ISSUE☆おすすめの連載! 暮らしのものさし

2 years ago - 2014.04.21

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”サヴォリ”とは自分を解放すること!時間に抵抗しない、人間らしい暮らしを提案する「ミサキシエスタサヴォリクラブ」

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どこに住み、どんな暮らしをつくるのか。本当に必要なものは何か。「暮らしのものさし」は、株式会社SuMiKaと共同で、自分らしい住まいや好きな暮らし方を見つけるためのヒントを提供するインタビュー企画です。

「サボリ」というと皆さんはどんなことを思い浮かべますか?なにか自分に課してることを辞める。またはちょっとなまける。サボるはそんなどこか「いけない」ことという感じがしまう。

でも。これからご紹介する”サヴォリ”は、そういうのとはちょっと違います。「家族と過ごす時間」や「ゆるみある人生」へとつながる、サヴォリの精神。今回はそんなサヴォリが詰まった「ミサキシエスタサヴォリクラブ」ご紹介します。

ここは神奈川県三浦市、三崎。三崎のマグロでも有名な港町です。港から少し路地を入ると現れる、時間が止まったような一軒の釣具店「ミサキシエスタサヴォリクラブ」。古い釣具屋をリノベーションしたこの場所は、別名「昼寝城」とも呼ばれています。

一階ではさまざまなアウトドアグッズを販売。二階にはカラフルなハンモックが幾重にも吊り下がり、会員になるとここで昼寝が楽しめるという、まさにサヴォリのためのお城です。
 
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オープンして3年目となる「ミサキシエスタサヴォリクラブ」は、なぜ、三崎という地で「昼寝城」となったのか。サヴォリ城主、もといオーナーの寒川一さんに伺いました。

三崎はサヴォリのお手本、南米ラテンの雰囲気に似ている

もともと横須賀市秋谷の自宅で、「3knot」というアウトドアショップを営んでいた寒川さんは、その頃から”サヴォリ”をテーマとしたアウトドアツアーなどを開催してきました。ハンモックを持って横須賀縦断したり、自転車で灯台に向ったり、少しがんばって最後に飲むビールのうまさをかみ締めるといった「サヴォリ方」を提案してきました。

そして今から3年前、とあるご縁でこの物件を紹介された寒川さんは、ここに昼寝を提供する空間、”昼寝城”を作ることにします。
  
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ミサキシエスタサヴォリクラブ オーナーの寒川一さん

三崎は三浦半島の本当に先っぽです。電車もなく、丘から三崎に続く一本道を、バスや自転車でやってこなければ訪れることのできない、ちょっとした島のような場所。交通の不便さ故に、町の人もまた、この町だけで暮らしています。だから人自体が暖かく、濃くつながっている。

さらにこの町はアップデートしようとしない。要は時間に逆らわないんです。錆びたトタンはそのまま。そんな自然の流れに逆らわないこの町と、人のつながり方が、自分の好きな南米に思えて仕方なくて好きなんです(笑)

寒川さんにとっての南米の良さとは、「時間に抵抗しない、お金に媚びない、人間らしい暮らし」だと言います。

「サヴォリ」って、自分を解放することです。そのために提案しているのは「非日常」。南米に似ているこの三崎で、サヴォリ城に流れるゆったりとした時間は、非日常に誘われる感じがするんです。それが僕が提案できる「サヴォリ」だと思ったんだよね。

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アメリカから買い付けてきたという焚火用マシュマロ&ソーセージ焼き機を手に御満悦な城主

カチカチ刻む時間とは違う、ゆるんだ時間によりそう仕掛け

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サヴォリ城での正午から13時に向う時間は、都会の一時間とは確実に違う。うまいご飯を食べて、少し眠くなったらハンモックで昼寝。かすかに聞こえる街の人の気配や魚屋の声。そういうのが、一番の安心感につながるんだよね。

安心して昼寝してる時間は、いつもより長く感じるし、とっても心地いい。まさに時計を外した時間になれるのが、ハンモックトリップ。地に足を着かない瞬間は、スリップダウンできる瞬間だから、人生を踏み外すに持ってこいです(笑)

サヴォリ城2階には、様々なハンモックと城主の気の効いた書物が用意されています。インテリアを考えるとき、ハンモックという選択支を加えてみる。これだけで「”サヴォリ”のある暮らしが身近になる」と寒川さんは言います。

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© takibicafe

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サヴォリ城主が焚火マスターになる焚火カフェ。一夕一客の予約制 © takibicafe

もうひとつ、すぐできるサヴォリ方として、寒川さんは夕日を眺めて一日を終えることを教えてくれました。特に、日没のひとときを、その時どきにあわせた場所で焚火とともに過ごす「焚火カフェ」は、寒川さんのライフワークのひとつ。焚火で焙煎したコーヒー豆をその場で挽き、夕日を見ながら飲む一杯の珈琲は、まさに格別。

普段夕日を見ない暮らしから、夕日を見る暮らし方へ。そんなサヴォリ精神を、焚火カフェは気づかせてくれます。

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犬の散歩で一日が始まり、焚火と夕日で一日が終わる。自分に合う暮らしを形にしたらこうなった、と笑う寒川さん

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自分を解放することから見えてくる本当に自分と日々の暮らし

自分を解放する方法なんて言葉にする方が難しい。やってみるだけ。サヴォリはぼんやりしたものだけど、でもとても身近なもの。ここには、そのきっかけがあるんだ。

時計が刻む時間からちょっと外れて、自分を解放するサヴォリ。それはいつもとちょっと違うことをしてみようから生まれる、案外簡単なことなのかもしれません。何気ない日々の暮らしや自分の部屋の中にも、サヴォリの要素は転がっています。ほら、だんだんサヴォリたくなってきたでしょ?

※サヴォリ城は惜しまれつつ、4月末で閉城となります。お越しの際はぜひ早めのサヴォリを!
 
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城内オフィスにて奥様と

サヴォってみよう!
3knot

writer ライターリスト

たけいしちえ

たけいしちえ

greenz ライター 湘南在住。大豆レボリューションに参加のち、大豆の魅力の虜に。大豆を育て、収穫、味噌を仕込むサイクルを基本とした365日を営む。大豆栽培7年目。神奈川県津久井在来種を化学肥料に頼らず、自然の力で収穫中。

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これまで、家づくりと年収は切っても切れない関係でした。 住みたい家に住めるのは特別な人たちだけ、そんな思い込みをなくして、好きに思い描いて、こだわり続けて暮らす。 SuMiKaは、自分にフィットする暮らしを応援したいと考えています。 どこに住み、どんな暮らしをつくるのか。 本当に必要なものは何か。 自分にフィットする「暮らしのものさし」を、探してみませんか? ⇒ https://sumika.me

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