ISSUE 食と農

4 years ago - 2012.07.25

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ついに始まる、秋田若手農家集団「トラ男」の会員制度「トラ男一家」!あなたもファミリーになりませんか? [CAMPFIRE]

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「キツイ、汚い、カッコ悪い」農業のイメージをかっこいいものにしようと秋田の若手農家が組んでできた『トラ男』。昨年2月にgreenz.jpでも記事にして話題になりましたが、その頃は試験的に300kg程の自家用米を販売していたものが、昨年の秋から正式に6トンのお米を販売。今年はさらなる成長を見込んでいます。

そんな「トラ男」がさらなる次のステップとして、お客さんとより濃い関係をつくろうと会員制度「トラ男一家」をつくります。greenz.jpとしても応援したい「トラ男」が、今新たにどんなことを考えているのか?ご紹介します。

「トラ男一家(ファミリー)」プロジェクトとは?

今、CAMPFIREでファンドを募集中なのが、「トラ男一家」プロジェクトです。

これまでの「トラ男」の歩み

「トラ男」が結成したのは2010年のこと。(詳しい経緯はこちらから。)

若者の農業への取り組みが色々取り沙汰されたなかで、「トラ男」がひときわ目を引いたのは、農家三人の男前なビジュアルと「トラクター×男前」のネーミングの絶妙さ。それにソーシャルネットワークをフル活用して、ブログやtwitterで毎日のように情報発信し続けたことによるものでした。日々書き込まれた彼らの時にお茶目なコメントが、それぞれの人柄を表していて、次第に人気を呼び話題となっていきました。

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これを仕掛けたのは、農家の3人と同世代の武田昌大さん。デザイン系の専門学校を出たばかりの彼は、初めてのことながら「トラ男」のプロデュースを一人でこなしてきました。ウェブサイトの構築から新規販売先の開拓まで、試行錯誤した結果、飲食店などでの取り扱いも増えて、冒頭で述べたように、昨年の収穫米は6トン、今年は12トンの販売を見込んでいます。

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農家のイメージを変えたいと始まったこのプロジェクトでしたが、「トラ男」にとって何より大きかったのは、それまで聞くことができなかったお客さんの声を直接聞けたこと。

「自分で作った米を自分の名前入りのブランドで売り、お客さんから直接美味しいと言ってもらった喜びは何にも代えがたいもの」と、メンバーのTakumiさんは話していました。

武田さんもこう言います。

秋田の米農家でつくられた米は、いったんJAに販売されると、他の農家でつくった米とブレンドされて「あきたこまち」として販売されます。質のいいお米をつくってもそうでなくても混ぜられると評価や金額が均一になってしまう。それでは農家のモチベーションがわきません。

安価でJAに販売するしかなかった自分の米をブランド化して販売し、消費者が目の前で美味しいと食べてくれる喜びを知ったこと。得たものは、予想を超えて大きなものでした。

次のステップへ~「トラ男一家(ファミリー)」

ところが、JAとの安定的な取引と違って、直販となると安定して収入が見込めず、生産計画も立てづらいのが今の課題です。

いま「トラ男」の農家も、JAでの販売分と「トラ男」としての販売量をバランスよく保っていますが、できれば「トラ男」の販売を増やしていきたいところ。そのためには、安定して買ってくれるお客さんとの関係づくりが不可欠です。

そこで考えたのが、農家のファンクラブのような会員制度。先日、神戸の『はたんぼキッチン』でも記事にしたCSA(Community Supported Agriculture)の仕組みです。CSAとは、アメリカやフランスでは少しずつ広まりつつあるモデルで、顧客が農家の会員となって収穫前にお金を払い、農家に安定的な収入を保証する仕組み。

「トラ男」が提供するCSAには、毎月2kg、5kg、10kgのお米が届く3つのコースがあり、農業体験に参加できたり、生産農家と触れ合える機会があります。お子さんのいる家族にはとても嬉しいプログラム。加盟してくれた皆さんを「トラ男」のサポーターという意味も込めて、「トラ男一家(ファミリー)」と呼びます。

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消費者との「トラ男」交流会

消費者との「トラ男」交流会

今回CAMPFIREで募集しているのは、この「トラ男一家」の仕組みをつくるための資金。集まったお金は、ホームページの制作やパッケージデザインなどに当てられます。

支援金は一口2000円から20万円までと一見高額ですが、3000円以上の支援者にはその分のお米(3000円で3合パック~20万円だと一年間毎月5kg合計60kg)が届くことになり、美味しい楽しみが増える嬉しい支援にもなります。

日本の未来の食を考えると、農家人口の減少、高齢化は言われて久しい社会問題です。CSAが浸透して、もしも、国民全員がどこかの農家の会員になる世の中が来たら?ひとりひとりの小さな支援が大きな可能性を秘めています。


「トラ男一家(ファミリー)」のパトロンになる(CAMPFIRE)

writer ライターリスト

甲斐 かおり

甲斐 かおり

greenz シニアライター 編集・企画・執筆。地域コミュニティ、モノづくり、里山・郷土文化、農業をテーマに取材し、雑誌やwebで書いています。greenz.jpではコミュニティ、町づくり、「地域からの発信」を主に。『TURNS』『ソトコト』『自然栽培』ほか。 twitter: @karorirorin Facebook:甲斐かおりページ

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