ISSUE ものづくり

3 years ago - 2013.05.15

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世界でひとつだけのアップサイクル・チェアを公開!日米3都市で同時開催中の「TAKE A SEAT」

2013年5月7日〜20日、日米3都市で同時開催されているチャリティイベント「TAKE A SEAT」

トランポリンから生まれたハンモックや、使用済のコーヒーでできたプレートやランプなど、リサイクルからさらに進化し、使わなくなったモノに新しい価値を付加する“アップサイクル”は、様々な分野で取り組まれてきました。こちらでは、アップサイクルで創り出された椅子をチャリティに活かすという一石二鳥なイベントをご紹介しましょう。

TAKE A SEAT」は、家具や照明などのインテリアエレメント業界とデザインプロフェッショナルのための国際組織IFDA(インターナショナル・ファニシング&デザイン・アソシエーション)の米国本部日本支部が共同開催するチャリティイベントです。2013年5月7日から20日までの期間、ニューヨーク、サンディエゴ、そして大阪の日米3都市で、同時に展示会を実施。日米のデザイナーが様々な使用済みマテリアルからアップサイクルした“世界でひとつだけのチェア”が一般公開されています。

グリーンとフラワーがかわいい、ポップなチェア
グリーンとフラワーがかわいい、ポップなチェア

これら展示品となっているチェアはすべて、イベント最終日にあたる5月20日にオークションにかけられる予定で、ここから得られた収益金は、2012年に米東部に甚大な被害をもたらしたハリケーン・サンディと東日本大震災への義援金、およびIFDAの各支部のプロフェッショナル教育のための資金にあてられます。

思い出のつまったベビーチェアをオブジェに
思い出のつまったベビーチェアがオブジェになった「ANGEL’S SWINGS」

日本で唯一の会場となっている、サンゲツ大阪ショールーム(ハービス大阪4階)では、製作チームの子どもさんが愛用していたベビーチェアをオブジェにした「ANGEL’S SWINGS」や、花や緑をあしらったポップな色使いのスツールなど、個性豊かなチェアが展示されています。

とりわけ、私が惹き付けられたのは、点前道具一式を収納して持ち運びするための「茶箱」をアップサイクルした「Haoli」。茶箱の表面を羽織の生地で覆い、日本らしいスツールに生まれ変わっているのが、印象的でした。

茶箱をアップサイクルした和風テイストなチェア
茶箱をアップサイクルした和風テイストなチェア

このチャリティイベントは、使われなくなったものをアップサイクルし、チャリティに活かすという点では、2012年に英ロンドンで実施された電話ボックスのインスタレーション「BT ArtBox」とも似ていますね。「アップサイクルでチェアを創る」という条件のもと、デザイナーたちが自身のクリエイティビティを大いに発揮し、そこから生まれた作品が多くの人々に楽しまれ、オークションを通じて得られた収益が社会貢献に活かされる—。作品のみならず、イベントそのものも、“アップサイクル”な志向が感じられます。

「TAKE A SEAT」は、2013年5月20日までサンゲツ大阪ショールームで開催中。ぜひ一度、足を運んでみてください。

「TAKE A SEAT」の展示会に行ってみよう!
「TAKE A SEAT」公式ウェブサイト

writer ライターリスト

松岡 由希子

松岡 由希子

松岡由希子(Yukiko Matsuoka)。大阪生まれ、奈良育ち。米国MBA(経営学修士号)取得。アントレプレナーシップ(起業家精神)を専攻。経営コンサルティング、ベンチャー企業の立ち上げなど、約10年にわたるビジネスでの実務経験を経て、物書きに転身。「持続可能な未来づくり」をコアなテーマに掲げ、グローバルな視点から、幅広いジャンルで執筆中。2008年10月から2014年3月までグリーンズライターを務める。 Twitterアカウント: @boochan

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