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「これからは、人に会いに行く時代」東京仕事百貨・中村健太さん(NPO法人グリーンズ正会員) [We’re GREENZ]

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グリーンズってどんな人たちが、どんな思いを持ってやっているのだろう?そんな好奇心から始まった企画「We’re GREENZ」では、グリーンズに関わる人にインタビューをしています。

今回はNPO法人グリーンズの正会員の一人でもあり、東京仕事百貨の中村健太さんのインタビューをお届けします。

1. グリーンズに関わったきっかけは?

2009年にたまたま、あるコミュニティランチで兼松くんと会ったのが最初。お互いなんとなく知っていて、「僕たちも求人コンテンツをやりたいと思ってたんだけど、一緒にやらない?」という話になり、今も続いてる「グリーンズ仕事百貨」がその場で決まっちゃった。

このときの出会いがきっかけで、深く関わるようになったんだよね。それからも、常に一緒に何かをやっているような気がする。

2. これからグリーンズとやりたいことは?

場づくりかな。僕は建築のデザインや不動産をやっていたから、いつか「場づくり」をやりたいんだ。たとえば常設のバーを開くこと。東京仕事百貨もバーで生まれたんです。サラリーマン時代に週6日、バーに通っていたときがあって、自分はなんで来てるんだろう?と考えてみたら、結局僕はバーテンダーに会いに行っていたんだな、と。つまり「人」なんだよね。

生き生きと働く人がいると素敵な場になるし、特にバーはもてなす側の力量が求められる。「人」が問われる象徴的な場所。これからは「人に会いに行く時代」だと思います。人と人の幸せって、誰かと心底お互い感謝の気持ちで関わることだと思うし、その関わりはネットよりも面と向かって会うことの方が実感できる。

それにグリーンズはリアルな場をもっと持ったほうがいいと思うよ。ネット上のコミュニティだけだと限界があるし、green drinks Tokyo とかgreen school Tokyo もあるけど、次は”ここに来ればグリーンズに会える”“ここにくれば共感できる人がいる”みたいな固定の場が必要かな、と。

今は横に広がっている感じだから、深みを増すために根を伸ばす時期じゃないかな。根が伸びればもっと大きな木になれるはずで、それには自分の場を自分たちで作ることが大事。

あとね、「東京仕事百貨店」もやりたい。

東京仕事百貨のサイトって転職を考えていない人も「こんな働き方・生き方あるんだ」と見る人が多くて、掲載したお店に行く人も多いみたい。「こういう思いで商品が生まれたんだ!それは買ってみたいな」と思うのは自然な流れ。そういうものが集まっている店があったら面白いんじゃないかなと思って。

ドミトリーとかオフィスもあるような場所をグリーンズと一緒にやれたら、いい感じになるだろうな。そんなイメージが、ジャストアイデアじゃなくて具体的にわくからやってみたいと思う。

3. 興味のあるテーマは?

自立した場をつくること。電気も、太陽光とか自然エネルギーで自立した場をつくりたい。はじめは難しいと思うけど、必ずできると思うんだよね。

石油とか電気とか、知らない人にお金を払い過ぎだと思う。お金も大切だけど、お金じゃない関わりも大切だしね。だからまずは自分たちがあらゆる面で自立した場をつくって、そして自立した人たちが集まって共生できたら面白いんじゃないかな。

4. グリーンズに関わってよかったことは?

心底いっしょに飲みたいと思う仲間が増えたこと!

5. あなたにとってグリーンズとは?

考えたことなかったけど…(しばらく悩んでから)「友達」かな。それも、ひらがなで「ともだち」って感じ。小学校の入学式でたまたま席が隣で、話してみたら気が合ったという感じに近いかな。

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東京仕事百貨を見てグリーンズに入ったフクヘン・小野さん(左)と中村さん(右)

お話を聞いていて、中村さんはグリーンズと出会うべくして出会った運命のようなものを感じました。きっとそれはグリーンズに関わる全ての人にとっても同じだと思います。

その関わり方はライターさんをはじめ、green drinks Tokyoのボランティアスタッフや、green school Tokyo の生徒さん、グリーンズ会員など様々です。みなさんも、もしグリーンズと何かしたいなと思っていただけたら、ぜひ自分にぴったりの方法で参加してみてくださいね。

(Interview: 木村絵里)

グリーンズのなかのひとをもっと知ろう