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位置情報でとっておきのアートを発信!シカゴ発、都市を散策すると詩が届くアプリ「Chicago Poets」

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みなさんはGPSと連動した”位置情報広告”を、少し厄介に感じたことはありませんか?適度な量であれば気になりませんが、いかにも”やり過ぎ”な広告だったら気が滅入る…という方もいるかもしれません。

今回ご紹介するのはそんな方々にお勧めのアプリ「Chicago Poets」。なんとこのアプリ、広告の代わりに詩を届けてくれるのです!

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現在はまだ開発中という「Chicago Poets」。起動すると、画面には”North Side”、”South Side”、”West Side”、”The Loop(シカゴ市の中心商業地区のこと)”、”The Lake”という5つのエリアが表示され、ユーザーはこの中から好きな場所を選択します。

そしてユーザーがシカゴの街を歩きながら登録ポイントを通り過ぎると、デバイスが振動して、その場所に縁のあるアート作品を届けてくれる、という仕組みになっています。

アート作品は簡単にシェアできる上、コミュニティページ(右)から他のアーティストとコラボすることもできます。アート作品は簡単にシェアできる上、コミュニティページ(右)から他のアーティストとコラボすることもできます。

さらにこのアプリが面白いのは、一方的に詩を受信するだけではなく、自分の作品も投稿できること。詩だけでなく、自作の短編小説や音楽、写真や映画の予告までもアップすることができます。

自分の作品をGPSによる位置情報と連動させることで、例えばミステリー小説の謎を解く手掛かりを実際の街に隠してみたり、子どもが乗るバスの停車場に誕生日ソングを仕掛けたり、実際に撮影された場所で映画の予告編を流したり、と街の中で様々なことを仕掛けることができるのです。

開発を行なっている「Appoet」のホームページには、次のように紹介されています。

モバイルとGPSの技術を結びつけることで、人とアートの関係は新たな次元に到達します。世界はあなたのキャンバスになり、シカゴの街中で開く地図はあなたのインスピレーションを刺激してくれるのです。

アーティストの発表の場になるだけでなく、住民同士や旅行者とのつながりを深めるこのアプリは、まちづくりのヒントにもなりそうですね。あなたの住む街なら、どんな使い方が考えられそうですか?

(Text:細貝太伊朗)

[via Fast Company]