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汚れをゴシゴシこすって絵にしちゃう、逆発想のらくがきアート「SCRUBBERS」

松岡 由希子 2010/04/07

Copyright (c) 2010 Neil Coppen, All rights reserved.

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コンクリートの壁やお店のシャッター・電車の車両など、けして好ましいことではないが、世界の至るところで見かける落書き…。では、こんな発想の転換はどうだろう?こちらでは、汚れた壁をキャンバスに、この汚れをキレイに落として絵にするという逆発想のらくがきアート「Reverse Graffiti」をご紹介しよう。

南アフリカ共和国のダーバンに現れたこの“壁画”。南アフリカの学生Martin Paceらのプロジェクト「SCRUBBERS」が制作した「Reverse Graffiti(逆らくがき)」の作品だ。

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「Reverse Graffiti」のパイオニアPaul CurtisからインスパイアされたMartinたちは、「Durban Vega Brand and Communications School」の創作プロジェクトとしてこれに取り組んだ。壁をブラシでゴシゴシこすって汚れを落とし、絵に仕立てていったという。

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こちらは、地元ウェストビルのフリーウェイの壁に描かれたもの。17メートルにもわたるこの作品では、ウェストビルの建築の変遷が表されている。

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また、彼らの作品は、ダーバンの木々など、自然をモチーフにしたものも多い。以下の作品では、「イワシの群れ」がダイナミックに表現されている。

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日本でも、景観と治安維持のため、「落書き消去キャンペーン」など、落書き対策が実施されているが、これらの活動に「Reverse Graffiti」がうまく採り入られると、キレイな街づくりに、クリエイティブな楽しさがプラスされるかもしれない。アートというと、何かをベースに「加える」ことで生み出されるもの、と思い込みがちだが、「Reverse Graffiti」は「引く」「取り除く」という、従来とまったく逆のアプローチから生まれたユニークなアートといえよう。

「Reverse Graffiti」の祖Paul Curtisの作品制作の様子をみてみよう。

松岡 由希子

松岡由希子(Yukiko Matsuoka)。大阪生まれ、奈良育ち。米国MBA(経営学修士号)取得。アントレプレナーシップ(起業家精神)を専攻。経営コンサルティング、ベンチャー企業の立ち上げなど、刹那的なビジネスの世界にどっぷり漬かること約10年。持続可能な未来づくりにたずさわりたいと、一念発起し、独立する。現在、グリーンビジネス、ソーシャルアントレプレナーシップなどのテーマを中心に「物書き」として活動中。

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