ISSUE ものづくり

3 years ago - 2013.06.12

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切るのも編むのもメイド・バイ・ウィンド!使うだけで気持ちいい、風力でつくられた家具「Windworks」

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近ごろフェアトレードやオーガニックの商品を目にする機会が増えています。買い物をするときに「誰がつくったか」「どんな素材でできているか」といったことを考える、という方も多いのではないでしょうか。

それに加えてこれからは、「どんなエネルギーを使ってつくられたか」ということまで考える時代になるかもしれません。今回紹介するのは、オランダ生まれのデザイナー Merel Karhof(以下メレルさん)が手がける、風の力のみでつくられた家具シリーズ「Windworks」です。

この「Windworks」をつくるために、メレルさんは「Wind Knitting Factory」という小さな工場をオランダに建てました。そこでは3つの風車が活躍します。

1つ目は木を切るための風車。椅子やスツール、ベンチの土台となる木を製材します。2つ目は染料をつくるための風車。椅子のクッションとなる繊維を染めるのに使う、鉱物を挽くものです。

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Wind Knitting Factory=風で編む工場

3つ目は、染めた繊維を編むための風車。これはメレルさんの代表作「Wind Knitting Machine」であり、クッション部分となる織物をつくります。

Wind Knitting Machine
これがWind Knitting Machine!

そうしてできたのが、これらの家具です。シンプルなデザインに、やさしい色合い。どれもうつくしい仕上がりです。

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私は風を集めて、目に見えるものにしたかったんです。この街にどのくらい風があって、それを使って私たちは何をすることができるのかということを、みんなに知ってもらうためにね。

とメレルさん。「これは風の力のみでつくられたんだ」と思えば、きっと使ってさらに気持ちがいいですよね。

目に見えないエネルギーを見える形に変えた Windworks は、「どういう製品を使いたいか」という価値観に、新たな提案をしてくれているように思いました。
 

(Text:宮本裕人)

[via Co.DESIGN, NYT]

writer ライターリスト

宮本 裕人

宮本 裕人

greenz.jp ジュニアライター 1990年、神奈川生まれ。科学者になりたいと思って大学では生物学を勉強しましたが、いつの間にか編集者を目指していました。Always Be Curious. blog: miyamoto radio twitter: @yutomiyamoto

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