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BMWがサステナビリティに特化したソリューションを展開するサブブランドを発足。持続可能なモビリティづくりに向け、本格始動!

Creative Commons: Some Rights Reserved. Photo by SorinNechita.

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いわずと知れた、ドイツの高級自動車メーカー「BMW」。日本でも、人気の高いクルマブランドのひとつですね。この世界を代表する自動車メーカーが、いよいよ、サステナブルなモビリティづくりに向けて、本格的に動きはじめたそうです。

BMWではこのほど、サステナビリティに特化したモビリティ・ソリューションを展開するサブブランド「BMW i」を発足しました。2013年には、BMW初の100%電気駆動モデル「BMW i3」とプラグインハイブリッド「BMW i8」の2モデルを導入する計画で、これらの自動車が生産されるBMWのライプツィヒ工場では、2013年までに、約4億ユーロ(約450.4億円)が設備投資されるとか。これらの次世代カーのコンセプトについては、スタイリッシュなビジュアルの以下の動画でも、紹介されています。

BMWでは、文化・社会・環境をテーマとするプロジェクトを支援するBMWスペインのプログラム「Iniciativa BMW」のサポートを通じて、バルセロナのデザインスクール「European Institute of Design」が次世代のモビリティにまつわるデザインに取り組んでいる事例からもわかるように、これまでも、持続可能なモビリティに向けたイノベーションへの支援を行ってきましたが、「BMW i」は、この動きから、さらに大きく前進するもの。

「BMW i」では、「BMW i3」や「BMW i8」といった自社の自動車の設計・開発だけでなく、ナビゲーションシステムの構築や、プレミアムカーシェアリングといったモビリティ・サービス全般をカバーし、他社との戦略的な協業提携も実施していく方針です。

その具体的なアクションのひとつが、1億ドル(約82億円)を投じて設立された、ベンチャーキャピタル会社「BMW i Ventures」。すでに、米ニューヨークの位置認識アプリの開発ベンダー「MyCityWay」への投資を決めているほか、公式ウェブサイトでの公募などを通じて、アーリーステージ・ミドルステージのベンチャー企業に積極的に投資していく計画だそうです。

BMWのような自動車業界のリーディングカンパニーが、サステナブルなモビリティづくりに本格的に取り組むことは、自動車業界はもちろん、その周辺産業にも大きなインパクトを与えることでしょう。今後の取り組みにも、要注目ですね!

[via Mashable]

BMWのサブブランド「BMW i」について調べてみよう。