ピルコン、R水素ネットワーク、つみき設計施工社などのお悩みをみんなで解決!green drinks Tokyo「マイプロCAMP!!!」 [イベントレポート]

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greenz.jpが毎月第2木曜日に開催している、アイデアとアイデアをつなげる場 green drinks Tokyo。今年のテーマは「マイプロCAMP!!!」です!

”自分ごと”からはじまるソーシャルデザイン「マイプロジェクト」を実践されている方が、それぞれが抱える課題や疑問を「お題」として持ち寄り、次のステップへ進むために参加者全員でワークショップを行っています。

9月は2ヶ月ぶりのgreen drinks Tokyo。避妊啓発団体「ピルコン」の染谷明日香さんや、「自分らしいワーク&ライフの実現」を目指してワーク&ライフ・インターンシップという新しい学びの場を提供する「スリール」の堀江敦子さんなど、社会課題を解決するユニークなマイプロジェクトに取り組まれている方がたくさん集まりました。

9月はいったいどんな”CAMP”になったのでしょうか?当日の様子をお届けします!

12の「お題」発表!そしてワークショップへ

それではさっそく、この日話し合われたお題をご紹介します。気になるお題はこちら!
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1. 子どもに受けさせたい性教育ピルコン 染矢明日香さん
2. R水素を世界に広めるには?NPO法人R水素ネットワーク 村木勇介さん
3. 都内大学生の5人に1人がワーク&ライフインターンをやっている状態にするには?スリール株式会社 堀江敦子さん
4. もっとみんなが美味しいものやお店を探すようになるウェブマガジンを作るには?/「Re:MEMBER」尾坂亮さん
5. みんなが読みたい会報誌ってなんだろう?/NPO法人グリーンズ 鈴木菜央
6. ボランティアフェスティバルジャパンにたくさんの人に参加してもらうには?ボランティアフェスティバルジャパン実行委員会 大塚智子さん
7. あなたが教わりたい、家の○○のつくり方とは?つみき設計施工社 河野直さん
8. 男女を意識するとき、恋を意識するときはいつですか?/前田健太さん
9. デジタル機器が苦手な家庭にアプリを売り込むには?キートン・コム 三宮直也さん
10. アジアの子どもたちの図書館事業に共感し、アクションへ導くには?シャンティ国際ボランティア会
11. 深いつながりやコミュニティができる仕組みとは?green drinks Harajuku 谷雅史さん
12. Happyな仕事スタイルとは?TWOPLANTON LTD 藤本太一さん

エネルギー、性教育、仕事における幸せなど、多種多様でどれも面白そうなテーマが集まりました。発表後は1人1つのテーマを選んでわかれ、ワークショップを行います。9月の”CAMP”もそれぞれのテーブルで議論が白熱!参加者それぞれがアイデアを持ち寄り、面白いアイデアの数々に各テーブルからは驚きの声が上がっていました。

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ワークショップの後は、成果発表の時間です。「お題」を出したみなさんが再び前に立ち、この日得た気づきやアイデアをシェア。次の一歩を踏み出すヒントを得て目を輝かせる方、みなさんからの後押しにやる気をみなぎらせる方を前にし、会場の熱気はピークを迎えました!

12の「お題」&「気づき」のまとめ

ここからは改めて「マイプロジェクト」実践者のみなさんが出した12の「お題」と、ワークショップを通じて得た「気づき」「アイデア」の数々をご紹介していきます。ぜひご自身の「マイプロジェクト」を進めるヒントにしてみてください!

1. 子どもに受けさせたい性教育/「ピルコン」染矢明日香さん

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【気づき】日本の中絶件数は年間21万件。出生数の5分の1、自殺者数の7倍の件数です。中絶について社会問題化すらされていないことに問題意識を抱き、もっと性教育や避妊のことについてオープンな社会を作りたいと思い、避妊の啓発運動をしています。そのなかで性経験する前に子どものころから性についてのポジティブなメッセージを送りたいと思い、このようなテーマにしました。

結果としては心構え、想像力、体験という3つのキーワードが出ました。心構えは身体や命を大切にすること。想像力は性行為のあとに何が起きるのかだったり、「夫婦ってなんだろう?」「恋愛ってなんだろう?」「家族ってなんだろう?」と想像する力。体験はシュミレーションやダンス等を通して、身体の接し方を肌で感じてもらうこと。この3つがアイデアとして出ました!その他にも倫理観をもつための授業や、男女のコミュニケーションのための授業、紙芝居や絵本を使ってわかりやすく教える授業などのアイデアも出ました。

2. R水素を世界に広めるには?/「NPO法人R水素ネットワーク」村木勇介さん

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【気づき】1つ目に小学校のころにみんなが経験した実験方法で音楽会をして、身近なところから水素に興味を抱いてもらうこと。2つ目にエネルギーとしての水素を知ってもらうこと。3つ目にR水素エネルギーを使った社会を実現していくこと。この3つのステップを踏めば世界に広まるのでは!といった結果でした。ありがとうございました!

