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“アート×健康”でまちづくり!NYC発、心も体も磨けちゃうパブリックアート「Flexible」

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みなさんはパブリック・アートって知っていますか?公園や道路など公共空間に設置される芸術作品のことを指します。例えば、毎日通勤で使う見慣れた道も、そこに巨大なオブジェクトがどーんと現れた瞬間に、また違った顔をみせる。それがパブリックアートの魅力です。

そんなパブリックアートをさらに日常的に有効活用できないか、という発想から生まれたのが、今日ご紹介する「Flexible」です。

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ニューヨークの高架線下に、2013年7月から2014年7月まで展開される予定のこのパブリックアート。作品は3種類あり、それぞれ運動の基本的な要素である「静」「動」「弾道」を表しています。

地域の子ども達を取りまとめる「Boys and Girls club」やニューヨークの公的機関「Department of Transportation New York City」とのコラボレーションプロジェジェクトでもあり、最終的なデザインは、プロジェクトリーダーでありアーティストのDarren Goinsさん(以下、ダレンさん)と地域に住む子どもたちが一緒に考えて決定しました。

芸術品としても見応え十分ですが、触わったり乗ったりしてもOK。実は、ここを通る人々が体力トレーニングやリラクゼーションのために利用してもらえるようにと設置されたものなのです。実際どうニューヨーカーに受け入れられるのか気になりますね。

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作品づくりには子どもたちも参加

「パブリック・アートはもっと街のプラットホームとして機能させることができる」とダレンさんは言います。資金も「kickstarter」で集めるなど、つくるプロセスそのものがとてもパブリックなのも素敵です。

こんな心も体も磨ける環境なら、運動も楽しく続けられるかもしれません。”アート×健康”をテーマにしたまちづくり、あなたの街でもいかがでしょうか?

(text:北條みくる)

[via PSFK]