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新しいメディアのあり方にチャレンジ!コミュニティを大切にする女子クリエイター向けライフスタイルマガジン「箱庭」

箱庭 haconiwa|女子クリエーターのためのライフスタイル作りマガジン

箱庭 haconiwa|女子クリエーターのためのライフスタイル作りマガジン

インターネットの普及、ソーシャルメディアの発達によって、誰でも情報発信ができるようになったと同時に、多くの情報が溢れるようになり、想いをもって選んだ情報を発信することも大切になってきています。

キュレーションされた情報発信と、それだけにとどまらないリアルでの参加型体験を提供することで、たとえ小さくともコミュニティを構築できるメディアが求められているのではないでしょうか。

そんな流れの中、注目の媒体が存在します。女のコのクリエイター6人が同じようにクリエイターとして活動している女子に向けて、自分たちの気になるモノや好きなものを選んで情報を発信するメディア。キュレーションされた情報が集まる媒体がライフスタイルマガジン「箱庭(haconiwa)」です。

箱庭_logo

「箱庭」は、神楽坂と荻窪に拠点を持つ地域密着型でクリエイティブやメディアに関する事業を展開するRIDE MEDIA&DESIGN株式会社が運営する媒体です。箱庭という名前は、メディアを運営する方々が、誰しもが持っている自分の大好きな領域を“ココロの箱庭”と捉えていることが名前の由来。

ソーシャルメディアへの注目が集まった2010年、RIDE MEDIA&DESIGNは、「小さなメディアを作って人を集め、そこで何かしていきたい」という想いを持ち、個人個人のメンバーが情報を発信していくことを奨励したそうです。その結果、メンバーの中でも情報発信が得意だった女子クリエイターを集めて「箱庭」の編集部は立ち上がりました。

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街もキュレーションする地域密着型のメディア

箱庭で発信されるトピックは、6人の運営メンバーが好きなもの、オススメしたいものを選んで発信しています。メンバーが本当に好きなものを楽しんで発信しているため、それが人々の共感を呼び、FacebookでLikeされたり、他媒体でも取り上げられたりしています。

会社の立地が神楽坂と荻窪であるため、その街に関する情報発信や企画も実施しているそうです。どちらも独特の雰囲気をまとった街であり、渋谷や恵比寿といった街にあるような派手さはないかもしれませんが、それぞれの街が持っている魅力を多くの人に知ってもらいたい、もっと好きになってもらいたいという想いをもって発信をしているんだとか。

Some rights reserved by takuhitosotome

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今は注目されなくなってしまっているものにも、ちゃんと価値のあるものはある、ちゃんと見つめると価値があるものは街にはたくさん存在します。そうしたモノ、コトに焦点をあて、街のキュレーションをしようとしていることも箱庭に注目したい理由のひとつです。

新しいメディアを模索、電子書籍化プロジェクトも

新しい形のメディアを目指していきたいと語る箱庭。ウェブマガジンでの情報発信だけではなく、リアルでの体験イベントも実施し、コミュニティを大切にしたメディア運営を心がけているそうです。

イベント「箱庭写真館」の様子

イベント「箱庭写真館」の様子

現在は、女の子のためのクラウドファンディングサイト「GREEN GIRL」とともに、電子書籍化プロジェクトも実施中。

日々ウェブマガジンの運営を続けていると、読者の方から「本にはならないんですか?」や、「写真集みたいなモノは作らないんですか?」といった問い合わせが届くようになったそうです。その声に応じるように箱庭編集部でも「何とかして、雑誌にしてみたい!」という想いが募っていたところに、GREEN GIRLとの出会いもあってプロジェクトがスタートしたそう。

6人の運営メンバーのみなさんは、日々の業務をしながらウェブマガジンの運営も行ない、そして電子書籍の制作もしている状態。忙しいはずの状態にも関わらず、モチベーション高く活動ができているそうです。その理由には、メディアを運営することで読者からレスポンスがもらえたこと、イベントを企画したことでリアルな人の声をもらえたことがあげられます。

箱庭は、みんなのプロジェクト

製作中の編集部

製作中の編集部

箱庭は、社内で実験的に始めたことがきっかけとなり、メンバー数人が集まってボトムアップ的に立ち上がったメディアです。それが今では多くの共感を集め、事業にしていこうとしています。

編集部にとっては本業をやりつつ、自分たちが楽しめることを事業にしていける可能性がでてきています。これはマイプロの新しい形なのかもしれないな、と思います。会社とは別の場所で自分のやりたいことを実現するのではなく、会社と一緒に実現していく。

楽しいこと、好きなことを活動領域にし、本当に価値あるものを大事にする。そこに小さなコミュニティが生まれ、そこからビジネスが生まれていく。そんな仕事の仕方が今後増えていくかもしれません。次々と新しいことを仕掛ける箱庭のこれからに注目です。

「箱庭」の電子書籍化プロジェクトを応援しよう!