ISSUE 食と農

4 years ago - 2012.07.20

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想いを形にする!「農と食」を切り口にこれからの農業ビジネスを作り出す「農業ビジネスデザイン学部」が開講!

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子供に食べさせられる安全な食品ニーズの高まり、そして、地域色のある農作物や加工品に目を向けた地域活性化の面からも、これまで以上に今、農業が注目されています。

そんな中、日本の農業を元気にするべく、すでに多くの若い人たちも動き始めています。ひとことに「農」と言っても、選択肢は就農するだけではありません。例えば、「農家の息子(セガレ)や娘(セガール)が東京でできること」をテーマに、さまざまな活動を行っている「倅(セガレ)」や、地域/金融コンサルティング・生産者支援を行う「ごえんカンパニー」などの名前を聞いたことがありますでしょうか?

驚くことに、農業と生産者の支援にとっても意義深く、そして楽しく活動を行っているこれらのプロジェクトを行っている方の中には、まったくの異業種から飛び込んだ方も多くいます。

実はこれらはすべて、たくさんの実践者を輩出する世田谷ものづくり学校(IID)の「スクーリングパッド農業ビジネスデザイン学部」の卒業生たち。

夏、盛りの8月25日(土)、今年もいよいよ「スクーリングパッド農業ビジネスデザイン学部」が開講されます!

これからの新しい農業ビジネスをデザイン(創造)する

「スクーリングパッド農業ビジネスデザイン学部」は、農や食に問題意識やビジネスチャンスを感じていながらも具体的に何から始めたらよいかわからない方、また、農的な暮らし方・働き方、地域活性に興味があり、これらをもっと掘り下げてみたい方に向けて行われる学部です。

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「農業ビジネスデザイン学部」の学部長を務めるのは俳優の永島敏行さん。永島さんは約20年前に初めて米作りを体験して以来農業の楽しさと可能性を感じ、生産者と消費者をつなぐ青空市場を主催したり、農業コンサルタントを行うなど、俳優の枠組みに収まらない活動をされています。その永島さんの言葉。

これからは、「農家が都市の人間の食と健康を支える」「都市は買うことで農家と農村を支える」というように、都市と農村が距離感に関係なく、食を通じて互いを支えあう関係性が必要になってくると思います。

そのためには都市と農村を「つなぐ人材」の出現が急務です。
農業ビジネスデザイン学部は、農的生き方、農的働き方を追い求めるクルーたちがさまざまな農的プロジェクトを生み出し、これらを新しいビジネスにしていく場。これからの新しい農業ビジネスを一緒にデザイン(創造)し、「つなぐ人材」として活躍してもらえたら。

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永島さんが話すように、「生産は地方、消費は都市部」と、はっきりと切り離されてしまっているのが今の食の現状です。例えば、生産者側に魅力的な食品や加工品があっても、それがわかりやすい形で発信されなければ消費者に届かずに埋もれてしまい、また逆に、都市部の消費者のニーズが生産側に届かなければニーズに合ったものが作られることは難しい。
生産と消費の場所が切り離されたことによる、こうしたマッチングのずれを「つなぐ人材」が活躍することで、結果として生産者と消費者の両方が幸せな関係になれるのです。

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たくさんの実践者を輩出!行動に繋がる講座と多彩なゲストスピーカー

卒業生の多くがそれぞれの想いを形にしたプロジェクトを多数実践している「農業ビジネスデザイン学部」。受講を検討される方にとって、これはとても魅力的で心強いこと。スクールでは、参加者のプロジェクトの実践に繋がる全24回の授業に、生産、流通、飲食、地域おこし、デザインなど、「農と食」を軸として様々な観点からビジネスを立ち上げてきたスペシャリストたちをゲストスピーカーとして招きます。