3. 都内大学生の5人に1人がワーク&ライフインターンをやっている状態にするには?/「スリール株式会社.」堀江敦子さん

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【気づき】今回出したのが「都内大学生の5人に1人がワーク&ライフインターンをやっている状態にするには?」というテーマ。ワーク&ライフインターン自体がどんなものかわかりづらいのでキャッチコピーが必要だよねという話や、普通に考えると学生がベビーシッターをするの?と思われてしまい、プログラムの説明をしても理解を得難いので、リアルな声でOBOGが声を伝えていける仕組みを作れればいいねという話がでました!

4. もっとみんなが美味しいものやお店を探すようになるウェブマガジンを作るには?/「Re:MEMBER」尾坂亮さん

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【気づき】それぞれがもっと美味しいものやお店を探すようになると、地方で知名度的に陰に隠れている生産者さんやお店にも日が当たるのではないかと思って、今回の運動を盛りあげたいと思いました。アイデアはたくさん出たのですがあえてまとめると、いろんな人のいろんな「美味しい」をストーリーで伝えていけばいいのではといったアイデアが出ました。

「美味しい」と形作られる物はいろいろなものがあって、調理方法やシチュエーションによって味が変わってきたりする。また「美味しい」自体も人によって違って、いろんな人にいろんな「美味しい」がある。それをストーリーをもとに伝えていければ面白いのではないかとなりました。ありがとうございました。

5. みんなが読みたい会報誌ってなんだろう?/NPO法人グリーンズ 鈴木菜央

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【気づき】グリーンズが会員制度を始めた際にみんなが読みたい会報誌についてアイデアをもらいました!大きく3つにまとめると、1つ目が「キュレーション」。Facebookでは情報はどんどん流れてしまうし、グリーンズでも気がついたら欲しかった情報がどこにいったかわからなくなってしまうという経験から、例えばグリーンズで子育てに関するグッドアイデアならこんなのがあるよ、だとか、グリーンズの中のキュレーションや、グリーンズのコアメンバーが普段見ているサイトなどのキュレーションがあればいいね、というアイデアがありました。

2つ目は「疑問」。世の中に対していろんな疑問が出てくる。例えば副業規定どうしてるの?といった疑問など。僕たちもその疑問に答えるしみんなで考えて疑問を掘り下げられるといいね、という話になりました。3つ目が「海外」。海外の人たちの話を聞いてインタビューとして載せたりできたらいいね、というアイデアがありました。あとは、「YOSHの一日」など。ありがとうございました!

6. ボランティアフェスティバルジャパンにたくさんの人に参加してもらうには?/「ボランティアフェスティバルジャパン実行委員会」大塚智子さん

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【気づき】結論は、「繋がりをもっと大切にする」ということでした。そもそも人として生まれてきて何が幸せなのかを考えると、人と繋がったり同じ想いを共有することだと感じています。それが私たちのフライヤーやホームページで訴求ができていなかったので、訴求していきたいと思います。

アイデアとしてはミュージシャンの方と一緒に東北のことを考えられるような企画や、若い人たちを結びつけるようなしゃべり場のような場を設けたりとか、一人一品料理スペースを設けてみんなでご飯を作れる場を設けたりなどできるといいねという話になりました。繋がりというところを強めて、やっていきたいと思います。ありがとうございました!

7. あなたが教わりたい、家の○○のつくり方とは?/「つみき設計施工社」河野直さん

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【気づき】私たちの活動は家づくりなどの大きなプロジェクトをやることが多かったのですが、毎日の生活で家を作っていきたい人だったりとか、お店を将来持ちたい人のために「つみきの学校」というプロジェクトを始めたいなと考え、このようなテーマにしました。

議論はとても具体的に進んで、「つみきの学校」で教える授業がどんなものになるかたくさんブレストしてアイデアを出していただきました。1つ目に「お手軽系」。難しくなくて気軽にちょっとお家の気分を変えれるという授業が半日コースでございます。2つ目に「地球に優しい系」。風を通す家だったりとか、節電になる家だったりとか。3つ目に「ガッツリ系」。こちらは合宿コースになります。例えばお家の基礎のコンクリートの打ち方を知りたいだとか。ありがとうございました!

