R水素で発電するなら3ドル/Wの助成金!カリフォルニア州で”R水素”燃料電池の優遇政策がスタート [R水素アクションNOW]

カリフォリルニアにあるR水素ステーション Photo by: energy.gov

カリフォリルニアにあるR水素ステーション Photo by: energy.gov

米国カリフォルニア州政府のエネルギー委員会が、再生可能エネルギー普及プログラムの利用者向けガイドブックを発行しました。特筆すべきなのは、燃料電池(水素発電機)の項目。政策として1ワットあたり3ドルの助成金が出るのですが、そこに「再生可能な水素(R水素)を利用すること」という条件が付いているのです!

カリフォルニア州エネルギー委員会が発行した再生可能エネギー普及プログラムガイドブック

カリフォルニア州エネルギー委員会が発行した再生可能エネギー普及プログラムガイドブック

カリフォルニア州といえば、水素社会の先進地域。日本とほぼ同じ面積にすでに30カ所の水素ステーションを擁するほか、Adobe社が、本社の電力と熱の供給に、下水処理場から出るメタンガス由来の水素発電を採用しています。

さらには、先日紹介したオレンジカウンティーのプロジェクトでは、Adobe社と同様の設備に加え、余剰分の水素をクルマに供給するR水素ステーション(ガソリンスタンドの水素版)も完備。電気・熱・動力の生活必需エネルギー3点セットをすべて供給する包括的なゼロエミッション・エネルギーシステム(つまり、R水素システム!)がローンチしています。

「R水素限定」を明記した条項

「R水素限定」を明記した条項

これらで使われている燃料電池は水素発電機なので、発電するには水素が必要です。この水素は、天然ガスや石油などの化石燃料からもとれますが、それを利用すると、再生可能エネルギーとはいえません。カリフォルニア州は、再生不可能な水素と、再生可能な水素(R水素)をしっかりと区別し、政策に落とし込んでいるのです!

また、クルマに水素を供給する水素ステーションについても、供給する水素の3割を、2015年までにR水素にするよう、規制を設けています。

ハワイ州立自然エネルギー研究所のGuyToyama氏によれば、「カリフォルニア州の自然エネルギー政策はいつも先進的で、米国エネルギー省(DOE)が追随するケースが多い。さらには、日本の資源エネルギー庁はDOEの政策を常に意識している」とのこと。カリフォルニア州の画期的なR水素政策を、世界的なR水素ムーブメントのトリガーにしていきたいものですね!

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