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6 years ago - 2010.05.25

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これで視界は良好!Fuseprojectが子どもたちにDIYメガネをプレゼント

Copyright (c) 2010 Fuse Project. All Rights Reserved.

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視力矯正の必須品なのはもちろんのこと、オシャレアイテムとしてもその地位を確立しつつあるメガネ。しかし、世界には、貧困などの理由で、視力が悪いにもかかわらず、メガネを使えない人々がまだたくさんいます。そこで、視力矯正が必要な子どもたちを「メガネっ子」にする、こんな活動が始まっています。

See Better to Learn Better」は、スイスの有名デザイナーYves Beharさんが主宰する「Fuseproject」がメキシコ政府やメキシコの眼鏡メーカー「Augen」と共同で取り組んでいる、メキシコの貧困層の子どもたちに眼鏡を寄付するプロジェクト。発展途上国での子供の教育のために安価なラップトップPCを寄贈しているプロジェクト「One Laptop per Child(OLPC)」のコンセプトからヒントを得、それぞれの子どもたちのニーズや生活、環境に合った眼鏡を届けるという活動を行っています。

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このプロジェクトのために設計された眼鏡で重視しているのは、カスタマイス性。7種類の色で展開されているフレームは上下二つに分けられ、子どもでもカンタンに組み立てられる仕組みです。また、フレームの形は5種類、大きさは3種類を用意。子どもたちは、自分の好みの色や形・大きさを自由に選び、楽しみながら「マイメガネ」を作ることができるというわけです。もちろん、元気いっぱい遊び盛りの子どもたちですから、耐久性もバッチリ。以下の画像のように、多少のプレッシャーには十分耐えられます。

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「Fuseproject」によると、メキシコの子どものうち平均11%がなんらかの視力矯正を要するにもかかわらず、実際に眼鏡をかけている子はほとんどいないそう。貧困もその理由のひとつですが、メキシコでは「眼鏡をかけている=障がいがある」と見られがちなことも、子どもが眼鏡を積極的にかけたがらない理由のようです。「See Better to Learn Better」では、このような偏見を払拭するためにも、まずはメキシコの子どもたちに広く眼鏡を普及させたいとの考えから、各学校で無料の視力検査を実施しながら、年間40万本の眼鏡を届けることを目指しています。

実際、視力が悪い状態で視力矯正なしに生活することは、不便なだけでなく、ちょっとした段差に気づかなかったり、物にぶつかったりと、危険に遭遇するリスクも高くなります。日本では当たり前なものと思われがちな「眼鏡」が世界中の必要な人々に確実に行き渡るための第一歩としても、「See Better to Learn Better」のこれからの活動に期待大!ですね。

眼鏡1本購入ごとに、途上国に1本寄付する「Warby Parker」について調べてみよう。

writer ライターリスト

松岡 由希子

松岡 由希子

松岡由希子(Yukiko Matsuoka)。大阪生まれ、奈良育ち。米国MBA(経営学修士号)取得。アントレプレナーシップ(起業家精神)を専攻。経営コンサルティング、ベンチャー企業の立ち上げなど、約10年にわたるビジネスでの実務経験を経て、物書きに転身。「持続可能な未来づくり」をコアなテーマに掲げ、グローバルな視点から、幅広いジャンルで執筆中。2008年10月から2014年3月までグリーンズライターを務める。 Twitterアカウント: @boochan

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