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駐車場が稼働していないなら、そこに住んだらいいのでは?駐車場を小さな都市にするデザインプロジェクト「SCADpad」

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どこに住み、どんな暮らしをつくるのか。本当に必要なものは何か。「暮らしのものさし」は、株式会社SuMiKaと共同で、自分らしい住まいや好きな暮らし方を見つけるためのヒントを提供するインタビュー企画です。

キッチンとバスルーム、ハンモックのベッドに折りたたみのテーブル。これらがあれば仕事場や遊び場として、充分かもしれません。

では、それらの機能を駐車場に集めたら、実際に暮らすことはできるのでしょうか?アメリカにあるサバンナ芸術大学(SCAD)のとあるチームが、そんな実証実験を行っています。それが今回ご紹介する「SCADpad」です。
 
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現在アメリカでは都市部に人口が集中し、家を建てるための土地探しが難しくなっています。そこで彼らが思いついたのが、「駐車場をひとつの小さな都市に!」というコンセプト。都市が過密になるにつれ、車を利用する人々の数が段々と減りつつある今、約半分の時間しか使われていない都市部の駐車場に注目したのです。

サバンナ芸術大学の学部長Christian Sottileさんは、「SCADpad」についてこう述べています。

駐車場という場所は見過ごしがちですが、立地も魅力的です。駐車場を通じて、都市での暮らしを考え直したり、今あるものを再利用したり、現在の課題にどう向きあうかを考えることができると思います。

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「SCADpad」のサイト内では、実際にそこで暮らしている人々が、ソーシャルメディアを使ってその様子を公開しています。約2.5メートル×4メートルの小さな部屋ですが、それぞれのこだわりのインテリアも素敵ですし、何より楽しそうですね!

それまであまり使われていないけれど、なんとなくそこにある…そんな当たり前の風景も、「SCADpad」のようにちょっとした発想の転換で、思わぬ使い道が生まれるかもしれません。

あなたの街の駐車場は、どんな場所になったら素敵だと思いますか?ぜひ教えてください!
 

[via FASTCOMPANY]
(Text: 小川由璃子)