ISSUE☆グリーンズ企画 green drinks Japan

2 years ago - 2014.02.02

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「調布アットホーム」石原靖之さんと、ツクルバ中村真広さんと考える「自分の暮らしのつくり方」green drinks調布

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みなさんは、「自分の暮らしをつくる」という言葉を聞いたとき、どんなことを想像しますか?食事をする、住む場所を探す、家族や友達と過ごす、仕事をするなど、”暮らし”といっても様々な意味が含まれてくると思います。

そんな「自分の暮らし」への小さな一歩が見つかるような場をコンセプトに、1月19日に開催された「green drink chofu Vol.1」。心地よいジャズ音楽が鳴り響くlive bar「さくらんぼ」にて、伝統舞踊を見たり、ときには一緒に歌ったりと、交流だけでないアクティブな時間が流れました。

ゲストに迎えたのは、「調布アットホーム」代表の石原靖之さん、そして株式会社ツクルバ代表取締役COOの中村真広さん。「コミュニティビジネス」を軸に調布の地域活性化に取り組んでおられる石原さんと、渋谷のコワーキングプレイス「co-ba」を始めとする”場づくり”に取り組んでおられる中村さんが、それぞれの今までの活動やアイデアについて語りました。

コミュニティビジネスとは

「自宅のようにくつろげる調布」を目指す「調布アットホーム」や、子どもがさわいでもOKな映画鑑賞会「パパママシネマ」など、日々調布を盛り上げる活動をされている石原さん。コミュニティビジネスとは?という問いに対して強調されていたのが、”暖かいお金”という表現。

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「調布アットホーム」代表の石原さん(右)

コミュニティビジネスの目標は、地域課題の解決なので、うまくいけばいくほど地域から「ありがとう」という言葉がもらえます。ビジネスとして継続するために収入を得ることも重要ですが、それが”暖かいお金”であることが大切なんです。(石原さん)

ボランティアは即効性がある一方で、収入はないので継続が難しい。事業会社では収益が目的になってしまい、地域課題への参入がなかなかできません。また、自治体では予算が限られていて、やれることに限界があります。こうしたそれぞれの課題を踏まえた上で、市民が企業を巻き込むように課題解決をするのが、コミュニティビジネスだと言います。

といっても、周囲の理解を得るのは簡単なことではありません。例えば、調布飛行場を活用して、伊豆大島などの島から調布に新鮮な魚を運ぶプロジェクト「調布アイランド」では、島に住む漁業組合の方に、なかなか理解を得られなかったそうです。

そんなときに相手の心を動かしたのが”共感”という感情。プロジェクトの目的が調布の活性化だとわかると、「おれは調布が好きだ。昔世話になった」と、タンクトップを着た70歳で現役ばりばりのおじさんの表情が一変し、魚の空輸をOKしてくれたそう。まさに、相手に”暖かいお金”だと感じてもらえた瞬間でした。

場にあえて”ノイズ”を入れる

ツクルバの中村さんは、2011年12月にコワーキングプレイス「co-ba」をオープン以降、”ヒト”や”モノ”を介した新しい空間設計に挑戦されています。そうした空間をデザインする中で意識しているのは、あえて”ノイズ”を入れるということ。

隣の人の会話が気になるように、建築家やデザイナー、起業家、会計士など、様々な職種の人たちが場を共有することで思わぬ交流が生まれ、新しいプロジェクトが生まれることもあるそうです。

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ツクルバの中村さん(左)と主催者の薩川さん(右)

さらには、渋谷のカフェやお店に本の棚を設置することで、それをはしごしながら店員さんのお気に入りの本に触れ、渋谷全体を図書館として体験できる「はしご図書館」というプロジェクトも去年3月に実施。

人を介して人と出会うのもよいのですが、もっと別のもので置き換えられないかと考えた時に、”本”だと思ったんです。友達の本棚が気になるように、本を介して人に出会えたら面白いと思いました。(中村さん)

仕事をしながら隣からふと聞こえる会話や、共有の本棚で見つけた気になる本の持ち主など、こうした”ヒト”や”コト”を介して生まれる予想外の出会いを、中村さんは”未定調和”と表現されていました。

また調布で新たに場をつくろうというプロジェクトもあるとかないとか!?今後のツクルバの動きに期待が集まります。

歌う!闘う!踊る!カポエイラ!

トークとはがらりと雰囲気が変わり、今度はパフォーマンスへ。披露してくれたのは、ブラジルの芸能「カポエイラ」の習得と普及を目指し活動している団体「Angola Tokyo」。

民族楽器を演奏しながら、中心で人が闘うように踊る姿は、なんともユニーク。代表の津波(つは)さんが「さぁはい!」と参加者を促し、一緒に歌う場面も!

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Angola Tokyo代表の津波さん(中央)

その後は、一番の醍醐味である食事会!ビールなどのドリンクを片手に、ゲストやパフォーマー関係なく、参加者全員で交流を深めました。

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食事を提供してくれたのは、「食べて・見て・囲んで楽しめる食卓」をモットーにかかげるケータリング屋さん「sippoterry」。その料理の鮮やかさにビックリ。おいしいのはもちろん、見ても楽しい食材が並びました。

種類別に分けられたドーナツを1種選び、他の参加者と交換しながら食べるという参加者同士のコミュニケーションを図る工夫も!

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高さ30cmを超える、こんなタワーバーガーも!「これすごいですねー!」と話題にせずにはいられない、会話も弾む食事会でした。

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当日は、約40名の方々に集まっていただき、まさに満員御礼!初回にも関わらず、とても熱い夜にすることができました。

自分の暮らしをつくることは、多様なサービスを通じなくてもできるはず。皆が自分事を見つけてそれぞれの活動が面白い世の中をつくっていく。受け手としても担い手としても、「こんなことになったら面白いよね」という人が集まって、繋がって、語り合って、全体がそんな雰囲気になっていく。そんな場が必要とされていると思っています。(gd調布 主催・薩川さん)

次回のgreen drinks chofuは2月16日!次回のゲストは、まちづくり会社ドラマチック代表の今村ひろゆきさんと、即興コメディグループのロクディムをお呼びします!

ぺちゃくちゃ喋って、学んで、笑って。そんな楽しい時間を次回も提供できるよう、工夫を凝らしてお待ちしております!

次回のgd調布に参加しよう!
2/16 (日) green drinks chofu

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