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6 years ago - 2010.05.21

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世界のユニーク自転車(1): オランダ発の荷台付三輪車「Bakfiets」

Creative Commons. All Rights Reserved. Photo by zeinah.

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前かごに大きな荷物を入れ、さらに前や後ろに子どもさんを乗せて、ときどきよろめきながら自転車を走らせているパパさんやママさんを見かけたことはありませんか?最近は、子供乗せ専用の安定した自転車も増えてきましたが、やはり従来の自転車では限界が…。そこで、オランダではこんなユニークな自転車が普及しているそうです。

オランダ語のBak=箱、Fiets=自転車から名づけられたこちらの自転車「Bakfiets」は、オランダの家庭で広く活用されています。ご覧のとおり、前かごの重心が低くなっているので安定しやすく、通常の自転車に比べて、より重いものを安全に運ぶことが可能です。子供を乗せるための安全ベルトも備えられているので、飛び出すなどの危険も防止できるそうですよ。

Creative Commons. Some Rights Reserved. Photo by cleverchimp

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「Bakfiets」は二輪車タイプや三輪車型など、形も大きさも多種多様。こちらの動画では、二輪車タイプの「Bakfiets」に二人の子供を前かごに乗せて試乗した様子が紹介されています。同乗している子供たちも、心地よい風を受けて気持ちよさそう!

子どもはもちろん、このように従来の自転車では運べなかった大きな荷物もバッチリお任せです。

Creative Commons. Some Rights Reserved. Photo by ubrayj02.

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また、この自転車はカスタマイズ性にも富んでいます。たとえば、子どもが乗る前かごに「風よけ」をつけるというこのオプション。寒い冬の保育園の送り迎えや通院・買い物にも、これなら万全ですね。

Creative Commons. Some Rights Reserved. Photo by ubrayj02.

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ちなみに、この「Bakfiets」は1台平均3000ドル(27万円~28万円)と、けして「安い買い物」ではありませんが、自動車を購入するのに比べればずっと割安。また、オランダの都市部では、駐車料金が高く、なかなか空きが見つからないという特有の駐車場事情もあり、自動車生活からBakfietsへシフトする家庭が多いそうです。

日本で「Bakfiets」を実際に導入するには、自転車専用レーンが設置されるなど、インフラの整備が不可欠ですが、この例のような環境に優しく安全な移動手段の選択肢が増えていくことは、持続可能な社会づくりにおいて大切なポイントのひとつでしょう。世界のユニークな自転車については、今後もどんどんご紹介したいと思いますので、ぜひお楽しみに!

荷台付三輪車「Bakfiets」の製造プロセスを見てみよう。

writer ライターリスト

松岡 由希子

松岡 由希子

松岡由希子(Yukiko Matsuoka)。大阪生まれ、奈良育ち。米国MBA(経営学修士号)取得。アントレプレナーシップ(起業家精神)を専攻。経営コンサルティング、ベンチャー企業の立ち上げなど、約10年にわたるビジネスでの実務経験を経て、物書きに転身。「持続可能な未来づくり」をコアなテーマに掲げ、グローバルな視点から、幅広いジャンルで執筆中。2008年10月から2014年3月までグリーンズライターを務める。 Twitterアカウント: @boochan

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