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マーケティングを実践で学びつつ、ソーシャルグッドにも貢献!Googleの学生向けオンラインマーケティングコンペ

Creative Commons: Some Rights Reserved. Photo by Carlos Luna.

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世界中のオンラインマーケティングで広く活用されている、グーグル(Google)のクリック課金型オンライン広告サービス「Google AdWords(アドワーズ)」。グーグルでは、このサービスをオンラインマーケティングの教育現場にも活用してもらおうと、毎年、大学・大学院生を対象とするコンペティション「The Google Online Marketing Challenge」を開催し、「Google AdWords」を活用した優れたマーケティングキャンペーンを表彰してます。

「The Google Online Marketing Challenge」では、学生3~6名のメンバーで構成されるプロジェクトチームが、地元の中小企業をクライアントとするマーケティングキャンペーンに取り組み、その効果の優劣を競いあいます。

具体的には、グーグルが、各プロジェクトに、200米ドル分の「Google AdWords」を無料で提供。学生プロジェクトは、3週間、このサービスを用いたマーケティングキャンペーンを実施し、その効果を検証するという流れになっています。このコンペティションは、世界中の大学・大学院を対象としており、これまでに、60カ国以上、2万人もの学生が参加しているそうです。

そして、4回目となる2011年コンペでは、新たな取り組みが…。従来、このマーケティングキャンペーンのクライアントは地元の中小企業のみでしたが、中小規模の非営利団体をクライアントとする「NGO Impact Award」という賞が新設されました。

上述の企業向けキャンペーンと同様に、非営利団体をプロモーションするマーケティングキャンペーンを実施し、そのマーケティング効果を審査するというもの。最優秀プロジェクトに15,000ドル、二位に10,000ドル、三位に5,000ドルが、それぞれグーグルからクライアント先の非営利団体に寄付されることになっています。

マーケティングの理論や手法は、座学と実践の両輪で学ぶのが効果的。「The Google Online Marketing Challenge」は、学生たちが「Google AdWords」というメジャーなサービスを通じてオンラインマーケティングを実践的に学べる、貴重な機会といえるでしょう。また、「NGO Impact Award」の新設によって、その場がソーシャルグッドの分野にも拡大しているのは要注目ポイント。学生たちの“学び”がソーシャルグッドにもつながる、画期的なコンペティションですね。

[via Fast Company]

「The Google Online Marketing Challenge」について調べてみよう。