輔さん:COMINCA TIMES
思いや考えをちゃんと言葉にするにはどうしたらいい?(村田活彦さん)

「三人寄れば文殊の知恵」ということわざにある通り、みんなで考えれば、ひとりでは思いもつかなかったようなアイデアも生まれるもの。たくさんの気付きと笑いに満ちたgdTokyoは、大盛り上がりで幕を閉じました。
 
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やっぱり最近のグリーンズに必要なのは、これだったな。

1年半ぶりのgd Tokyoを復活させた立役者、greenz peopleマネージャーの植原正太郎さんは、今回のイベントをこのように振り返ります。

久しぶりの“大人数”green drinks Tokyo、おかげさまで盛況のうちに復活させることができ、とてもホッとしています! やってみてわかったのは「やっぱり最近のグリーンズに必要なのは、これだったな」ということです(笑)。

読者のみなさまと顔を合わせ、読者のみなさま同士も会話を弾ませる。この場をつくっていくことの大切さに改めて気づけたのは、ぼくも大きな収穫でした。これから毎月欠かさずgdTokyoを開催していくので、みなさまのご参加をお待ちしております!

次回12月11日のgreen drinksでも、引きつづきマイプロCAMPを行います。マイプロを実践している方、みんなでアイデアを考えてみたい方、大人数のgreen drinksでワイワイしたい方は、ぜひ参加してみてください。

greenz peopleになってみよう!
http://greenz.jp/people/

writer ライターリスト

宮本 裕人

宮本 裕人

greenz.jp ジュニアライター 1990年、神奈川生まれ。科学者になりたいと思って大学では生物学を勉強しましたが、いつの間にか編集者を目指していました。Always Be Curious. blog: miyamoto radio twitter: @yutomiyamoto

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