ISSUE まちづくり

3 years ago - 2013.11.05

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街に飛び出したら、市民とデザイナーがつながった!南アフリカのデザイン会社が始めた月イチ”パブリックオフィス”

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ひんやりとした空気と、暖かい日差しが心地よい季節になりましたね。こんなにいい天気なのに室内にこもっているのはもったいないなぁ…。そう思いながら、うらめしく窓の外を眺めた経験はありませんか?そんな日はオフィスごと外に出てしまおう!という、遊び心にあふれた奇抜な発想が、南アフリカで実現しました。

今日はケープタウンのデザイン制作会社Studio Shelfによる「Shelf Public Office」を紹介します。

彼らが始めたのは、街中を移動するオープンオフィス。月に一度、あらかじめ決めておいたケープタウン内の17箇所を順番にまわります。パッと目に入る黄色い椅子と机、そしてそれらを囲うようにして引かれた黄色いラインがオフィスの目印です。

巡回する予定の17箇所を地図上でたどると…なんと「StudioSelf」のロゴになるというオモシロイ仕掛けにもわくわくさせられますね。

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外に出て街で仕事を行うことはデザイナーにとって、よいリフレッシュになりますが、このプロジェクトの狙いはそれだけではありません。発案者のLourina Bothaさんはこう言います。

デザイナーには街の課題を解決する能力があると信じていますし、それは私たちの仕事です。けれども、デザイナーはこれまで公共の空間やコミュニティに直接関わる機会があまりにも少なかったと思うのです。

オフィスの中にこもりっきりになるのではなく、街に出て仕事を行うことで、「デザイナーたちが街から具体的なアイデアやヒントを得る機会を生み出したい」という思いから、今回のプロジェクトをはじめたのです。

また、外に出ることでデザインの仕事が世間から必要とされているという事実をデザイナーたちは実感し、新たなモチベーションアップにもつながった、という意外な効果も生まれました。

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例えば、外でオフィスをひらいていると自然と街ゆく人たちに話しかけられます。そのほとんどがデザインに対して何かしらの意見や興味をもっている人たちでした。ある人たちからはロゴのデザインを頼まれたり、ある学生からは作品のアドバイスを求められたり。お店のオーナーさんたちの中にはデザインを学びたがっている人が多いこともわかりました。

どうやら、これまで街の人たちは機会があればデザイナーと話してみたいと思ってはいながらも、どうやってデザイナーとつながればいいのかわからずにいたようです。だからこそ、街ゆく人からの反響がこれだけ大きかったのでしょう。

画面上や机の上で行う仕事も最後は街や街の人につながっています。また、逆をたどれば街で繰り広げられるすべての活動は誰かの支えによって成り立っているということになります。

オフィスの外で仕事を行うことは、自分が何のために働いているのか、誰が何のために働いているのか互いに知る良いきっかけになったようです。顔が見える街づくりのはじめの一歩は、もしかしたら「外にでること」かもしれませんね。

(Text:北條みくる)

[via:psfk

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