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味も発想も革命的なアイスクリーム屋さん「ゲリラアイスクリーム」がニューヨークに出現!

的野 裕子 2010/08/18



© Emily Anne Epstein

© Emily Anne Epstein

この夏ニューヨークに、売上を全額NPOに寄付するアイスクリーム屋さん「ゲリラアイスクリーム(Guerrilla Ice Cream)」が出現しました。

この何とも気になる名前のアイスクリーム屋を立ち上げたのは、レストランでペイストリーシェフ(いわゆるパティシエ)として働いていたEthanと、広告エージェンシーで働くOriの二人組。彼らは自分たちの空いた時間を使って社会貢献活動をしようと、ゲリラアイスクリームを始めました。

このゲリラアイスクリームの気になる詳細を見てみましょう。

greenz/グリーンズ Guerrilla Ice Cream

売上は、ストリートベンダーの権利を守るためのNPO「ストリートベンダープロジェクト」に寄付されます。ストリートベンダーとは、ニューヨークのあちこちの路上で見られる移動式の屋台で、ニューヨークの名物とも言われています。ストリートベンダーを支える活動を、ストリートベンダーのアイスクリーム屋さんでやってみようという発想が面白いですね。

活動の内容もさることながら、ゲリラアイスクリームはネーミングやメニュー、それらを見せるビジュアルのセンスがキラリと光っていて目を引きます。こんなカッコいいベンダー、ニューヨークでもなかなか見かけません。

アイスクリームの名前や素材に、紛争や社会情勢に関する地域のものを使用しているのは、世界各地で起こっている紛争や不均衡に、少しでも多くの人に目を向けて欲しいという意図があるのだそうです。大学時代に紛争学を学んでいたEthanは、シェフとしてのスキルと世界紛争に関する興味や情熱が一体化して、このユニークなメニューが生まれたと言っています。

気になるアイスクリームのラインナップですが、2010年夏のフレイバーはこちらです。

© Emily Anne Epstein

© Emily Anne Epstein

写真上:チョコレートとポートワインのアイス「Libertação」
写真下:チャイマサラのアイス「Red Corridor」

Libertação [由来:ギニアビサウ共和国(政情不安)]
72%カカオのチョコレートとポートワインのアイス
> おすすめトッピング:フローズンバナナブリュレ、カシューナッツ

Red Corridor [由来:インド(赤い回廊)]
チャイマサラのアイス
> おすすめトッピング:スライスアーモンド、シュガーコーティングフェンネル

Velvet Revolution [由来:チェコ共和国(ビロード革命)]
レモンとポピーシードのアイス
> おすすめトッピング:スパイスクッキークランブル、レモンピール

8888 Uprising [由来:ミャンマー(8888民主化運動)]
マンゴーとレモングラスとパームシュガーのシャーベット
> おすすめトッピング:ココナツスライス、ライムピール

この基本4フレイバーに、週替わりのスペシャルフレイバーが加わることも。ちなみに取材時はヨーグルトシャーベットの「Istiqlal」がありました。

アイデア先行型のメニューは味がいまいち…なんてこともありますが、ここのアイスクリームはどれも本当に美味しい!アイスクリームやシャーベットはすべて手作りです。どれもプロが作ったなと思わせられるしっかりとした味があり、そこに独創的なトッピングが加わって、口の中で今までに味わったことがないような新しい美味しさに変わります。Ethanのシェフとしての技術とオリジナリティあふれるアイデアが、しっかりとタッグを組んでいる感じでした。

greenz/グリーンズ Guerrilla Ice Cream

今のところ毎週土日にオープンしているそうです。今年の夏にニューヨークに来られる方は、ぜひとも新しい味を体験してみてください。ゲリラと名前が付いているくらいなので、行く前にはWEBサイトを要チェックです。

日本でも、新しいアイデアを思いついたらまずは気軽に週末だけ社会貢献活動する、なんてのもアリではないでしょうか。うだるような暑い日には、アイスクリームでも食べて頭をクールダウンすれば、いいアイデアが思いつくかもしれませんよ。

今度の週末はゲリラアイスクリームを食べてみる

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ライター紹介
的野 裕子

的野裕子(Yuko MATONO)。福岡生まれ。大学入学をきっかけに東京に住み、数年前に福岡に戻る。サイトデザイン、コンテンツプランニング、サイトマネージメントなど、WEBサイトに関わる仕事を生業にしてきた。理に適っているデザインが好き。ユーモアのあるデザインも好き。そういう心あるデザインの良さをもっと人に伝えていきたくて、次第にWEBサイトで文章を書き、情報を配信することが中心となる。2006年にアシュタンガヨガを始めてからは、生活のあらゆる場面でのチョイスが、シンプルで無理と無駄のないものとなってきた。荷物は軽く、心も軽く、ヨガを通じて旅を続ける毎日。