ISSUE ソーシャルグッド

3 years ago - 2013.09.25

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捨て犬だって、デキるんです。シェルターの犬たちがドライブに挑戦する「DRIVING DOGS」[Cannes Lions2013]

DRIVING DOGS2

連載でお届けしているカンヌ2013のソーシャルグッドな受賞作、今日はニュージーランドの“DRIVING DOGS”キャンペーンをご紹介します。

犬と暮らしたいと思ったとき、まず足を運ぶのはどこでしょう。犬種がブランドのようになっている今、犬を探すのはペットショップというケースが多いのではないでしょうか。

簡単に買えるようなるにつれ増えてきているのが、捨て犬の問題。ドッグシェルターには、捨てられたり売れ残ったりした犬たちがたくさん保護されています。犬たちはシェルターで待つのですが、次の飼い主はそう簡単には現れません。

なんとか犬たちに幸せになってほしい。動物取引のチャリティ活動をする団体SPCAのそんな思いに、自動車ブランド「MINI」が協力する形で実現したのが、「DRIVING DOGS」です。

課題は、「シェルターにいる犬は、ペットショップで買う犬より劣ってる」という世間の思い込みをなくすこと。ダメな犬だから捨てられたんじゃないか、売れ残ったんじゃないか、と思われがちなんですね。いえいえ、シェルターにいる犬たちもデキるんです、ということを証明するためにトライしたのが、なんと、「犬に車を運転させる」というチャレンジです。

犬たちはがんばりました。犬仕様に改造されたMINIに乗り、トレーニングに励んだのです。8週間にも及ぶトレーニングを経て、3匹の犬が車の運転に成功。その模様はYoutubeで公開され、驚きと感動とともに広まっていきました。

犬たちは、自らのがんばりで名誉を回復。そして、犬と出会う場として、ペットショップではなくシェルターという選択肢があるのだということを知らしめたのです。

日本でも捨て犬、捨て猫の問題は深刻です。この犬たちのチャレンジ、日本の人たちにも見てほしいですね。

カンヌライオンズ受賞作の連載はまだまだ続きます!引き続きお楽しみに。

(翻訳協力:モリジュンヤ

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writer ライターリスト

丸原 孝紀

丸原 孝紀

greenz シニアライター 1976年京都生まれ。コピーライター(東京コピーライターズクラブ会員)。企業に社会貢献型のコミュニケーションを提案するとともに、NGO/NPOのクリエイティブを積極的にサポートしている。社会課題を解決するアイデアを提案するプランング・ユニット「POZI」のプランナーとしても活動中。

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