Continental Clothing

サステナブルコミュニティ

こんなNGOサイト見たことない!? カワイイ!から始まる国際援助、ガオ村チャンネル

石村 研二 2009/12/07

(C)プラン・ジャパン All Rights Reserved

(C)プラン・ジャパン All Rights Reserved

とりあえずこのサイトを見てください。とにかくカワイイんです。サイトデザインもそうですが、コンテンツのイラストエッセーもだし、写真や動画に登場する子供たちもかわいい。途上国の子供を支援しよう!というサイトはいろいろあるけれど、こういうデザインのサイトって今までなかったと思いませんか? そしてもちろん見た目だけでなく内容も優れているんです。ちょっと覗いてみましょう。

このサイトが支援するガオ村という村はプロジェクトを推進する“プラン”がベトナム中部の山岳地帯のある地域につけた名前で、実際にそういう名前の村があるわけではない。そのような名前がつけられたのは、この場所が特定されることでこの村の子どもたちが予想もしないトラブルに巻き込まれるのを避けるためだという。

そしてなぜこの地域なのかといえば、このベトナム中部の山岳地帯というのは、ベトナムで進む経済発展から取り残され、慢性的な貧困に悩まされているためだ。しかも、この地域に住む人々の多くは少数民族(あまり知られていないがベトナムには約50もの少数民族がいる)で、母語もベトナム語ではないという人たちが多い。土地も険しく、人々が散らばって住んでいるために生活に必要なインフラも行き届かないのだ。

そんな人々を支援するためにまず必要なのは地域的なまとまりである。このプロジェクトを推進する国際的なNGOであるプラン(とその日本支部のプラン・ジャパン)は、一定の地域をガオ村と名づけ、そこに学校を建設することで子供たちに教育の機会を与え、同時に地域的なまとまりを生み出そうと考えた。同じ学校で育った子供たちのあいだではつながりが生まれるし、学校という施設は大人たちも集まる場になりうるのだ。

と、難しい解説から入ってしまったが、このサイトに行ったらまずは「ガオ村紀行」というコーナーを見て欲しい。このコーナーはk.m.p.というふたり組がガオ村を訪れた体験を綴ったイラストエッセーとなっている。このふたりはガオ村のことをまったく知らずに現地にいったので、サイトを見ている私たちと同じ視点で村と子どもたちを見ていて、すごくわかりやすい。文章ではなく漫画っぽくなっているというのも入りやすい。

greenz/グリーンズ ガオ紀行
イラスト by k.m.p. (C) k.m.p. & プラン・ジャパン All Rights Reserved

それ以外でもガオ村の地図や子供たちの写真もたくさん!もちろんしっかりと真面目に解説した文章もある。見始めたら、端から端までくまなく見てしまいたくなるこのサイト、NGOのサイトとしてはかなり秀逸なんじゃないだろうか?

そして肝心の支援プログラムもセンスがいい。ただ漠然と支援するのではなく、ひとつのクラスをサポートするというシステムをとっていて、そのクラスの子供たちから年に1度お便りが送られてくるのだという。募金を通して現地の子供たちと“つながる”感覚、そこがすごく重要なのだと思う。

カワイイ!から始まって、楽しんで、知って、そしてつながり、支える。こんなNGOサイトがたくさんあるといい。

ガオ村を体験しよう!

石村 研二

石村研二(Kenji Ishimura)。東京生まれ。大学の法学部を卒業するも、法律に向いていないことに気づき、長いモラトリアム期間を過ごしながらひたすら映画を観る。 2000年にサイト「日々是映画」を立ち上げ、書くことを仕事にすべく駄文を積み重ねる。ウェブサイトのデザイン、情報処理試験の参考書の執筆、テニススクールの運営などをしつつ、ライター業でも奮闘中。暇なときはSFを読んで未来への希望を見出そうとし、世界は5次元だと信じている。

日々是映画-ヒビコレエイガ

http://www.cinema-today.net/

SERVICEs
  • はてなブックマーク
  • del.ici.ous
  • この記事について、気になることがあればこちら!
  • mixi
URL
KEYWORDs
 
blog comments powered by Disqus
 


 
  • greenz.jp
  • greenz.jp
  • greenz.jp