ISSUE ソーシャルグッド

2 years ago - 2014.11.26

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想像力と手を使おう!目の見えない子どもに美術鑑賞の楽しさを届ける、LEGO「BLIND ART PROJECT」 [CannesLions2014]

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世界最大の広告・コミュニケーションの祭典、「カンヌ・クリエイティビティ・フェスティバル」。「Cannes Lions2014」では2014年の受賞作の中から、新たなアクションを考える刺激になるような、ソーシャルグッドな広告を連載で紹介していきます。今回ご紹介するのは、ドイツの事例です。

時代を超え、国境を越え、そして、常識を超えて想像力を刺激してくれる美術鑑賞。その楽しみを、目の見えない子どもたちにも届けたい。視覚以外の感覚を生かして、美術を楽しむことができる場をつくりたい。

そんな思いでレゴがはじめたのが「BLIND ART PROJECT」です。

舞台はドイツ、ミュンヘンのレンバッハハウス美術館。

盲学校の子どもたちは、そこに展示されているFranz Marcによる絵画「THE BLUE HORSE」の前に案内されます。

そして学芸員は、それがどんな絵なのかを子どもたちに詳しく説明。子どもたちはその説明を聞いて想像をふくらませ、LEGOを使ってTHE BLUE HORSEをつくりあげることにチャレンジしました。
 
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盲学校の子どもたちを前に、絵の説明をする学芸員

想像力という目と手を駆使して完成させた、目の見えない子どもたちによる新たなTHE BLUE HORSEは、Facebook上のオンライン展覧会でお披露目されることに。
 
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子どもたちの想像力により、名画が生まれ変わります!

この取り組みは、YouTubeで3万回以上再生されたり、480,000以上のSNSアカウントやブログで拡散されるなど大きな反響を呼び、やがてレンバッハハウス美術館の常設プログラムとなりました。

そして、国籍を問わずさまざまな学校やグループが参加できるようになり、これまで40以上のグループがプログラムを体験。SNSでその作品が拡散されることで、目の見えない子どもたちの感性に関心が集まっています。

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限りない想像力と、レゴの楽しさを感じさせる作品たち

想像力を広げるおもちゃとして、世界の子どもたちに愛され続けるレゴ。これからも、私たちの想像を超えるような使われ方で、子どもたちの夢を育んでくれることを期待してしまいますね。

ソーシャルグッドな「Cannes Lions 2014」受賞作の紹介は、まだまだ続きます。次回をお楽しみに!

(翻訳アシスタント:スズキコウタ/「greenz global」編集部)

あなたはレゴで何をつくりますか?
LEGO.com

writer ライターリスト

丸原 孝紀

丸原 孝紀

greenz シニアライター 1976年京都生まれ。コピーライター(東京コピーライターズクラブ会員)。企業に社会貢献型のコミュニケーションを提案するとともに、NGO/NPOのクリエイティブを積極的にサポートしている。社会課題を解決するアイデアを提案するプランング・ユニット「POZI」のプランナーとしても活動中。

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