ISSUE エネルギー

3 years ago - 2013.04.14

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遊べるキットからアウトドア用品まで、水素がどんどん身近に!Hな驚きいっぱいの「国際水素展2013」

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先日の「ポータブルR水素充電グッズ」の記事に続き、国際水素展「FC EXPO2013」に展示されていたその他のワクワクするHな(水素な、ですよ!)グッズやアイデアをご紹介します。

イワタニ「ホンダ・ソーラー水素ステーション

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以前greenz.jpでも取り上げた、ガレージにも収まるコンパクトなソーラー水素ステーション。特徴は、これまでは高圧水素をつくるために、水素電解装置とコンプレッサーが必要だったところ、独自の技術で水素の製造と圧縮を同時にすることでコンプレッサーがいらなくなり、コンパクト化することができたということです。家庭レベルでのエネルギーの自給自足をリアルにイメージさせるデザインですね。

アツミテック「水素が見えるシート

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こちらは水素に触れると透明になるフィルムです。通常の使い道としては、工場や研究室で水素が漏れていないかチェックするときなどを想定しているようですが、ショーウィンドウなどに使うと、水素を吹き付けることで色のついたウィンドウを透明にしたりといった演出ができそうです。

SIC燃料電池研究会「Water supply system by Fuel Cell」

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水素発生装置と燃料電池、そしてろ過装置をセットにしたユニークなシステムです。太陽光の電気でろ過装置を動かしきれいな水を供給。飲料水にしてもいいですし、できた水をさらに太陽光発電で電気分解して水素を製造。燃料電池で電気にすることができます。エネルギーと飲料水をひとつの装置で供給できるので、イベントや災害のときに役立ちそうですね。

こちらは、何度かgreenz.jpでも紹介しているR水素コンポーネント「ZEEP24」をつくっているFC R&D社の水素吸蔵合金を使ってコンパクト化を実現しています。そのFC R&D社のブースには、水素で動くR2D2も!もはやこれはR2H2?

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ケミックス「PEM-004H2O

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プラモデル感覚で組み立てができるという小さくてシンプルな「電気分解組立キット」。小さいながらも水を入れて電気を通すと、水素をつくることができる。ソーラーパネルと手回し発電機がついているので、遊びながら「つくって、ためて、使う」というこれからの再生可能エネルギーのかたちが体験できます。

エバニュー「FC POWER CHARGER

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こちらもgreenz.jpで紹介した、アウトドアで活躍するポータブルの燃料電池です。交換式のパックに水を含ませると、ナトリウムが反応して水素を発生。その水素で発電するという仕組みです。パックは3つセットで1500円程度。エネルギーを効率よく貯めておけるメディアとして、水素はアウトドアレジャーや非常時などに役に立つ可能性を秘めているんですね。

北海道大学

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冷やすと水素を吸収し、熱すると水素を発生させる水素吸蔵合金の性質を活かした発電システムです。温水と冷水それぞれに水素吸蔵合金を浸し、温度差でピストンを動かし、発電するというアイデアです。温水といっても温泉の排熱レベルでできるので、地熱発電のような大規模な工事はいらないのがメリットだそうです。

ホライズン社の実験キット

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ホライズン社の実験キットは、色々なラインアップがありました。ソーラーや風力による水素ステーションと車のセットや、水素発生装置と燃料電池を積んで走る車など、ガソリンやガスを使わず、自然の力と水だけで動くこれからのモビリティを子どもに想像させる、見た目も楽しいキットですね。

セミナーやブースでもワクワクするお話が

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より効率よく安全に水素を貯めるために、タンクなどの金属の研究も進んでいます。九州大学の松岡三郎教授の「水素材料強度特製研究成果」というセミナーでは、最新の水素吸蔵合金について報告がありました。レアメタルを使わないものや、飛躍的に貯められる量を増やせる発見があったそうです。その他、住友金属さんのブースでも、劣化の少ない水素タンクの材料の研究が進んでいるとの話を聞きました。よりコストを下げながら、安全に水素を貯められるようになりつつあるんですね。

R水素ネットワークブース

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グリーンズのパートナー団体、「R水素ネットワーク」も出展していました。他のブースはビジネスマンが中心だったのですが、カラフルなパネルのおかげでしょうか。NGOやNPOの人たち、学生さんも多く足を運んでいました。

中にはJAXAでロケットを研究されている方も。水素は軽く、保存しても劣化しないのでロケットでは定番のエネルギーだそうで、その水素を安定してつくりだすアイデアとして、R水素は非常に興味があるとのことでした。

また、シチリア島でR水素構想を進めている学生さんも、日本でR水素を広めようとしているNPOがあることに驚き、興奮していました。また、隣のブースにいた方からも、驚くようなアイデアをいただけました。このことは、また追ってレポートできればと思います。

立場を超えてたくさんの人や団体とつながり、イノベーションを生み出していけるのがNPOとしてのR水素ネットワークの強みです。ステートメントも一新したR水素ネットワークでは、賛同団体とプロボノスタッフを募集中です(greenz.jpも賛同団体になっています!)。いっしょにエネルギーシフトを実現したいという団体や個人の方は参加してみてはいかがでしょうか。

R水素をもっと知ろう!
R水素ネットワーク

writer ライターリスト

丸原 孝紀

丸原 孝紀

greenz シニアライター 1976年京都生まれ。コピーライター(東京コピーライターズクラブ会員)。企業に社会貢献型のコミュニケーションを提案するとともに、NGO/NPOのクリエイティブを積極的にサポートしている。社会課題を解決するアイデアを提案するプランング・ユニット「POZI」のプランナーとしても活動中。

partner パートナーリスト

R水素ネットワーク

R水素は、水の中にある水素をパートナーにすることで再生可能エネルギーのポテンシャルを高める、持続可能なエネルギーのかたちです。 NPO法人R水素ネットワークの公式ウェブサイトはこちら

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