町のゴミ箱がピンホールカメラに!そこにしかない風景を撮影する「Trashcam Project」

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日本ではあまり見かける場所も少ないですが、ヨーロッパやアメリカでは郊外に大きな”ダンプスター”と呼ばれるシャッター付きのゴミ箱が置いてあります。日本でしたら大きな公園に清掃作業用に置いてあったりしますね。

そのダンプスターをピンホールカメラに変えてしまおう!というプロジェクトを起こした人たちがドイツ・ハンブルクにいました。

4人の衛生設備士と一人のアマチュアカメラマンによって結成された、「Trashcam Project」というセンス溢れる素敵なネーミングをつけたプロジェクトチームは、町中のダンプスターを改造してしまったそうです。

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その仕組みは、まずピンホールカメラレンズとしての穴を開け、その上をダクトテープ(またはボール紙)で覆います。ピンホールカメラとはレンズを使わずに光の回折を利用して写真を撮る方法です。

ゴミ箱の中に大きな写真印画紙をセットし、彼らのハンブルクお気に入りの場所へ移動させれば設置完了です。一定の光の量を取り入れることができると、晴れた日であれば約6分ほどで、曇りの日はおよそ90分かけて撮影された後、回収された写真印画紙は彼らのラボに運ばれ現像されます。以下の映像でその過程の様子が見られます。

ダンプスターに仕掛けられた写真は、ピンホールカメラ独特のぼやけた柔らかさとモノクロの画像がどこかセンチメンタルな気分にさせられます。

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その町のゴミ箱から見えた景色の数々がFlickrに載せられていますので興味のある方は是非、ご覧になって頂きたいと思います。

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以前greenz.jpではゴミ捨てが楽しくなるゴミ箱を設置する『夢箱プロジェクト』をご紹介しましたが、日常生活で私たちに寄り添っている身近なものにひとつアイデアを加えることで、このように新しい遊びをつくることができるんですね。

「今あるものでどんな遊びができるだろう」と考えながら過ごすと、また違った町の景色が見えてくるのかもしれません。

(text: Kazuki Ishikawa)

[via inhabitat]