みんなが人生の主役になって社会をつくっていくための、ダイアログの場「せんきょcamp」ムーブメントが始まった!!

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東日本大震災以降はじめての国政選挙が今月16日に行われます。「第三極」という名のもとに新党が次々とでき、「いったいどこに投票していいのやら…」と思っている方も多いのではないかと思います。私も「どこに投票すればいいのか」と未だに迷っているわけですが、その根底にあるのは、これまで参加してきた選挙で自分の一票が政治に反映されていると実感したことがほとんど無いという経験です。みなさんはそんなことはないでしょうか?

そのように実感が無いことこそ問題なのではないか、それを今回の選挙の機会に何とかしなきゃいけない。そんな人はぜひ「せんきょcamp」をしてください。

その「せんきょcamp」とはいったい何?ということを書く前に、今の問題を整理しておきましょう。まずは、若者の投票率の低下の問題。これはかなり前から言われています。そのためにさまざまなキャンペーンが行われ、こんな動画が作られたり、アイドルがCMに起用されたりしているわけですが一向に投票率は上がりません。その最大の理由は先程書いた「政治に参加しているという実感のなさ」なのではないかと思うのです。

なぜそのように思ってしまうのか、それは今のあり方では投票したところでそれで何かが変わるとは思えないからです。つまり投票行動によって政治に参加しているという実感を得ることはいまのままではできないのです。だから、その実感を得るためには投票だけでなく、もっと政治に「参加」することが必要になります。でも、「政治に参加する」なんてハードルが高いですよね。

しかし、東日本大震災と福島第一原発事故以降、官邸前で毎週でもが行われるなど政治的な行動を起こす人が増えていることも事実です。このデモの意義はその目的を実現することだけではありません。最終的に目標を遂げることができなくても、そのデモの中で話をし、考えることで自分なりの主張をまとめ、それをまた誰かに話す、そのようにして政治に纏わる話をするだけでもある意味では政治に参加していることになるのです。

官邸前デモの様子 Some rights reserved by golemjewish

官邸前デモの様子 Some rights reserved by golemjewish

そしてそれは、そのように「普通の人たち」が政治に参加できる参加型民主主義を実現するチャンスが来ているということなのかもしれません。そんな参加型民主主義を目指すムーブメントとして今月1日に立ち上がったのが「せんきょcamp」です。発起人は元内閣官房参与の田坂広志さん、アースガーデン代表の鈴木幸一(南兵衛)さん、そしてgreenz.jp発行人の鈴木菜央です。

このせんきょcmapの「せんきょ」には選挙と占拠の2つの意味がかけられています。「占拠」が意識するのは昨年アメリカから世界中に広まった「Occupy Wall Street」運動。さまざまな政治的主張を持つ人が混在し、しかもほとんどデモに参加したことのない若者が多く参加したこの運動には参加型民主主義へのヒントがあるからです。

そして、そのような「場」としてまず「せんきょcamp渋谷」がオープンしました。ここはこれから全国に広がっていって欲しい「せんきょcamp」の実験場です。毎日ダイヤローグや飲み会やトークイベントが行われていて、だれでもいつでも話をしにきていい場所です。

せんきょcamp渋谷は電力館の斜向かいにあります

せんきょcamp渋谷は電力館の斜向かいにあります

3日には田坂さん、鈴木菜央に「暮らしかた冒険家」の伊藤菜衣子さんを加えて「オープニングトーク」を開催。鈴木菜央は「みんなでいい場所を作ろうとする、一人も傍観者がいないのがいいキャンプ。このムーブメントは、ナチュラルに自分たちの未来がどうなったらいいか話す、最初のきっかけとしてキャンプという場があればいいという思いで始めた」とコメントしました。

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そして、ここでの田坂さんの言葉は心に響くものが多く、せんきょcampの思想も端的に示していると思うので、その言葉をここで幾つか紹介します。

投票率が低いほどいいと言った政治家がいたが、あれに怒りを覚えないと。何年かにいっぺんの意思表示の時だけに民主主義が押し込められている。社会の変革に参画するのが民主主義だ。

もはや悪玉がいる時代ではない。悪玉を倒せば平和が訪れるのではない。一人一人の小さな無責任が大きな無責任になっているのが今の社会。

多様性を受け入れるということは、我慢するということではないんですよ。自分の中にある多様性を発見することだと思う。

つまり、自分の内なる多様性を発見し、自分の小さな無責任を見つめ、その上で社会の変革に参加すること、それこそが民主主義を実現するということだということです。せんきょcampはその発見と参加のためのコミュニケーションの場になろうとしているのです。

このときのトークの様子はUstreamに録画が残っています。興味が有る方は、観てみて下さい。


Video streaming by Ustream

そしてこのせんきょcampは渋谷だけで終わるものではありません。だれでもどこでも何人でも始められるのが「せんきょcamp」、そのフォーマットなどは現在作成中ですが、すでに熊本、雲原、鎌倉、大阪、京都とどんどん活動がスタートしています。興味のある方は「せんきょcamp」のウェブサイトにまずはアクセスしてみてください。

さあみんなcmapしようぜ!

焚き火はできないので灯油ストーブを囲んで

焚き火はできないので灯油ストーブを囲んで

★お知らせ
12/13(木)にせんきょCAMP渋谷にて、green drinksを開催します。テーマは「参加型民主主義がつくる未来」。イベント情報はこちらから。

せんきょcampしよう!