ポケットの中でも充電可能!熱を電気エネルギーの変換して充電できる携帯電話とは?

Copyright (c) All Rights Reserved Patrick Hyland 2009.

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携帯電話やスマートフォンなどのデジタルデバイスは、充電器を使って充電するのが一般的ですが、そろそろ、充電器から“卒業”できる日が来るかもしれない、そんな画期的なコンセプトが生まれています。

Nokia E-Cu」は、あらゆる熱資源から充電できるという携帯電話。イギリスの学生デザイナーPatrick Hyland氏によって設計されました。熱を持つものの上に置くだけでエネルギーを吸収でき、たとえば、洋服のポケットの中の温もりですら、この携帯電話のエネルギーに活用できます。

Hyland氏によると、7時間、華氏86~104度(摂氏30~40度)に維持すると、フル充電が完了するそう。ちょうど人肌くらいの温度を保てる場所として、洋服のポケットは、うってつけの“充電スポット”というわけです。

「Nokia E-Cu」の中には、熱を電気エネルギーの変換する熱電素子が入っています。また、熱を効率よく伝導させるため、全体が銅で覆われているのも特徴。背面のひび割れ模様は、カラカラに乾いた大地の様子を表しています。

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Hyland氏のブログ記事によると、1年間で廃棄される充電器は5.1万トン。また、デジタルデバイスの充電のために多くエネルギーが発電され、大量の温暖化ガスを排出しているという面もあります。その点、「Nokia E-Cu」は、充電器も電力も不要。環境にやさしいのはもちろん、電力インフラの乏しい過疎地や、災害の発生によって電力が十分に使えない被災地などでも、活用できそうです。また、このコンセプトは、携帯電話にとどまらず、スマートフォンやタブレット端末など、他のデジタルデバイスにも応用できるかもしれませんね。

[via GOOD]