ISSUE ものづくり

2 years ago - 2014.01.24

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つくり続けて40年!イタリア発、ひとりの男が手作りした森の中の遊園地「Ai Pioppi」

Bruno's musement park main visual

一度きりの人生、どうせなら好きなことをやりたい!そうは言うものの、普段の忙しい生活に追われていると、好きなことに打ちこめる時間をとるのはなかなか難しいですよね。

そこで今回は、家族でレストランを経営しつつ溶接に情熱を注ぐBruno(以下、ブルーノさん)と、彼の熱意の賜物である、手作り遊園地の物語をお届けします。

Bruno's amusement park 5
ブルーノさん。御年76歳。

イタリア北部の町Torevisoの近く、ポプラ並木の道を通って森の中に入ると見えてくるのは、ずらっと並んだ木のテーブルや木々の間に隠れてしまうほどの巨大すべり台。他にもブランコ、シーソー、手押しメリーゴーランドやローラーコースターまで、さまざまな遊具が森の中にとけこんでいます。
 
Bruno's amusement park 2
子どもはもちろん

Bruno's amusement park 3
大人も楽しそう!

レストラン「Ai Pioppi」と森の中の遊園地。この不思議な組み合わせは、ちょっとした偶然から生まれました。

ある日ブルーノさんは、フックを作ってもらうために街の鍛冶屋を訪れます。しかし、あいにく鍛冶屋は忙しく、そんな暇はありませんでした。

機械はそこにある。自分でやってみろ。

そう言われたブルーノさんはその日、体を真っ赤にし、目をチカチカさせながら、なんとかフックを作り上げたそうです。
 
Bruno's amusement park 4

この出来事をきっかけに溶接を習い始め、どんどん夢中になっていったブルーノさんは、「Ai Pioppi」の森の中にひとつ、またひとつと、遊具を作っていきました。

初めて作った大型遊具は、この巨大すべり台。そのような変わった遊具は当時珍しかったので、ニュースにも大きく取り上げられました。
 
Bruno's amusement park 1

その後もブルーノさんはさまざまな遊具を作り続け、ついには遊園地と呼べるほどにまで大きくなりました。そして家族で始めたレストランも、今では500人ものお客さんを収容できる立派な野外レストランに。本人もここまで成功するとは思っていなかったそうです。

新しい遊具ができ上がると、夜にひとり遊具の前に座って、うっとり眺めているんだ。

自分で作った遊具がまるで恋人であるかのように語るブルーノさん。

これまでかかった歳月は、40年以上。今でも彼の工房では、新しい遊具の部品が作られ続けています。
 

AI PIOPPI from Fabrica on Vimeo.

じっくり時間を費やすと、ひとりでもこれだけのことを成し遂げることができる。そのことが胸を打ちますし、自分が好きでつくったもので、みんなを笑顔にすることができるなんてとても素敵ですね。

今よりもちょっとだけ、自分の好きなことに向き合ってみる。その積み重ねから、笑顔の連鎖は生まれてくるのかもしれません。

(Text: 伊藤友宏)
[via Fast Company]

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