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一部をご紹介すると、都内で農業を営む白石好孝さん、生産者連合デコポンの井尻弘さん、パティスリーポタジエの柿沢直紀さん、NPO法人「えがおつなげて」の曽根原久司さん、地元産品の商品企画とデザインを手がける迫田司さんら。こうした、一線で活躍する多彩なゲストスピーカーから、これまでの歩みと現在の活動について聞きながら、自分自身の今とこれからを重ね合わせて、プロジェクトのプランを具体化させていきます。「ゲストスピーカーの熱い話で毎回感動して、自分も行動を起こさないわけにはいかなくなった」と卒業生が話すように、心が動く授業がこのスクールの一番の特徴です。

また、通常の授業以外にも、放課後のクラブ活動、農業体験ツアー、イベント出店など、参加者同士で体験・交流できる機会も用意されており、机上の学びだけでないからこそ、そこから生まれるアイデアも実践に即したものになり、プロジェクトがより具現化しやすくなっているとも言えそうです。

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さらに、スクールの魅力は、普段の生活ではきっと出会うことのなかった同じ志を持つ仲間と出会えることもそのひとつ。仲間がいることで、ひとりでは思いつかなかったアイデアが生まれたり、ブラッシュアップすることができ、中にはやりたいことが近い仲間とお互いの特技を生かし、かつ補い合うことで、思い描くプロジェクトを一緒に形にしていった卒業生たちもいます。

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「レストランビジネスデザイン学部」との連携を強化!さらに広がる可能性

充実のゲストスピーカー陣による授業、そして、授業を飛び出しての体験・交流の機会のほかにも、今年は昨年までと違う点があります。それは、「農と食」という親和性から強化される、「レストランビジネスデザイン学部」との連携の強化です。

「レストランビジネスデザイン学部」は、飲食店やそれを取り巻く関連ビジネスを作るためのヒントを学ぶ学部。この「レストランビジネスデザイン学部」の授業を「農業ビジネスデザイン学部」の参加者は、2日間(4コマ)まで無料で聴講が可能となり、さらに視野と自らのプロジェクトの可能性を広げることができます。さらには、両学部合同での交流会やイベントも予定されているとか!

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「スクールに通って得たもの」は?卒業生が振り返る

強力なモチベーションとアイデアの種、そして仲間やゲストスピーカーなどとその後の活動の元になる繋がりを得られる「農業ビジネスデザイン学部」。

では、実際にこれまでに通った卒業生はスクールを振り返ってみて、今、どのように感じているのでしょうか。

「今の活動も生活もスクーリングパッドなしでは全く成り立っていない。」と語る知識ジャムさんは、現在、素材の風味や食感を活かした手作りジャムを都内デパートやマルシェで販売したり、ジャム教室を開催したりしています。

元々は「ジャムを作っているうちに、果物の成り立ちや流通について興味を持つようになり、現在の生産者さんの様子を知ってみたいと思ったのがスクールに通ったきっかけだった」と言います。知識ジャムさんに、「農業ビジネスデザイン学部」に通ったことで、何を学び、それが今にどのように繋がったのかを聞いてみました。

知識ジャムは渋谷ヒカリエと自由が丘のTODAY'S SPECIALでも販売中

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―スクールに通う中で、もっとも印象的だったことはなんでしたか?

生産者連合デコポンの井尻さんのいちじく畑にお邪魔して、実際に作っている様子が見れたことです。やはり作っている方のお話を現地で伺うのが一番勉強になりました。

ゲストスピーカーとしていらしている方には著書を出されている方も多く、それを読めば大まかなご活動の様子を知ることはできるのですが、やはり教室や農園で直接お話しされているのを聞くことと、クルーと一緒に考えるという過程を経過することで、ぐっと強く腹落ちできました。

―スクールに通ったことで、その後の活動が具体的になりましたか?また、どのように具体的になりましたか?

通う前は内輪でテスト的にジャムを作っているような状況だったのですが、熱心に活動されているゲストスピーカーのお話を聞いたり、スクールの仲間にも刺激されたことで、きちんと商品としての体裁を整えて、店舗に卸すきっかけになりました。

続けてお話を伺ったのは、奥さまの実家の農園にて菌床シイタケ栽培の準備と農園にピザ窯を建設中の永島太一郎さん。サラリーマン家庭に育った永島さんは、実家が農家の奥様と結婚するにあたり、「農家の婿として跡を継いで農業を行うために、手がかりをなにかしら掴みたい」と考えたのが、スクールに通ったきっかけだったと言います。

―スクールに通ったことで、農業自体への印象に変化はありましたか?

