原発に対する議員一人ひとりのスタンスを知っておこう。投票前にチェックしておきたいサイト「総選挙で、グッバイ原発。」

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いよいよ12月16日は衆議院総選挙の投票日です。自民党から民主党に政権交代してから初となる今回の選挙には政党が乱立。争点も多く、どこの誰に投票することが正解なのか、なかなか見えづらくなっています。また、この選挙は2011年3月11日の東日本大震災を経て初めての総選挙でもあります。みなさんのなかには、原発問題を重要な争点のひとつに数えている人もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

投票日まで時間はありませんが、ぜひ、みなさんの投票行動の参考にしていただきたいサイトがあります。それが、小林伸行さん(横須賀市議会議員)が手がける総選挙で、グッバイ原発。です。サイトでは全国の議員候補者たちの原発への姿勢を一覧にしています。

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「総選挙で、グッバイ原発。」に掲載されている候補者の数は約1400人。これだけのデータを集めるのはなかなか大変なことです。今回、どうしてこのようなサイトを立ち上げることにしたのか、小林さんにお話をうかがってみました。

原発に対する候補者一人ひとりの姿勢を明らかに

私の経歴を簡単にご紹介しますと、政治を志す前は地域情報誌や環境コンサルティングなどの仕事に携わってきました。国際環境NGOであるA SEED JAPANの活動に参加していたこともあるのですが、原発問題を考え始めたのはちょうどその頃のこと。2002年あたりになりますね。

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小林さんの基本的なスタンスは脱原発ですが、今回「総選挙で、グッバイ原発。」を立ち上げた理由は、脱原発を訴えるためだけではないのだそう。

私が今回このサイトを立ち上げる上でやりたかったことは、候補者一人ひとりの原発へのスタンスを明らかにするということです。本来はおかしいんですが、同じ政党の中に全く違う考えの人がいる政党ばかりなのが実態です。そうすると政党単位ではなく、「どの候補者が脱原発で、どの候補者が原発推進なのか?」がわからなければ、選べませんよね。だから、一人とりの態度をはっきりとさせたいと思いました。

それを知ったうえで、有権者が脱原発の人を選ぶのか、原発推進の人を選ぶのかは、それぞれが決めることです。私は、とにかく判断材料がないことが問題だと思ったんです。

メディアがやらないなら、自分たちでやろう

確かに政党単位で見ていると、党内に脱原発議員がいれば、原発推進の議員もいて、単純に党の名前で選ぶことはできません。

現職議員については、原発への態度を調べて公表している新聞や市民団体はありましたが、これから議員になろうとする候補者についても調査しているメディアはなかったんですね(*)。そこで、新人や落選中の候補者にも「eシフト」や「エコ議員つうしんぼ」でアンケートを送ろうとしたことが、「総選挙で、グッバイ原発。」を開設するきっかけでした。

*現在では、「Yahoo!みんなの政治」と「毎日新聞2012衆院選」にて、前職以外も含めたアンケート結果が公表されています。

サイト設立にあたって小林さんは、

(1)主観的なイメージではなく、客観的な情報源から「脱原発」判定すること
(2)全国の候補者をできるだけ網羅すること
(3)オープンソース的に、二次利用も可能であること

といった点に気を配ったのだそうです。

小林伸行さんとリスト化を手伝ったインターン生

小林伸行さんとリスト化を手伝ったインターン生

多数の政党が並び立ち、政党内での候補者の立場もバラバラ。でも、選挙に行く重要性を誰もが痛切に感じている……。こんなときにこそ、誰の目にも、わかりやすいかたちで、情報を明らかにするメディアが必要なのではないでしょうか。

今回の選挙では、みなさんもたくさんのメディアをのぞき、たくさんの候補者の話に耳を傾け、公約もチェックしていると思います。ぜひ、小林伸行さんの「総選挙で、グッバイ原発。」にもアクセスして、投票の参考にしてみてはいかがでしょう。

「総選挙で、グッバイ原発。」にアクセスしてみよう!