イケメンシェフ、ジェイミー・オリヴァーがTEDでアツい思いを語る! “未来の子供にヘルシーな食事を!”

Jamie Oliver, Profile on TED.com

Jamie Oliver, Profile on TED.com

今では80のおばあさんでも日常で使うようになった言葉、「イケメン」。そのイケメン(=カッコいい男)と言えばモデル、俳優、アーティストなどを思い浮かべるだろう。しかし、新日本語「イケメン」には、イケメン漁師、イケメン運ちゃん、イケメンラーメン屋など、その活用方法は様々……。今日紹介するのはイギリス出身で食の問題に命をかけるイケメンシェフ。『未来の子供にヘルシーな食事を食べさせたい!』と願うイケメンシェフのアツい思いを探ってみよう。

僕は医者じゃない。シェフだ。子供を救うのに高い機材なんていらない。使うのは知識と教育だ。

イギリス・エセックス出身の35歳の若手シェフ、ジェイミー・オリヴァーはアツく語る。日本ではケーブルテレビや書籍などを通して若い女性に大人気の彼だが、実はただカッコ良くて、料理がうまいだけではない。彼のシェフとしての人生には揺るぎない信念がある。現代の子供たちの食文化を再構築するとこ。


※左下の【View Subtitle】で日本語、英語やその他の字幕が選べる!

アメリカのカリフォルニア州ロングビーチにて今年の二月開かれたTED Conference。この世界中のエキサイティングなアイディアを伝えるカンファレンスでの、ジェイミーによる強烈なメッセージ。

スピーチ冒頭から、ジェイミーはやや怒り気味だ。その訳は、アメリカやヨーロッパ諸国で深刻な社会問題になっている、肥満児のあまりにも危機的な状況に対する彼の正義心からくるものだった。彼はイギリスからアメリカに拠点を移し、子供たちが直面する肥満の問題と毎日戦っているのだ。

彼のスピーチによると、アメリカでは約三分の二が肥満と言われており、アメリカ人の死因のトップランクに入る。そしてアメリカ社会では、特に第三世代といわれる子供が肥満に苦しんでいるという。その第三世代とは、家で誰も料理をせず、学校でも何も調理法を教えられない。そして食生活をスーパーマーケットなどの加工品に依存をしている世代のことである。

Jamie Oliver | http://www.jamieoliver.com

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全部スピーチを見ることができない人も、11分15秒過ぎの部分だけは見て欲しい。ジェイミーが行ったイギリスの学校の食育授業での一幕。「この野菜は?」と問うジェイミーに対し、首を傾げる子供たち。そして、なんと信じられない事に、トマトをポテト、ナスをナシと答える子供たち。これが、物質囲まれ豊かになり飽食のすすむ国のあまりにもショッキングな現状だ。

この食文化と子供の生活が断絶されている状況を打破する為に、彼は学校での食の授業を精力的に進める。もしも、学校を卒業するまでに十種類のレシピを学ぶ事が出来たのなら、彼らは自分で次の時代を生きる力を身につける事が出来るだろう、と彼は信じる。

そして、約20分のスピーチをこう締めくくった。

私の願いは、すべての人が助け合い、子供の食育を通して、家庭での豊かな食環境を築きあげ、そして肥満と戦う人を勇気づける事だ。

どうだろう。なんと力強いメッセージだ。彼は観客に訴える。「あなたの子供たちの寿命は、私たちより確実に短くなるんだ」そんな彼も三児の親。自分の子供たちが楽しく料理をして生活しているのがジェイミーの夢であり、我が子の将来が健康で豊かであるべきと思うのは、すべての親の願いであろう。将来の子供たちに豊かな食を!幸せな生活を!