ISSUE☆連載 +αのあるパッシブハウス

3 years ago - 2013.10.22

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落書きしても怒られない!家の壁を巨大キャンバスに変えた”遊べる”住宅 [+αのあるパッシブハウス]

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どこに住み、どんな暮らしをつくるのか。本当に必要なものは何か。「暮らしのものさし」は、株式会社SuMiKaと共同で、自分らしい住まいや好きな暮らし方を見つけるためのヒントを提供するインタビュー企画です。

「パッシブハウス」という言葉を聞いたことがありますか? これは、ドイツのパッシブハウス研究所によって確立された省エネ住宅基準を満たす家のこと。簡単にいえば、環境先進国のドイツでも認められた、超省エネハウスのことです。

省エネというだけでもすばらしいのに、そこにもうひとつアイデアを加えたおもしろいパッシブハウスが最近世界に増えているんだとか。この連載では、そんな「+αのあるパッシブハウス」を紹介していきたいと思います。

今回紹介するのは”遊べる”パッシブハウスです。

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“遊べる”パッシブハウスがあるのは、ベルギーのアッセという地域。ここはヨーロッパのなかで最も人口密度の高い住宅地のひとつ。余り物の土地しか残っていないこの街には、子どもが遊べるようなパブリックスペースが少ないんだそう…。

建築会社「BLAF Architecten」がそんな地域にあえて家を建てたのは、建築の可能性を示すため。それは空間、社会、そして環境という3つの視点で建築にできることを考えた結果でした。

彼らがつくったのは、本来ならば柵で囲まれた庭となるはずのスペースを、家に住む家族はもちろん、近所の人でも使えるようなセミ・パブリックなスペースにしたパッシブハウスです。

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セミ・パブリックスペースにあるのは、みんなで使えるバスケットコート。

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家の壁は巨大なキャンバスに。これならいくら落書きをしてももう怒られることはありません!

忘れてはいけないのが、これがパッシブハウスだということ。太陽と土地の特徴をふまえ、日光が効率よく室内に取り入れられる造りになっているので、自然の温もりを最大限に活用し、暖房になるべく頼らない暮らしをすることができるのです。

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太陽の光で明るい室内。

環境にやさしく、ご近所さんとの交流を増やし、さらに子どものアートの才能まで育ててしまう。そんな一石三鳥な”遊べる”パッシブハウスは、子どもがのびのびと遊べる場所やご近所さんとの会話が少ない東京でも、参考にできるかもしれませんね。

 
(Text: 宮本裕人)
[via inhabitat, ArchDaily]

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宮本 裕人

宮本 裕人

greenz.jp ジュニアライター 1990年、神奈川生まれ。科学者になりたいと思って大学では生物学を勉強しましたが、いつの間にか編集者を目指していました。Always Be Curious. blog: miyamoto radio twitter: @yutomiyamoto

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これまで、家づくりと年収は切っても切れない関係でした。 住みたい家に住めるのは特別な人たちだけ、そんな思い込みをなくして、好きに思い描いて、こだわり続けて暮らす。 SuMiKaは、自分にフィットする暮らしを応援したいと考えています。 どこに住み、どんな暮らしをつくるのか。 本当に必要なものは何か。 自分にフィットする「暮らしのものさし」を、探してみませんか? ⇒ https://sumika.me

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