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使い方は投げるだけ!楽しくパノラマ写真を撮るボールカメラ

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携帯電話で気軽に写真を撮れるようになり、カメラは身近なものになりましたね。

それに伴い「カメラは小さくて軽い方がいい」「高画質で写りがきれいな方がいい」と、使いやすくて高性能なものへと進化していますが、撮るときの楽しさには目を向けられていないように思えます。

そこで今日は「楽しい!」を満喫できるカメラをご紹介します。

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ボール状の形をしたこのカメラ「Throwable Panoramic Ball Camera 」には全体に36個のレンズがついています。

ということは?
そう、360度のパノラマ写真を撮ることができるのです!

使い方はとっても簡単。ただ真上に投げるだけ。空中で頂点に達したときにシャッターが切られ、画像はUSBを接続するとコンピュータへダウンロードされる仕組みになっています。スクロールして全景を見るだけでなく、拡大することもできます。

こちらの動画はドイツ語ですが実際に使っている様子が伝わると思います。

普通のカメラでパノラマ写真を撮ろうとすると、撮影にも画像処理にも多くの時間と手間がかかりますが、このボールカメラなら何も準備せず一瞬で撮影できます。さらに、通常は撮影中に動いたものはぶれて写ってしまったり、三脚に載せた場合は下の画像を撮ることができなかったりするといった問題点も解決してしまう優れものなのです。

考案者はベルリン工科大学を卒業したばかりというコンピューターエンジニアのJonas Pfeil氏ら5人の研究者。彼らは他にも発砲スチロールを自由自在にカットするロボットなども制作しており、どれもプロジェクトの段階ですが近い将来、商品化を目指しているそうです。

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人混みの街中や、景色を見渡せる場所など色々な場面で活躍すること間違いなし!そして何より、撮る人もそれを見ている周りの人も楽しめるコミュニケーションのツールにもなりますね。

私も初めて一眼レフを買う時はあまりにも種類がたくさんありすぎて悩みましたが、これからは「楽しさ」もカメラ選びのポイントになりそうです。

[via Fast Company]

(Text: 木村絵里)

こんなカメラの画期的な利用法もあります。