「WorldShift Forum 2012」開催決定。アーヴィン・ラズロ博士が宣言した、真の意味でのワールド・シフトがはじまります! ー 谷崎テトラさんインタビュー

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世界はさまざまな危機に直面しています。環境、政治、教育、医療などその分野は広く、ありとあらゆるところに問題があるように感じられます。私たちは一体いつまで、いまのような暮らしを続けられるのでしょうか? もし、これからもずっと生命に溢れた地球を続けていきたいなら、何をしなければいけないのでしょうか?

世界賢人会議「ブダペストクラブ」の創設者であるアーヴィン・ラズロ博士は、2009年9月、ロンドンで「世界的緊急事態における、ワールドシフト2012宣言」を世界に向けて発信しました。持続可能で平和な社会へ。その宣言が力強く発せられたのです。

日本でも、ラズロ博士の宣言を受けて、ワールドシフト・ネットワーク・ジャパンが発足。来たる2012年11月18日には、3度目のフォーラムとなる「WorldShift Forum 2012 -The Future We Want-」の開催が決定。今年のWorldShift Forumについて、ワールドシフト・ネットワーク・ジャパン代表理事の谷崎テトラさんにお話を伺いました。

ワールドシフト。この言葉を言いかえると“持続可能で平和な社会への変化”となります。世界を危機的状況が取り巻くいま、その言葉は心地よく胸に響くかもしれませんが、本当のところでは、実はそう楽観的に構えているわけにはいきません。

現在の世界が持続不可能である理由は100以上もあると言われています。大きく分けると「生態系」「社会」「経済」のそれぞれの領域で持続不可能な問題が生じています。国や政府が果たすべき役割、市民が草の根で果たすべき役割、ビジネスの領域や価値感そのものの転換など、それこそありとあらゆる分野でいまの暮らしを変えなくてはいけなくなってきています。

一般社団法人 ワールドシフト・ネットワーク・ジャパン代表理事の谷崎テトラさん

一般社団法人 ワールドシフト・ネットワーク・ジャパン代表理事の谷崎テトラさん

世界にはどのような変化が必要なのでしょうか。テトラさんは「ワールドシフトには、その答えのヒントがある」とおっしゃっています。

僕たちは正解のレシピを伝えるわけではないんです。シフトはありとあらゆる領域で必要なんですね。ワールドシフトはひとりひとりの実践、それぞれの分野で変化と、その創発が必要なんですね。そのためのプラットホームづくりと考えています。

2012年はワールドシフト元年です

これまでにも、たとえばロハスやスローライフといった言葉がありました。環境に優しいライフスタイルの実践というニュアンスを含んだこれらの言葉よりも、ワールドシフトには強い意味が込められているのだそう。

ライフスタイルを少々変えるくらいではどうにもならないくらい、いまの世界は危機的な状況です。「食」や「エネルギー」の領域でのシフト、その背景となる「政治」「経済」の領域でのシフト、「環境」や「地域」のとりくみ、それらを貫く「価値軸」の転換をふくめた、「文明の転換」の時期ととらえています。だからこそ、ワールドシフトという言葉を広めていきたいという思いがあります。

アーヴィン・ラズロ博士が2009年9月、ロンドンで宣言をしたとき、そのタイトルは「世界的緊急事態における、ワールドシフト2012宣言」でした。

ラズロ博士は「この2012年こそが重要な年になるだろう」とおっしゃっています。今年はリオ・デ・ジャネイロで地球サミットが開かれたり、地球温暖化防止のための国際会議(COP)が開催されたり、と、国際的にもサステナブルな地球の在り方について重要な話し合いが持たれた年でした。また、日本も震災を経て、多くの人が環境や経済などについて考えを深めてきているタイミングでもあります。ワールドシフトにとってはこの2012年こそが新しいスタートになると、その幕開けの年になると大いに期待をしているところです。

世界を変えることではなく、自分が変わること

そんな背景を踏まえて開催される「WorldShift Forum 2012 -The Future We Want-」。第3回目となる今回のフォーラムについて、主催者の立場から、期待していることを尋ねてみました。

ワールドシフトを直訳すると「世界を変える」という意味になりますが、その本当に意味するところは「自分が変わる」ということなんです。一番大切なことは、自分がどう変わるかってこと。WorldShift Forumはそれを宣言する日なんだと思っています。


一般社団法人 ワールドシフト・ネットワーク・ジャパン理事、野中ともよさんによる解説

「WorldShift Forum 2012」には、シンクタンク・ソフィアバンク代表の田坂広志さん、元サッカー日本代表チーム監督の岡田武史さん、環環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也さんなどたくさんの著名人が登壇。それぞれのワールドシフトについてを語ります。

今回もたくさんの方にご登場いただきますが、彼らはあくまでも私たちと同じ70億のうちのひとりです。当日会場にお越しくださる方、USTREAMで視聴なさる方は、ぜひその宣言を聞いて、自分にとってのシフトを問いかけてみて欲しいのです。そして「自分ならこんな宣言をする」と、実際に宣言してほしいのです。WorldShift Forumの意図は、新しい考えを広げることではなく、個人個人をエンパワーメントすることなんです。一人ひとりが主役なんです。

あなた自身のワールドシフトがはじまる

いまの社会は持続不可能であること。その社会を変えるためにまずは自分自身が変わること。ワールドシフトとは、その宣言を一人ひとりが行っていくことなのです。WorldShift Forumに参加すれば、その力はさらに加速されていくことが予測されます。

登壇者の話を聞くのもいいのですが、隣の席に座った人など、近くの席に座った者同士、あるいはロビーでの活発なコミュニケーションにも大きな期待を寄せています。たとえば、金融関係の仕事をしているならば金融の視点から、メディアの仕事をしているのならメディアの視点からなど、みなさんにも宣言をしてほしいのですが、たとえば同じ志を持った人同士が交流することでより大きな力を発揮することができると考えています。

ワールドシフトのオフィシャルサイトでは、ワールドシフト宣言を行うツールが配布されています。そのデザインはとてもシンプル。ふたつの空欄のボックスが矢印で結ばれています。ふたつの空欄には、変化を起こしたい事柄と、変化が起きたあとの事柄を記入。たったそれだけで、ワールドシフトに参加する準備は整います。

矢印の部分もとても大切です。「どんな方法で、変わるのか?」という部分ですね。ぜひ会場に足を運んで、この部分について、出会った人とディスカッションしてみてください。そして、志を同じくする異分野の人と出会ってほしいと思っています。当日は、そんなみなさんの話し合いの場も設けたいと思っています。

あなたが変えたいと思っていることはなんでしょう。どんな方法で、どんなふうに変わりたいですか? 社会を変える小さな一歩を、大きなムーブメントに変えていくために。11月18日、国連大学ウ・タント国際会議場にて、あなた自身のワールドシフトをはじめてください!

みんなのワールドシフト宣言