8. 男女を意識するとき、恋を意識するときはいつですか?/前田健太さん

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【気づき】テーマの設定が難しく、また、男女と言ってもそもそも2つだけでないので、アイデアを出すのが難しかったです。LGBTは人口の3~10%います。でも言い出せないから目に見えなかったりする。また、50代、60代になって同性愛かもしれないと気づく人もいます。それを聞いてドキッとしてしまうのは、性に対してオープンでなく、差別されてしまう社会だからです。

これから社会が変わって人を誰でも好きになれる社会になれば、もっとハッピーな社会が作れると思っています。書類の性別欄に「男・女・その他」と設けたり、ネットで発信することなどで、救われる人はたくさんいます。ありがとうございます。

9. デジタル機器が苦手な家庭にアプリを売り込むには?/「キートン・コム」三宮直也さん

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【気づき】すばらしいアイデアをたくさんいただきました。1つ目に、デジタル機器に不安を抱いている親御さんをどう説得するか。例えばiPhoneやiPadがよくわからないという人たちや、すっと使っていると目が悪くなるんじゃないかと考えている方の不安を咀嚼するために、古い機種を使っていない人たちに呼びかけてiPhoneやiPadを譲っていただき、そういったご家庭に一定期間レンタルして触ってもらい、すばらしいデバイスだと気づいてもらうことなど。

2つ目にPRの方法で、どうやってそういった方々にアプローチするか。TwitterやFacebookで呼びかけてもITリテラシーの高い方しか集まらないので、あえてアナログなワークショップをされている方とタイアップすること。3つ目に既に引退したおじいちゃんが持っている、後世に伝えたいすごいアイデアをアプリのコンテンツにして、なおかつおじいちゃんにアプリのPRスタッフとして活躍してもらう。そういったアイデアをいただきました!

10. アジアの子どもたちの図書館事業に共感し、アクションへ導くには?/「シャンティ国際ボランティア会」

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【気づき】アイデアとして、本繋がりということで、本屋さんの本の中に入っているしおりにその言葉を入れてもらったりとか、ポスターを作ってアピールしてもらったりとか、余裕がなくてそれも見れない人のために待ち合わせ場所等の人が目を留めやすい場所にポスターを貼ってもらったりするのはどうか、という意見をいただきました。そして「図書館事業のことを一緒に考えませんか?」というよりかは「自分にとって一番影響を受けた本は何ですか?」という切り口で、大人の読者会等を通して導くといいのではという話にもなりました。

また私たちは、カンボジアの女の子が「お菓子はなくなっちゃうけど本はずっとある」と言っていたり、アフガニスタンの男の子が「夜、外では銃撃があって眠れないんだけど、本があるだけで眠れるんだよ」と言っていたことを知っています。そのような言葉を伝えていけるといいねという話にもなりました。ありがとうございました!

11. 深いつながりやコミュニティができる仕組みとは?/「green drinks Harajuku」谷雅史さん

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【気づき】まずそもそも、「若者に刺激を与えて行動に移せるような場」というビジョンが明確じゃなく、不特定で多数の人を集めてしまっているから、結果的に深い繋がりができないよねということで、まずはビジョンを明確にするべきであり、green drinks Harajukuが多くのビジョンが生まれる場に僕らのビジョンとしてできたらいいね、という話になりました。

具体的な仕組みとしては、それぞれにビジョンをネームプレートに書いてもらったりとかしてビジョンを共有し、個別にプロジェクトに移ってもらう形にすれば、小さなプロジェクトがたくさん生まれる場になると思いました。今回得たアイデアを活かして今月も頑張っていこうと思います!ありがとうございました。

12. Happyな仕事スタイルとは?/「TWOPLANTON LTD」藤本太一さん

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【気づき】今回は仕事ということだけにフォーカスして、何があるとHappyになれるかということを意見出しをしました。まとめると、「自由」「FREE」「感謝」「THANKS」「笑顔」「SMILE」ということになりました。みなさんにたくさんアイデアを出していただいたので何個かシェアすると、ビールを飲むことだったりとか、すごい達成するのが難しそうなプロジェクトのMTGだったりとか、昼寝できる、子どもと会える、自由出社、お客さんのみならず一緒に働いている人から感謝される職場だったりとかがありました。

いろんな種類のハピネス、いろんな要素がみんなそれぞれをいろんなところでハッピーにしているんだなというのが純粋な感想です。1つにまとめるのは難しいですけど、小さなハピネスを掴みながら仕事をしていきましょう。ありがとうございました!


以上、12の成果、いかがでしたか?マイプロジェクトと課題や悩みは、切っても切り離せない関係です。でもそんな悩みがわずか30分で解決し、さらに次の一歩を踏み出せてしまう姿を見て、対話の中で弱みをオープンにすることって大切なんだなと実感しました。これからもgreen drinks Tokyoが対話の中で前に踏み出すヒントを得られる場であり続けられたらいいなと心から思います。

次回のgreen drinks Tokyoは10月11日(木)に開催!どんな人たちが次への一歩を踏み出していくのでしょうか?それはもしかするとあなたかもしれません。気になる方はぜひお越し下さい!

(Text: 緒方康浩)

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