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受講料1人分につき発展途上国の子供1人の教育を支援する、ソーシャル系個別指導サービス「EducateNcare」

greenz/グリーンズeducatencare

greenz.jpではすっかりおなじみの「TOMS」は、靴1足の売上につき世界の子供に靴1足を寄付している社会貢献系シューズメーカーですが、同様の寄付システムを子供向けの個別指導サービスに活用した事例が、「EducateNcare」です。

オンラインベースの個別指導サービスを提供している「EducateNcare」は、南米・アジア・アフリカなど、教育環境が十分でない発展途上国の子供たちへの教育支援に収益の一部を寄付するプログラム「EduCare Global Education Movement」に取り組んでいます。受講生一人が学習プログラムを修了するごとに、教育を必要とする世界の子供一人分の教育支援を行う仕組み。受講生自身が、どの国の子供に寄付するか?を選べるのも、この寄付プログラムの特徴です。

How EduCare Works from EducateNcare.com on Vimeo.

国際連合の2009年調査データによると、世界中で、6,700万人の子供が、学校に通っていないとか。教育の不足によって、貧困に陥ったり、健康を害するなど、様々なリスクにさらされる可能性があります。そこで、「EducateNcare」は、優秀な大学生や講師を通じて、米国の生徒たちの学力向上を支援すると同時に、未来ある世界の子供たちのために、よりよい教育環境を届けようとしています。具体的には、学校にコンピュータラボを設置しようと活動するインドの団体に寄付した実績を持つほか、現在は、ラオス・ニカラグア・グアテマラのNPO「Pencils of Promise」と提携。これまでに、あわせて800人分以上の寄付を実行したそうです。

「受講者一人につき、一人を支援」という「one-for-one」の寄付モデルを自社のサービスと絡め、教育という社会的課題の解決につなげようとしているのは、教育産業に従事する企業ならでは、ですね。