ISSUE☆連載 +αのあるパッシブハウス

3 years ago - 2013.07.05

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目指すは、自然エネルギーだけで暮らせる家。デザインスタジオが手がけたオフグリッドハウス!

Off Grid Home1

どこに住み、どんな暮らしをつくるのか。本当に必要なものは何か。「暮らしのものさし」は、株式会社SuMiKaと共同で、自分らしい住まいや好きな暮らし方を見つけるためのヒントを提供するインタビュー企画です。

オフグリッドハウス“という言葉をご存知でしょうか? これは、自らエネルギーを生み出し、蓄積し、消費することができる家のこと。最近、デザイナーが関わってこのような環境に配慮した家を建てることが増えているようです。

今回紹介するのは、スペインのデザインスタジオ「Abaton」によって建てられたオフグリッドハウス。田舎の家畜小屋をリデザインし、環境にやさしい、おしゃれな家に生まれ変わらせました。

さっそく、どんな家が完成したのかを見てみましょう!

目指すは、自然エネルギーだけで暮らせる家

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家からの景色

その家がある場所は、人里離れた山奥。町から離れているため、電気や水道を引くことができません。そこでAbatonは、太陽の光と熱、そして近くの川を使った水力発電によって、家で使うすべてのエネルギーをまかなえるような家をつくることを目指しました。

太陽のぬくもりを上手に使う

Off Grid House
太陽光をたくさん取り入れる、大きな窓

建物の性能を上げることで冷暖房を必要としない”パッシブハウス“という言葉が日本でも少しずつ広まりつつありますが、自然エネルギーのみでまかなうためには、まずは使うエネルギーの量を減らすことが大切です。

そのための工夫のひとつは、大きな窓。太陽のぬくもりをたくさん室内に取り入れることで、暖房いらずの環境をつくります。また窓には軒も付いているので、夏は逆に、太陽の光が部屋の奥まで届かないようにすることもできるのだそう。

Off Grid House3
熱を閉じ込める木の雨戸

もうひとつの工夫は、木でできた第2の窓。夜になったらこの窓を閉めることで、昼の間に取り込んだ太陽の熱が外に逃げるのを防ぐことができるのです。

家族で一緒に過ごしたい、広いリビング

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ゆったりと過ごせそうな広いリビング

家族がなるべくひとつの場所にいることも、電気や冷暖房などの、エネルギーの節約につながります。Abatonは、もともとあった壁を取り払って広々としたリビングにすることで、家族が一緒にいたくなるような環境をつくりました。

自然となかよく暮らす家

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“木”を感じるインテリア

今回リデザインした部屋のそれぞれは、自然との調和をコンセプトにしているとのこと。普段から自然に接していればこそ、自然の大切さを知り、環境にやさしい行動がとれるのかもしれませんね。

オフグリッドハウスが世の中に増えたら素敵ですが、それ以前に大切なことは、「自然となかよく暮らしたい」と思う気持ちを忘れずに持つことなのかもしれません。

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自然に囲まれた、のんびりスペース

家族が同じ部屋で過ごす時間を増やしたり、部屋に自然を感じるインテリアを加えたりすることは、きっと新しい家を立てなくてもできること。世界のオフグリッドハウスを眺めてみることで、自然と調和した暮らしをするためのちょっとしたヒントが得られそうです。
 

(Text: 宮本裕人)

[via dezeen]

writer ライターリスト

宮本 裕人

宮本 裕人

greenz.jp ジュニアライター 1990年、神奈川生まれ。科学者になりたいと思って大学では生物学を勉強しましたが、いつの間にか編集者を目指していました。Always Be Curious. blog: miyamoto radio twitter: @yutomiyamoto

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これまで、家づくりと年収は切っても切れない関係でした。 住みたい家に住めるのは特別な人たちだけ、そんな思い込みをなくして、好きに思い描いて、こだわり続けて暮らす。 SuMiKaは、自分にフィットする暮らしを応援したいと考えています。 どこに住み、どんな暮らしをつくるのか。 本当に必要なものは何か。 自分にフィットする「暮らしのものさし」を、探してみませんか? ⇒ https://sumika.me

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