農業はやり方次第では楽しさややりがいが大きく、ビジネスとしての将来性もあると感じるようになりました。

―スクールに通ったことで、得たものは何でしたか?

講師と受講生との人のつながり、農業を多様な視点で見れるようになったことですね。ちなみに、今作っているピザ窯もスクールで知り合った仲間と一緒に作っているんです。

「スクーリングパッド農業ビジネスデザイン学部」は、どのような方におすすめですか?

農や食に関わる仕事をしている人だけではなく、美味しいものや食べる事が好きな人ならかなり楽しめると思います。また、業界が全然違う仕事をしている人でも農業に少しでも興味があれば、自分の持っている技能を何かしらの形で農業界に活かせるヒントをたくさん得られると思います。出来ることはごろごろと転がっているように感じます。

“どうやったら持続可能な形で農の営みを続けていく事が出来るのか。”を考え、「これからは、ピザ窯を中心にして食育や体験学習の場として農や食の楽しさや美味しさを知ってもらう活動も行いたい」と話してくれた永島さん。

ご紹介したおふたりの卒業生のほかにも、フルーツコンサルタントや、「農と食」をテーマに執筆するフリーライターになった方など、スクールでの学びと人脈がその後の活動の元になっている方が多くいます。

想いを形にするには一歩踏み出すこと。もしかしたら数年後に振り返ったときに、あなたも「あのとき通ったスクールがターニングポイントだった」と感じるかもしれません。

スクーリングパッド「農業ビジネスデザイン学部」には、参加者の将来がはっきりと見えてくる“しかけ”がたくさん詰まっています。より詳しく話を聞きたい!と感じた方は、実際にスクールが行われる世田谷ものづくり学校で説明会が開かれるので、ぜひ申し込んでみてください!

説明会日程

<農業ビジネスデザイン学部>
・7月21日(土)16:00~
・7月29日(日)10:30~
・8月 1日(水)19:30~
・8月 4日(土)16:00~
・8月11日(土)13:30~

<レストランビジネスデザイン学部レストランビジネスコース>
・7月25日(水)19:30~
・7月28日(土)14:00~
・8月 4日(土) 14:00~
・8月 7日(火) 19:30~
・8月11日(土)14:00~
※上記の日程以外にも、臨時開催する可能性があります。コチラよりご確認ください。

開催場所
〒154-0001 東京都世田谷区池尻2-4-5 IID 世田谷ものづくり学校 207 [地図]

お申込み
HPより
・メール agri★schooling-pad.jp ※★を@に変えて下さい

※特設サイトはこちら


「農業ビジネスデザイン学部」のことをもっと知りたい!

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writer ライターリスト

磯木 淳寛

磯木 淳寛

greenz シニアライター 食と地域を耕す編集者/プランニングディレクター 自然と共生する価値観と地域の可能性をテーマに取材・執筆・企画。2013年から現場に身を投じるべく、海と里山のある千葉県いすみ市に在住。地域の営みを観察し未来をつくる書き手を増やすための合宿型ライター・イン・レジデンス「ローカルライト-地域の物語を編む4日間」を主宰し、全国で開催中。※参加者の原稿はgreenz.jpをはじめ、いくつかの媒体でも掲載されています(開催地域も常時募集中)。石巻市復興まちづくり情報交流館コンテンツ編集デスク。 ライターとしての執筆媒体は、ソトコト、Be-Pal、NORAH、季刊自然栽培ほか。季刊自然栽培「見えないものを見る」連載中。 グリーンズではスクールのファシリテーターも努めています。 【Facebook】磯木淳寛 【WEB】SLOW MODERN FOOD ■『“地方で書いて暮らす”を学ぶ4日間』FBページ ■ライター・イン・レジデンス『ローカルライト』

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