飛騨の自然に身を置いて、自分を取り戻す旅に出かけてみませんか?『飛騨の森チルアウトツアー』

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都市での便利な暮らしに浸って多忙な日々を送っていると、だんだん心が疲れてくるもの。暮らしの中の些細なありがたみや、自分自身が地球の沢山の生命に囲まれて生きている事を忘れがちになります。その実感を取り戻すために、私たちは時々自然に還る必要があるのかもしれません。

岐阜県の飛騨地方は、東に北アルプス、西に飛騨高地と大自然に囲まれた場所。その雄大さは全国でも群を抜き、太古の原生林が残る貴重な地でもあります。今回ご紹介するのは、そんな飛騨の奥深い魅力を体験できるツアー。大自然に身を置いて、自分自身をリセットする旅をしてみませんか?

知られざる飛騨の魅力を巡る旅

飛騨地方では、世界遺産の白川郷や、高山の古い町並などが観光地として有名ですが、ほかにも、まだそれほど知られていない、魅力的な場所がたくさんあります。そこで、今回の「飛騨の森チルアウトツアー」です。


大きな地図で見る岐阜県の北部にある飛騨エリア

実はこのツアー、岐阜県と「MYLOHAS」という女性向けのウェブサイトとのコラボレーションから生まれたもの。読者から募集されたアイディアを色濃く反映させた内容になっているため、若い女性が求める要素がふんだんに含まれていて、「岐阜の宝もの(*)」と呼ばれる県が認定する新しい観光資源を広く知ってもらうことを目的としています。

企画を担当したのは、以前green drinks HIDAのこちらのレポートでもご紹介した「飛騨里山サイクリング」を提供する「美ら地球(ちゅらぼし)」です。美ら地球の白石達史さんは、この試みをこんな風に語ります。

僕たちは普段、飛騨周辺の里山を自転車でめぐるツアーをやっていますが、飛騨の魅力はそれだけじゃありません。もっと奥深い自然を体験できるところもあるし、昔の日本の暮らしを垣間見られるような集落もあります。今回のツアーではそうしたあまり知られていない飛騨のみどころを支えているNPOをはじめ、「岐阜の宝もの」プロジェクトに関係する観光事業者が連携して、ほかでは体験できないような特別のプログラムを組みました。

一番右が白石さん

一番右が白石さん

2泊3日のツアーの工程は以下の通り。

1日目:飛騨里山サイクリング、「板倉の宿 種蔵」で地産地消の食事、ナイトハイク
2日目:朝ヨガ、池ヶ原湿原ウォーキング、飛騨の森ランチ、夜の高山散策
3日目:小坂の滝 覚明トレイルツアー

サイクリングに朝ヨガ、ナイトハイクと盛り沢山!とても楽しげなプログラムですが、このツアーが行われるのは10月と11月の2回のみ、参加できるのは合計16名限定とたいへん希少なもの。

このツアーを実施することだけが、この取り組みの目的ではありません。ツアーで巡る場所や参加プログラムは、いつでも飛騨にあります。今回参加できなくても、いつでも訪れることができるのです。

と、白石さん。このツアーをモデルケースとして、飛騨の魅力をもっと知ってほしいとのこと。ここでは、このツアーのなかでも代表的なスポットを、地元の方々の言葉を交えてご紹介します。

その1. 飛騨里山サイクリングで行く、種蔵集落

今回のツアーでも初日に予定されているのが「飛騨里山サイクリング」。いわゆるレンタサイクルではなく、付近の農村や古民家など飛騨の里山を自転車で巡る、スローなガイド付きツアーです。その魅力は、日本の原風景のような場所をのんびり周ることができること。そして何といっても、地元の人たちと交流できることでしょう。

サイクリングしながら、地元の人たちと交流も

サイクリングしながら、地元の人たちと交流も

僕も時折ガイドをしていますが、僕たちが地元の人とお客さんをつなぐ橋渡しのようなものです。この土地の人たちは、旅人との距離感を保つのがとても上手。ニコニコして待ってくれていたり、家まで誘ってくれることもあれば、こちらが急いでいる時には、じゃ、また今度ねってすっと引いてくれたり。里山暮らしを疑似体験できるような、のんびりしたツアーを提供したいと思っています。

こうした地元の人たちとの出会いは、偶然起こるサプライズのようなもの。だからこそ、ありのままの地元の暮らしにふれることができるのです。

種蔵集落

種蔵集落

ツアーでは、坂上駅を起点に、種蔵(たねくら)集落までの道のりを、約10km走ります。この種蔵集落というのが、全部で家が12戸しかない小さな集落。初日は、この集落にある古民家「板倉の宿 種蔵」に宿泊します。種蔵では、誰々さんちの畑で今採ってきた野菜や、誰それがつくった豆腐など、半径約数100メートル以内で採れた食材ばかりを使って、地元のおかあさんたちの手でつくられた食事をいただけるのが大きな魅力です。

