ISSUE まちづくり

2 years ago - 2014.02.22

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“壁崩壊”から25年。激動の時代を生き抜いたベルリンを頭とからだで知るイベント「AFTER 25」が3月1日(土)に開催!

1961年から1989年まで、ベルリンの街を東西に隔てていた「ベルリンの壁」 1961年から1989年まで、ベルリンの街を東西に隔てていた「ベルリンの壁」

ベルリンの街を東西に分断し、冷戦の象徴ともいわれた「ベルリンの壁(Berliner Mauer)」が1989年に崩壊してから、今年で25年。また、東京とベルリンが1994年に友好姉妹都市となってから20年という節目の年にもあたります。

この記念すべき2014年の春の到来に先駆け、東京とベルリンという二大都市をつなぐイベント「AFTER 25」が、いよいよ3月1日、東京で開催されます。

ベルリンの壁崩壊後の、新たな街とは

「AFTER 25」は、「AFTER 25カンファレンス」(招待制・受付終了)と、クラブイベント「AFTER 25 Night Program」の二部で構成されています。

「AFTER 25カンファレンス」では、ベルリンのクラブ業界団体「クラブコミッション(Die Clubcommission)」の会長Marc Wohlrabe氏や、独誌「デア・シュピーゲル(DER SPIEGEL)」などで執筆するジャーナリストのTobias Rapp氏など、ベルリンの起業家・ジャーナリスト・政界関係者らが登壇。

1989年11月9日のベルリンの壁崩壊から25年、ベルリンの市民・文化・社会・政治・ビジネスが歩んできた歴史を振り返り、「ベルリンの人々が新たな文化的価値をどのように創り出し、この文化的価値がベルリンの街の礎としてどう根付き、社会を変え、産業を惹き付けていったのか?」を考えます。

いわずもがな、ベルリンは、この25年間、激動の時代を生き抜いてきました。東西ドイツ統一直後の混乱期を乗り越え、2000年代にはドイツ内外から移住してきた数多くのアーティスト・クリエイターたちによって世界を代表するコンテンポラリーアートの発信地となり、近年は、起業家やスタートアップ企業が集まる「欧州のシリコンバレー」としても知られています。

ベルリンの壁の西側に描かれたストリートアートのうち、象徴的なものとして知られる戯画「ホーネッカーとブレジネフの熱いキス」 ベルリンの壁の西側に描かれたストリートアートのうち、象徴的なものとして知られる戯画「ホーネッカーとブレジネフの熱いキス」

この厳しい時代、とりわけ、ベルリンの人々を支え、力づけてきたのは、多様で重層な音楽文化。ベルリンでは、クラシックから、テクノ・エレクトロニカ・パンク・ジャーマンメタル・クラウトロックまで、幅広い音楽ジャンルが共存し、混在しています。

また、今はなきベルリンの伝説的クラブ「bar25」に象徴されるように、クラブカルチャーも実に豊か。ベルリンは、市民の日常生活に当たり前に存在するこれらの文化を、街の核となる貴重な価値と位置づけたうえで、社会システムを構築してきました。

今日、ベルリンでは、世界中から多くの起業家やスタートアップ企業が集まり、新しいビジネスが次々と生まれていますが、音楽やクラブを中心とするベルリンの文化、そして、その文化のもとで発展してきたベルリンという街こそ、この現象に大きな影響を与えていると考えられています。

その代表的なもののひとつが、「AFTER 25」を主催するベルリンのスタートアップ企業「ONBA GmbH」。この企業が開発した、DJや音楽プロデューサー・作曲家ら、音楽の専門家によるキュレーション型音楽シェアプラットフォーム「MORETRAX」は、2013年11月の開設以来、ユーザ数を拡大させています。
 
greenz/グリーンズafter25_3

ベルリンを全身で感じる一日

「AFTER 25」では、「MORETRAX」とともに、TEDxTokyoの元オペレーション・ディレクターで、10〜30代を対象とする「TEDxTokyo yz」の創設者でもある井口奈保さんも、キュレーターとして、イベントの企画段階から参画しています。
 
「AFTER25」のキュレーターを務める井口奈保さんは2013年にベルリンへ移住。「みな、実にヒトらしく生きている」のがベルリンの魅力だとか。 「AFTER25」のキュレーターを務める井口奈保さんは2013年にベルリンへ移住。「みな、実にヒトらしく生きている」のがベルリンの魅力だとか。

井口さんは、「AFTER 25」に込めた自らの思いを、次のように語ってくれました。

ベルリンはこの25年、実に軽やかに、賢く、したたかに、生き抜いてきました。もちろん、ベルリンと東京は背景も状況も異なるので、必ずしもベルリンの成功事例がそのまま東京にも適用できるとは限りませんが、激動の時代を乗り越えてきたベルリンの人々や街の発想や姿勢には、学ぶべきことが多いと思います。

「AFTER 25」を通じて、これらのベルリンのリアルなバイブレーションを東京にも届けたいですね。

「AFTER 25カンファレンス」が頭でベルリンを知る機会なら、3月1日深夜11時から開催されるクラブイベント「AFTER 25 Night Program」はベルリンを全身で感じられる機会。約9000kmも離れた東京にいながら、ベルリンのクラブカルチャーと音楽を存分に楽しみ、ベルリンのクリエイティブなパワーを体感できます。

あなたも、「AFTER 25」を通じてベルリンからもたらされる、厳しい時代を生き抜くアイデアや知恵・発想・パワーを、頭とからだを使ってたっぷりと吸収し、東京の、そして日本の、「AFTER 25」(25年後)に向けて、一歩ふみだしませんか。


AFTER 25 Night Program

日時: 2014年3月1日(土) 23:00〜翌5:00
会場:UNIT代官山 (東京都渋谷区恵比寿西1-34-17)
エントランス料金:4,000円

http://moretrax.com/after25/after25-conference-jp.html

イベントに参加してみよう
AFTER 25

writer ライターリスト

松岡 由希子

松岡 由希子

松岡由希子(Yukiko Matsuoka)。大阪生まれ、奈良育ち。米国MBA(経営学修士号)取得。アントレプレナーシップ(起業家精神)を専攻。経営コンサルティング、ベンチャー企業の立ち上げなど、約10年にわたるビジネスでの実務経験を経て、物書きに転身。「持続可能な未来づくり」をコアなテーマに掲げ、グローバルな視点から、幅広いジャンルで執筆中。2008年10月から2014年3月までグリーンズライターを務める。 Twitterアカウント: @boochan

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