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ZIPPOの新たな挑戦!焚き火ワークショップに行ってきた!

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80年近くの歴史を持つZIPPOライター。プロダクトとしての完成度はもはや説明するまでもありません。オイルを補充すれば一生だって使い続けることができるZIPPOライターは、とってもロングライフでサステイナブル!ということで、5月にはgreen drinks Tokyoとコラボするなど、サステナビリティという文脈でも新たなファンをつくっていこうという動きをしています。

日本においてはほとんどライターのイメージしかないZIPPOというブランド。本国のアメリカでは、アウトドアラインも展開するなど新たな販路を模索しています。日本でもその可能性を探るべく、とあるイベントでワークショップを開催するとのことで伺ってきました。

ZIPPOの代表アイテムと言えばもちろん、誰もが知るあのオイルライター。創業以来、喫煙者のアイテムとして愛され続けてきました。しかし、このところの先進国における世界的な喫煙者の減少。日本においては、1966年に83.7%だった男性の喫煙率は、2009年には38.9%にまで減少しています(女性は、18.0%から11.9%と微減)。さらに今月からタバコが一律値上げされるなど、風当たりは強くなるばかり。ZIPPOが新たなマーケットに打って出る背景はここにあります。

そのワークショップは、NATURE ELEMENTというキャンプイベントのひとコーナーとして開催されました。会場は、栃木県にあるワイルドフィールズおじかというキャンプ場。(本題のワークショップとは関係ありませんが、このキャンプ場、立地、環境が最高でした!)

ZIPPO Presents 焚き火ワークショップ

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ワークショップは日暮れも迫る17時ごろスタートしました。今回のワークショップのテーマは「焚き火をつくろう」というもの。参加者は、小学校ぐらいのお子さんから大人まで男女20名程度。講師のJamiさんから簡単なレクチャーを受けた後、4つのチームに別れてさっそく焚き火を開始します。

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まずは、乾燥した小枝や木の皮を組み、そこに火をつけます。ZIPPOのライターなら多少の風で消えることはありません。

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そこから次第に大きく太い枝、薪へと火を育てていくのですが、みんな悪戦苦闘しています。少しずつ、少しずつ、空気の通りを意識して。

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火が育ちにくいグループにはZIPPOの着火材「CAMPFIRE STARTER CEDER PUCKS」(※日本未発売)が配られました。

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この「EMERGENCY FIRE STARTER KIT」(※日本未発売)で火をつけます。(着火の様子「Gear Review : Zippo Emergency Fire Starter 」)

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こうやって、両手の親指と人差し指でひし形をつくって息を吹き込むと、効率的に空気を送ることができます。

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ここまで育てば、もう立派な焚き火です。ちょっとやそっとで、消える心配はありません。次にくべる薪を火のまわりにならべて乾かしておくのがポイントです。ここまで来るのに約1時間。

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最後に、みんなで育てた焚き火で、自生するハーブをハーブティーにして、おいしくいただきました。

太古の昔から火は人間にとって欠かすことのできない存在。普段の生活では、ガスをひねればすぐに得られる火も、そのような設備がない場所では貴重な存在です。だから火を大切に!なんて美辞麗句を並べ立てるつもりはありませんが、火を操ることができるひとは単純に人間としてのサヴァイヴ能力が高い!これは間違いありません。当日、気象条件、使うことのできる道具、個人の経験値やスキルなど、さまざま要素が絡み合い、単純なようで奥の深い焚き火。あなたもこの秋、一度試してみては?(※焚き火をするときは、禁止されていない場所で、個人の責任において安全に十分注意して行ってください。)
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