その2. “命の森”天生県立自然公園と池ヶ原湿原

ツアー2日目に訪れるのは、高山市よりも北に位置する池ヶ原湿原です。この湿原を含む「三湿原回廊」と天生県立自然公園のインタープリター(森の案内人)でもある岩佐勝美さんに、その魅力を教えてもらいました。

天生県立自然公園には、槍ヶ岳や乗鞍といった山岳の圧倒的な迫力はないけれど、多くの生き物の生命を感じることができる“命の森”があります。全体は約1600ヘクタールと広大で、太古の昔からそのままのブナの原生林があったり、高山植物や昆虫や鳥など、実にさまざまな生き物に出会えます。

岩佐さんが“命の森”、“おごそかな森”と呼ぶこの森は、生態系が今も豊かに残っていて、人間が地球のすべての命のなかで生かされていることに気付くことのできる場所なのだとか。

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私はここで働くようになって、人生がずっと豊かになった気がするんです。日々この森から命が生み出されるのを見ていると、人間もその一部だということを改めて感じます。ものを言わない木や動植物の声が次第に聞こえてくるようになりました。でも、決してここだけが特別なわけじゃない。誰の身の周りにも自然があって、そのありがたみを感じるきっかけをここで得てもらえたら、それが一番嬉しいことです。

インタープリター(ガイド)の岩佐勝美さん

インタープリター(ガイド)の岩佐勝美さん

ここは紅葉が日本一綺麗な場所、とも言われますが、10月後半には紅葉も終わり、11月に入るとすぐに雪を迎える寒い場所です。葉が落ちた後の森は、とても静かで葉がある時には見えない青空が見えるのも魅力なのだとか。

ツアーでは、天生県立自然公園から車で約1時間ほどいった池ヶ原湿原を散策します。気持ちのいい散策のあとは、この近くでピクニックランチも予定されています。

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その3. 日本一滝の多い町、小坂

最終日の3日目に訪れるのは、なんと216もの滝があるという滝の町、小坂。ここには一体どんな魅力が?「NPO法人小坂200滝」の桂川淳平さんに伺いました。

小坂は日本一滝の多い町と言われてまして、いろんな種類の滝があるんです。温泉が出る滝があったり、直下に落ちるのがあったり。この辺りの滝は、御嶽山の噴火によってできた滝なので珍しいのが多いんです。

滝を見ると、地球の鼓動というかね、歴史を感じますよ。滝にも寿命があるんです。少しずつ後退してやがては崩壊してしまうんです。ひとつの滝が終わりを迎えるのに約1万年くらいかかる。そうして滝(水)がなくなって、滝つぼだけが残っているものも、ここにはあります。4~5万年の時間の流れを感じられるんです。

手前が「NPO法人飛騨小坂200滝」ガイドの桂川淳平さん。

手前が「NPO法人飛騨小坂200滝」ガイドの桂川淳平さん。

初級から上級まで13コースを設けてあり、なるべく自然を傷つけない、ありのままの姿を見せたいという地元の人たちの思いから、中級コース以上の道は、敢えて舗装道路を設けず、鹿やイノシシが通るケモノ道を歩くのだとか。
ツアーでは、ライトな初級コースを歩くため、道も舗装されていて安心です。

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生きている実感を取り戻すために

いかがでしょう?万物の命に思いを馳せ、地球の鼓動を体感できる、エネルギーチャージの旅。

ここまでは自然を体験できるスポットを紹介してきましたが、他にも魅力的なプログラムが用意されています。例えば、2日目に予定されているのは、朝ヨガ。飛騨の大自然を感じながら、地元でも人気のヨガアシュトの、MAI先生と共に自分自身を見つめ直す時間です。ほかにも、地元の美味しいパン屋さんのパンでピクニックランチをしたり、地産地消の料理をふんだんに楽しめるものになっています。

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初めにお伝えしたように、2回のみ、各回8名限定で行われる幻のようなツアーだけれど、ここで紹介した一つ一つの場所やツアーは、いつだって飛騨にあります。

仕事で疲弊してしまった時、自分が自分でないように感じる時。いつでも訪れることのできる場所が、日本の中心、飛騨地方にあります。自分が地球の数多ある命のひとつに過ぎないことを再確認したら、大切なことは何なのか、本当の自分はどこにあるのか。取り戻すことができるかもしれません。

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【2泊3日のエネルギーチャージ!飛騨の森チルアウトツアー】
1日目:飛騨里山サイクリング、「板倉の宿 種蔵」で地産地消の食事、ナイトハイク
2日目:朝ヨガ、池ヶ原湿原ウォーキング、飛騨の森ランチ、夜の高山散策
3日目:小坂の滝 覚明トレイルツアー

日程と料金:2012年10月26(金)~28(日)日 49,800円
      2012年11月2(金)~4(日)日 49,800円
定員:各回8名

申込と詳細:美ら地球ウェブサイト

※(*)岐阜の宝もの=今後全国に通用する観光資源になるものとして県が認定したもの

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